しゃおれんの旅日記

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食い倒れ城めぐり旅 その1 初・伊勢神宮

友人が名古屋に詳しくて、たびたび美味しいものの写真を見せてくれるので
いつか行きたい!と思っていたところ、他のメンバーも同じように思っていたらしく、
さらには、友人の友人の名古屋在住の方がレンタカーで案内してくれるというので遠慮なく乗せてもらうことに(笑)
 
名古屋は初めて、という仲間もいれば、私は名古屋は一昨年のウィメンズマラソン以来だけど名古屋市内は特に観光はいいかなーと思っていたが、
伊勢神宮に連れて行ってくれるとか、名古屋市内ではなく、せっかく車があるから犬山城まで行こうとか言ってくれるので本当にありがたく思いながらちゃっかり行く。
 
ご飯は地元の人がお薦めするだけあって、本当にはずれがなく、大・大・大満足なのであった。
 
まず、名古屋と言えばモーニングということで、朝食抜きで6時47分東京発ののぞみで名古屋に向かい、
モーニングに小倉カイザーを食べる。
 
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カイザーパンが美味しく、薄っすらバターの塩気と粒あん、甘すぎない生クリームが絶妙。深入りの珈琲はお替りは1杯までは追加料金無しということで、2杯いただきながら完食。
名古屋のモーニングは小倉トーストのイメージだったけど、カイザーパンというのも面白い。
 
さて、それから車で伊勢まで向かう。
伊勢神宮に行く前に、絶対にお薦めといううなぎ屋さんでお昼。
当初、メンバーの一人が前日の仕事の都合で当日途中から合流になるかもー、
なんならうなぎ屋さんで合流したいと言っていたのだけど、
「あの店は車で行かないと、自力でなんて絶対に来れないから、必ず、名古屋にくること!」と力説された店。
 
 
確かに、すごい場所にありました。
大きい車だと入れないような細く急なカーブを下りていくと、
目の前には気持ちのよい川が流れ、その景色を見ながら古民家で食べる鰻。
 
 
 
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うな丼、うな重、かば焼きセットなどがありますが、うな重の上と特上は量の差というので上にしました。
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ふっくらとして、パリッと焼き目がついていて、ご飯にタレがしみこんでいて、本当に美味しい。これで2250円なんて♪あまり裕福ではない家育ちなので、うなぎなんてほぼほぼ食べることが無かったけど、大人になって美味しいモノを自分のおカネで食べられるようになってしあわせだー。
みんなで楽しくおしゃべりしながらうまうま食す。
 
さて、次はいよいよ伊勢神宮
時間が無くて、外宮は行けないということで、内宮だけ。少し残念だけど案内してもらう身では贅沢は言えない。
私以外はみな伊勢神宮に来たことあるというし。
五十鈴川沿いは桜が最後の華やかさ。
 
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宇治橋を渡ってからの素敵なフォトスポット。
宇治橋も20年ごとに架け替えをするということですが、昭和24年の時には戦後の財政難などで宇治橋だけ立替をしたそうです。しかし、そのことで正宮の式年遷宮のための寄付などが全国から寄せられて28年には正宮も遷宮が行われたとのことです。
(これは先日の「ぶらぶら美術博物館」で聞いた話)
 
徴古館には、その時の一流の芸術家たちが遷宮の費用に充てようと作品を献納したということで素晴らしい作品があります。(実際には売却せずに済んだということですが)横山大観東山魁夷川合玉堂・・・もうなんかすごいメンバーです。国史絵画(今上陛下のお誕生の時に、日本の歴史の名場面を画家たちが描いたもの)とこの献納作品は次回の宿題です。あ、外宮も行かないと!
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正宮にお参り。まずは感謝してからお願い。昔は伊勢神宮には天皇陛下しか祈願してはいけなかったそうです。でも、この間の番組では権禰宜さんが「今は別に平気ですよ」とおっしゃってました。日本の神様の寛容さがとてもありがたいです。
 
正宮だけでなく、荒祭宮風日祈宮などの別宮も参拝。
月読宮は少し離れていたので行けなかったのも少し心残り。でも、また来ると思います。
 
帰りに宇治橋を渡る時に、最後から二番目の擬宝珠は少しツルピカ。
なんでも、饗土橋姫神社のお札「萬度麻」がおさめられていて、
宇治橋の安全と渡られる方のお祓いになるということです。
私たちもしっかり触る。私たちが熱心に触りまくっているので、通りがかりのおばさまに「これは何?何のご利益?」と聞かれて、一緒に触る。
 
友人が最後の擬宝珠に触るとまた伊勢神宮に来れると言っていたのでまたまた触ったけど、帰宅後ネットで見てもその説にはヒットせず。
ただ、この擬宝珠の下の3枚目の板を踏むと金運がアップするということを後から知る。
でも、踏みしめてきたから大丈夫!
 
 
伊勢参りということで、日本の神様についてもう一度復習しながら臨んだ今回の旅行。
特に私は日本古代史が好きなので、色々読んでいても楽しかったなー。
 
友人たちに「御朱印ガール」もいて、御朱印をもらう列に並ぶ彼女を待つ間、
珍しくお守りを自分のためだけでなく家族の分も購入。
 
その後、おかげ横丁なども通るけど、お昼のうな重がまだ残っているし、
夜は旅館のごちそうが待ってるしということで、買い食いはしない。
私たちも大人になったなー。
師匠にお酒を買ってあげようと思ったけど、よくわからないのでメンバーの日本酒通の彼女が買うモノを真似して購入。「伊勢神宮御料酒」とあるのでありがたい感じ。
 
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さて、本日の宿は私たちにしては初の温泉旅館。
友人の友人が運転してくれる間、爆睡してた私たち。
友人たちがいい雰囲気だったので、邪魔しちゃ悪いかなーと思ったのも要因の一つ。
 
友人が若旦那とお知り合いということで、お食事も個室。
他にもいろいろ過剰サービスしていただいたので旅館の名前は秘密。
 
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先付もどれもどれも美しく美味しい。

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鴨のすき焼きとお作り。鴨の臭みが全く無く、みんなも「これ鴨?」というほど。
あかざ海老が甘くておいしかったー。

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金目鯛の煮つけ。この後にご飯と赤だしとデザートが出るのだけど、もうお腹いっぱいでご飯はパス。
(だけど、一人分だけ頼んでご飯をわけあって、この煮つけの汁をかけて食べたのであった。
ふっくらとした身も好きだけど、この甘い汁も好きなのです。汁のしみたご飯も美味しかった!)
 
 
「ご飯のしたくもしないで、部屋に帰れば布団が敷いてあって、温泉が気持ちよくって。
母親がよく温泉に行く理由が分かった」とメンバーがいう。
「これが楽しいって、私たちもそういう年代になったのねー」と。
今まで、一日中観光して、夜ご飯の後もさらに飲み歩いたり、
ホテルは寝るだけーなんて感じだった私たちの旅行。ほんと、こういうのもいいかもー。
 
美味しくて、お酒も進み(私以外のメンバーはみな飲める人)、おしゃべりもとても盛り上がり、
仲居さんに「そろそろ・・・」と声をかけられるほどでした。気が付くと3時間ちかく居座っていたので迷惑だったかも・・・美人の若女将が挨拶に来てくださって、恐縮です。
「あんなに美人で、接客して、経営者で・・・あー、絶対無理ー」とみんなで言っていたけど、
そもそも私を若女将に、という声は生涯一度も聞いたことなかったっけ。
 
今までだったら、部屋に帰ってもまた飲んだりしたかもしれないけど、
美味しい食事でお腹いっぱいで、もうその日はそのまま就寝。年とったなー。