しゃおれんの旅日記

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正しいお作法(?)でお伊勢参り②豊受大神宮(外宮)

名古屋ウィメンズマラソンの一般の部が中止になったけど、旅行気分が盛り上がっていたので伊勢神宮にお参りしてきました。

どうせならと正しいお作法(?)でお参りすることにしました。

 今回のお参り順(正しいお参り方法・ネット調べ)

二見浦で禊(二見興玉神社で無垢塩草をいただきそれを身に着けることで祓いに替えます)

豊受大神宮(外宮)「外宮先祭」という言葉があるように外宮→内宮とお参りするのが正しい作法です。

皇大神宮(内宮)

→朝熊岳金剛證寺 →(翌日)多賀大社

(最後2つは、「伊勢音頭」に「お伊勢参らば」の後に続くものなので「片参り」にならないように、今回お参りするようにしたものです)

 

豊受大神宮(外宮)

二見興玉神社のお参り後、参宮線伊勢市駅に降り立ち外宮へお参りします。

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きれいな伊勢市駅

外宮は伊勢市駅から徒歩5分、お店が並ぶ参道をゆっくり歩いているのも楽しいのですが、タイトなスケジュールのためここでお店には入りません。

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参道にはこのようなお花がたくさん飾ってあって可愛かったです

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雄略天皇22年は西暦478年ですが・・・

豊受大神宮は、ご祭神が豊受大神天照大神のお食事を司る神をおまつりしています。

内宮創建から500年後に迎えられ、衣食住をはじめあらゆる産業の守り神とされています。(パンフレットより)

雄略天皇22年というのは、日本書紀には外宮を創建した話は記載されていません。

載っているのは皇太子を立てた話と瑞江浦嶋子(浦島太郎)の話。

そもそも雄略天皇の記事を読むと暴虐な君主でちょっとヒキます。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

私は史学科・日本古代史専攻なので日本書紀を読んで知識として皇室の歴史を知っています。国造り神話は天平時代に作られたものだということも。

こういうことを家で言うと師匠(夫さん)が「神様、許してあげてください、この人は悪気があって言ってるんじゃないんです。ただ知っていることを口に出しちゃうだけなんです」と言ってくれます。

 

知識では「神武天皇が即位した紀元前660年って縄文時代」と知っていても、心では「天照大神伊勢神宮にお参りしよう」と思います。

豊かな自然や四季の中に八百万の神様が宿ると考えるのは自然な感情だと思うので。
古代史を勉強することと、神様に感謝し自然災害や疫病から守ってほしいと思うのは私の中では矛盾してないです。

 

脱線しました。

 

外宮はなかなか賑わっていました。

深い森の中でいい気がたくさん満ち溢れているようです。

宮の説明はいただいた地図の説明と伊勢神宮のサイトから引用しています。

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正宮

鳥居から中は撮影禁止なのでお参り後外から撮影。

正殿を中心とする社殿は内宮とほぼ同じですが、屋根の上の鰹木は9本(内宮は10本)、屋根の端のバッテン型の千木は下宮は外削(内宮は内削)、社殿の配置も違うとのこと。配置は確認できませんが、千木・鰹木は分かりやすいのでぜひ比べてみてください。

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多賀宮に続く石段

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多賀宮

豊受大神の荒御魂をお祀りする別宮です。ここでも個人的なお祈りはせずに

「新型コロナ終息、日本経済復活、世界平和」をお祈りします。

 

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風の宮

風の神様をおまつりしています。元寇のときに神風を吹かせて日本を守ってくれた神様です。新型コロナもどうか吹き飛ばして下さい!

 

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土の宮

大土乃御祖神(おおつちのおおみかみ)を祀る別宮です。山田原(伊勢神宮のある土地)の鎮守の神様としてお祀りされていて、外宮創建後は宮域の地主の神としておまつりされています。

 

せんぐう館も、この後行きたかった神宮農業館も神宮徴古館も神宮美術館も新型コロナのために休館。

なので、外宮のあとはまっすぐ内宮に向かいます。

外宮から内宮へ

外宮を出て横断歩道を渡ったところにバス停があり、内宮までバスで行けます。

三重交通バス「51系統 徴古館前経由」
三重交通バス「55系統 庁舎前経由」
CANバス「二見鳥羽方面行き」
神都バス・電気バス

の5種類があり、10分から15分くらいに来ます。

440円2020年3月現在。ICカード使えます。

だいたい20分ほどで内宮に着きますが、渋滞することもあるので時間は余裕をみたほうがいいと思います。

 

歩いても行けます(50分ほどかかるようです)し、伊勢市駅にはレンタサイクルもありますよ。