またしても緊急事態宣言が発令されました。
先月末に秩父に行けて良かったです。一日も早く収束してまた旅行ができますように。
こちらはとても強いパワーを持っているそうで、「かなえたいという強い意思を持った人」を応援してくれるそうで、迷ったり悩んだりしている方は秩父神社などの穏やかな神社がいいとも聞きます。
三峰神社は、以前は毎月一日に授与される「白い気守り」が大人気で大混雑するほどでしたが、現在は中止しています。
アクセス
車が便利ですが、公共交通機関もあります。西武秩父駅前から西武バスで1時間15分。一日6~7便出ています。
一部道の狭い場所もあるので、車で行かれる方は気を付けてくださいね。
私たちがお参りした日は霧時々雨。とても幻想的でした。
前日の長瀞観光が暑いくらいの晴天だったのでとても対照的、肌寒いくらいでした。
というのも、三峰神社は標高1100mの山中にあるのです。
三峰神社のバス停で降りて、お土産屋さん兼食堂が並ぶ参道を進むと三つ鳥居が見えてきます。
三つ鳥居
三峰神社は、日本武尊が東国平定の際に伊弉諾尊・伊弉冉尊の国づくりを偲んで創建されました。ご祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊です。三峰の名前の由来は白岩山、妙法ケ岳、雲取山から来ています。
三峰神社では、ご眷属(神様のお使い)として狼を信仰しています。日本武尊の道案内をしたとも言われています。長瀞の宝登山神社では山犬が日本武尊を山火事から守ったとされていましたが、秩父の山には山犬や狼が多かったのかもしれません。
ちなみに狼は害獣除け、災難除けのご利益があります。
日本書紀の欽明天皇紀にも「おおかみを畏き神」と記しています。おおかみ=大神ということで古代には信仰されていました。
前置きが長くなりました。
境内を進むと分かれ道。
左に下って行くと随身門、まっすぐは日本武尊像、右手は奥宮遥拝所となります。
本殿に向かうのに下って行くというのがちょっと不安ですが下ってください。
江戸時代は神仏混交で仁王門でしたが、明治時代に神仏分離令により仁王像が撤去され、随身門となりました。
この門をさらに進むと、石段が現れその上に青銅鳥居が見えます。
本殿
拝殿・本殿ともに漆塗りで豪華な極彩色の彫刻です。拝殿の前、両側になパワーを感じる御神木があり(しめ縄がかかっていました)、御神木の拝所もありました。
龍神様
拝殿のところに「龍」と分かるようになっています。こちらの龍は以前は水をかけると浮かび上がってきましたが、平成24年の辰年から常に見えるようになったそうです。こちらの龍神様を待ち受けにするといいとか。
伊弉諾尊・伊弉冉尊は考えてみれば天照大神のご両親、伊勢神宮も三峰神社と縁が深いですね。
日本武尊
古代に登山道もない風光明媚なこの峯に登るかしらとかはあえて考えまい。
奥宮まではしっかり1時間ほど登山する覚悟が必要ということで、たいていの人はここから奥宮を拝んでいました。雲海が見られるとのことですが、この日は霧で奥宮のあるという妙法が岳も見えませんでした。
所要時間
私たちは御朱印をもらわず、ただお参りだけなので、乗ってきたバス(8:30西武秩父駅前発9:45三峰神社着)から駆け足でまわれば、すぐのバス(10:30三峰神社発11:45西武秩父駅前着)も可能かもしれません。
が、これは本当にもったいない。境内が広いので本当に走って行かないと間に合いません。ただどうしてもお参りしてお守りだけ欲しい人向け。
コロナ禍でなければ渋滞するそうなので、三峰神社の参拝にはゆったりしたスケジュールが大事だと思います。
私たちは11:30のバスで西武秩父駅まで戻りました。時間が余ったのと寒かったこともあり、食堂で暖かいおそばをいただきました。
西武秩父駅前祭りの湯
西武秩父駅前に「祭りの湯」という健康ランドがありました。中には入っていませんが、広いお土産屋とフードコートがありとても便利です。
西武線の特急券を買い、時間があったので夫さんは秩父の地酒飲み比べ510円をしていました。
車で行けば、秩父三社巡りも日帰りも可能かもしれませんが、あえて一泊して長瀞、秩父観光を楽しみました。我が家の旅行先はほぼ私が決めるのですが(自分の好みだけでなくちゃんと夫さんの好みも考える)、今回も非常に好評でした。
ちょうどブラタモリで長瀞、秩父の再放送が最近あって、石(地学)好きの夫さんは嬉しく復習していました。
それにしても、ワクチンが普及したら旅行が解禁になるかしら。早く自由に旅行したいーーー。