しゃおれんの旅日記

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食い倒れ城めぐり旅 その2 美味しいモノと城と

さて、二日目。友人の友人さんが迎えに来てくれて(本当に甘えきってしまった二日間であった)観光開始。

メンバーの一人が、岡崎に「九平次」が定価で買えるお店がある!というので連れて行ってもらう。
私は「九平次」なるお酒も知らないが、そのお店にあるお酒の種類の豊富さとそのお値段を見てみんながざわざわしているので、すごいお店なんだと思う。


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見ると、黒龍(先日福井に登山に行った時に師匠が気に入ったお酒)が一日一人一本の限定で売っている。
家に電話しているか聞いてみる。「うーん、買わなくていいよー」というので買わず(笑)
友達は「重いから遠慮してるんだよー、買ってあげなよー」といったけど、どれがいいのか分からないから言葉通り受け取る。
九平次は、日本酒通の友人に聞いて買ってみた。


その次は、そばにあった八丁味噌のカクキューさんの工場見学へ。
工場見学を希望する人は10時ちょうどの回に参加できまーすと言われ、みんなでぞろぞろと付いていく。
団体さんが多く、ガイドさんが話が面白くて笑いながらの見学となりました。

カクキュー  http://www.kakukyu.jp/

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岡崎城から八丁の距離にあるここで作られたものしか八丁味噌と言わないそうです。カクキューさんとまるやさんという二軒のお店で作られている特産品だとか。(全部ガイドさんの受け売り)

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趣ある看板。宮内省御用達とあり、この絵は、工場のそばにある矢作橋蜂須賀小六と日吉丸(若い時の秀吉)が出会ったときのものだそう。実際、矢作橋にはであいの像というこのシーンを表したものもあり、歴ヲタとしては興味津々。(しかし、帰宅後調べたら、この矢作橋が架けられたのは1601年ですでに秀吉が死んでいた後でした。ま、これもご愛敬~。)


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味噌蔵の見学。濃いお味噌の匂いで満ちている。でも、いい感じ。これまで、白州や山崎などウィスキーの工場見学に師匠のお供で行ったけど、酔いそうでいつもフラフラしていたから。

見学の最後に、八丁味噌と赤だしのお汁と、こんにゃく田楽の試食をしたら美味しい!
八丁味噌って、自分で使ったことないからどうしようと思ったけど、友人が回鍋肉を作る時は甜面醤ではなくて八丁味噌で作る方が美味しいというので心動く。(実は回鍋肉はレトルトのルーで作って油ぽくて甘くて好きではなく、家ではほとんど作ったことがないのであった。師匠は好きなので、王将で食べたりしているらしい)
珍しく八丁味噌をお買い上げ。日本酒と味噌を買ったので重くてこの後一気に購買欲が喪失。


岡崎では、岡崎城をちらりと見る。
家康が特別好きなわけではないし、現存天守でもないけど、見られると嬉しいかも。
車で移動中で写真撮れなかったのが残念。


さて、今回行きたかったのは桶狭間古戦場(公園)と清州城と犬山城
メンバーは全く歴史に興味がないので、一人行動しようと思っていたけど、
友人の友人さんが犬山城を中心に美味しいモノを紹介したいとコースを組んでくれたので、
メンバーもついてきてくれました。
ただし、岡崎のあと、桶狭間に行くのは動線も悪いらしくはたまた時間もないことから清州城に直行。

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川沿いに桜も残り、駐車場も満車。なんとか出る車の後にすべりこむことができました。晴天に映えますねー。
このお城は、正面に赤い橋があり、そこから見ると「千と千尋の神隠し」のお風呂屋さんのモデルにもなったと言われるのに納得なのですが、車を停めたのが裏側だったので、橋は渡らず検証していません。

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この赤い橋の向こうからみた正面が「油屋」に似ているという噂あり。

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入り口で森可成と記念撮影。たしかに鶴丸紋の兜でした。姿勢よく立つ私をメンバーが笑う。
復元天守なので、中は普通に展示室。信長の略歴や大河ドラマの衣装の展示などがあったり、スポーツ新聞風に歴史事件を記事にしてあって面白かったです。清須会議三谷幸喜の映画にもなっていて面白かったなー。

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顔出しパネルで記念撮影。付き合ってくれてありがとう。
私は丹羽長秀にしました!しかし、私以外はみな困った顔をしていた・・・

一人ほくほく見学をした後で、お昼。紹介してくれたお店はおしゃれなカフェというかケーキ屋さん。

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ショコラティエも併設。とにかくなんかもうお洒落。
おすすめは「焼きモンブラン」ということです。次回は絶対買う。

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ランチに私が選んだのはクロワッサンサンドとキッシュとスープ、サラダ、デザート盛り合わせと珈琲付きで1350円。クロワッサンが美味しくてビックリ。スープも冷製かと思ったら暖かくて沁みる感じ。
東京でこんなにお洒落なお店だったらこのお値段じゃすまないはず。
友人たちはガレットを頼んでた。(ただし、ガレットはすごく時間がかかるので大人数で急ぐときは不向きです)
待ち時間にケーキを見て、デザート盛り合わせでなくケーキにするか真剣に悩んだり。
名古屋駅高島屋の地下にもお店はあるそうで、帰りに買おうということで落ち着くも、私は夜時間がなくて買えなかった・・・やはり食べたい時に買うべきかも。


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お次はメインの犬山城。とその前に車からちらっと見えた小牧城。慌てて写真を撮る。

この頃、車内はユーミンが掛かっていて、「ユーミンの歌にまつわる思い出話」で盛り上がる。
初期のユーミンもいいけど、これもねー。なんて言いながら。
「Hello,my friend」が流れて「割と最近だよねー」なんて言ったら1994年の歌でした(笑)
20年以上前を最近と思うあたり、光陰矢の如しだわ。


犬山城についたはいいけど、さすが日曜の午後、駐車場がどこもいっぱい。
第二駐車場前の細い一通の道を30分近くノロノロ進んでやっと駐車。
そこからお城へ戻り、天守閣に登るのに20分待ち。
これまで、どこも待つことがなかったのでさすが国宝は違うと妙に感心。


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現存12天守の一つ、犬山城に来ました!
望楼型のこぶりな天守です。中の階段が急で激混みなので少し怖いです。

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最上階の廻り縁が狭いうえに手すりが低くて歩くのが怖い。下を見ると足がすくむ。
ぐるりと一周したけど、遠くを見ながらで、下は見られません。
遠く岐阜城も見ることができます。
木曽川のほとりに建っているので、その姿から白帝城とも呼ばれているそうです。

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平成16年まで個人所有のお城でした。よくぞ守ってくださいました、成瀬さん。と感謝感謝です。
正面は唐破風、横には入母屋破風があり、上品なお姿。
でもでも、唯一好みではないのが石垣・・・現存天守の中でも最古の部類なので野面積みなのは仕方ない。

中に12天守の写真があり、友人たちに「この中で一番好きなのは?」と聞かれる。
多分、みんなは姫路城とか松本城という答えを期待していたと思うけど、
石垣好きの私は「丸亀城」です!

これで、残すは弘前城高知城で現存12天守はコンプリート。
待っててねーと心の中で思う。

お城の見学の後は城下のお店をぶらぶら。本当は犬山城駅まで続く雰囲気のいい商店街を歩く。
朝から、お城めぐりで大満足の私はすでにいつもの物欲無しモードに。
お土産屋も特に目に映らないけど、なかなかにぎわっていました。


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振り返ると天守も見える。
ぶらぶら歩いていたら後ろでメンバーが何か話してる。
「いつもテンション変わらないのに、今回は妙にはじけてて、お土産も買うし、珍しい」
私のことを言ってるみたい(笑)
というか、このメンバーで旅行してもみんなはエステなのに、一人だけ世界遺産に行く、とかしていて、
はじけっぷりを知らないもんねぇ、君たち。
それにしても、今回は本当に付き合ってくれてみんなありがとうーー!

ここで、一人が犬山駅から先に帰る。
かと思うと、一人は急遽次の日に休みが取れたからと
名古屋に延泊を当日決め、ネットでホテルをさくっと予約したりして。
日曜夜に帰ることにしていた私ともう一人も夕食をとってから新幹線の席を取ろうという自由さ。
いいなー、こういうの。大人だからそれぞれ都合があるもんね。

夕食は、薬膳系ラーメンのお店 

スープがあっさり、でも色々溶け込んでいるような味わい深いお味。
メンマたっぷりの竹ラーメンがいいと友人がいうのでみなそれに倣う。
途中で高麗人参酢やにんにくラー油などを足して味が変わるのも楽しみつつまたしても完食。


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私は太麺にしました。(太麺が好きなので)チャーシューもおいしかったです。

陣屋さんの近くにある「清水珈琲」さんで食後の珈琲を楽しんで、友人たちはお買い上げ。
我が家では、珈琲にそれほど強いこだわりないので今回は見送り。


近くの大曾根駅で帰りののぞみの指定席を予約し、名古屋へ。
ホームに赤福があったけど、大箱しかなくて二人暮らしの我が家は今回は見送り。
実家暮らしの友人は発車まであと3分というところでお買い上げ。
のぞみに乗ったら、すぐに眠気が・・・
東京駅についてもまだこれからもうひと踏ん張り。家には11時くらいに着きました。
充実した二日間に大満足なのでした。
企画してくれた友人とドライバーと案内を買って出てくれた友人の友人さん、本当にありがとうございました。

今回は名古屋が中心だったので、なにかと家康や信長ゆかりになってしまったけど、
私の好きな武将は上杉謙信です。