しゃおれんの旅日記

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エジプト旅行から帰ってきました その2 ホルス神のお土産がほしい

新年度でなにやら忙しくすっかりご無沙汰しております。
エジプト旅行記も情熱が冷めてしまったため(笑)、
今回の旅行で私と師匠(夫さん)がすっかりハマったホルス神について書きたいと思います。
神様というよりお土産についてだけど。
 
 
エジプトにはたくさんの神様がいて動物の姿をとることもあります。
色々な神殿で出会う多くの神様の中で気になったのが、ハヤブサの姿のホルス神。
天空の神様です。
神話では、オシリス神とイシス神の息子とされ、
古代エジプトでは王はホルス神の化身と考えられていました。
 
詳しくは分からないけどゲームなんかにも登場しているらしいのは
ビジュアルと性格に人気があるのかしら。
 
上下エジプトの冠をかぶったホルス神 In カルナック神殿 
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エドフのホルス神殿にいるホルス神もまんまハヤブサ
鳥だから目がキョトンとしていて生真面目な顔していてとっても可愛らしい。
このようにどの神殿に行っても必ずお会いすることができるお姿。
 
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このホルス神が気になって、お土産にほしいというわが師匠(ダンナ)。
信仰しているわけでもないのになぜ?
そういえば、ガネーシャ(インドの神様。象の頭をしている)の置物もある。
でも観光地のお土産は、ネフェルティティやツタンカーメンアヌビス神(犬の頭の神様)やスフィンクスでホルス神はいない。
現地ガイドさんの話ではホルス神は今も人気があって、目は聖眼として護符にされているというのに。
ちなみに、猫の頭のバステト神は女性の守り神とかで人気があるそうです。
 
 
カイロに戻ったら、考古学博物館に行くからミュージアムショップで買えるんじゃないかとか思ったけど、
結論を先に言うと考古学博物館のミュージアムショップにはほぼ何もありません。
ツタンカーメンのマスクの飾がついたボールペンと少しの本くらいで、
何かエジプトグッズが欲しかったら市場で土産物を探す方がよいです。
 
それでも色々探してハーン・ハリーリ市場で見つけたのがこちら。
 
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石を彫り出して作ったのではなくてどうも砂利を固めてるようなのだけど、ホルス神殿そっくり(笑)
足下に置いてあるのは1エジプトポンド硬貨。
始めに言われた値段が32$(アメリカドルで、ですよ?!)これに3,500円も出せるかーと思った私はしつこく値切る値切る。
師匠には自分のお小遣いで買うように言ったけど、それでもねぇ。
(ちなみに、ガイドさんが言っていましたが、観光客にはぼったくり値段を吹っかけてくるのですが、
「チャイニーズ?ジャパニーズ?」と聞かれたら「チャイニーズ」と答えないと日本人値段は高いらしいですよ。(笑))
 
18$で手を打とうとする師匠を制し「話になんない、出よう」と日本語で言って、
店を出ようとして電卓を叩かせ、日本から持参したボールペンも差し出し、とうとう10$にしましたー^^V
うーん、もっと値切りたかったけど、師匠が私の剣幕にひいていたからためらってしまった。
でも、本当の値段はいくらだったんだろう?日本人じゃなければいくらになった?
 
 
ハヤブサの姿ではなく、頭だけハヤブサのバージョンもあります。こちらもカルナック神殿
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王が貢物を捧げているのは、手にもった命の鍵(長生きできる)が欲しいから。
 
 
太陽と月の両目を持つらしいこのお姿。 In コムオンボ神殿
頭に太陽円盤を載せた姿もあるけど、そちらは太陽神と習合したラー・ホルアクティというらしいです。
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最終日、ルメリディアンホテルのお土産屋さんで見つけた置物。
ラー・ホルアクテイとバステト神。
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正面から見た姿。足下の砂はサハラ砂漠の砂。1エジプトポンドにはファラオの顔が。
後ろに置いたのは1エジプトポンド紙幣(アブシンベル大神殿の絵が描かれています)
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手に持つとずっしり重くて、意外と丁寧な作り。
でも、これを80$って吹っかけてきたのよー、もうびっくり。
一目ぼれしてる師匠は買う気を見せてるけど信じらんなーい。
またしても、欲しい旦那と全力で怒るコワイ妻の役割で値切りまくり35$に。
元の値段が分からないわー、ほんと。
 
こういう交渉が楽しいとガイドブックは書くけど、
やっぱり定価がちゃんとあるスーパーであれこれ買って味わうほうが主婦としては楽しいわ。
 
ホルス神の眼が護符になるなら、ホルス神の置物もきっとお守りとなることでしょう。