しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

板東巡礼⑬27番飯沼観音と28番滑河観音

天気がいいので、二日連続で日帰り巡礼旅。

この日は銚子です。同じ千葉県内でも、銚子は電車で行くと遠い。

前に、夫さんに車で連れてきてもらったことがあります。佐原や香取神宮鹿島神宮などと合わせて一日がかりでした。車でも遠いですね。

 

イルカに会えるそうですよ

銚子駅でレンタサイクルを借りて(電動自転車2時間500円)、10分くらいで着きます。

自転車でなければ、銚子電鉄に乗って2つめの観音駅で降りて徒歩8分くらい。

飯沼観音(銚子観音

立派な仁王門

納経所はここから5分ほどの大師堂にありますが、まずは参拝。

広い境内に大きな本堂

奈良時代に海中から出現したとされるご本尊の十一面観音は秘仏

御前立の仏像にお参りします。

納経印

本堂の天井には西国・坂東・秩父の百観音が描かれています。

無料で見られます

五重塔と大仏さま

五重塔には薬師如来が鎮座していたので、病気平癒を祈る。

いくら真剣に祈っても治らない時は治らないと知っているけど、それでも祈る。

本堂の前に鎮座する大仏さま

膝や背中に機銃掃射の跡があります(太平洋戦争のときのもの)

銚港神社

境内に神社があり、旧称を瀧蔵権現といい、銚子の産土様として信仰を集めていました。

そちらの手水所の彫刻がすごかったので写真を撮りました。

龍玉を持つ龍

この後は、大師堂(飯沼山 円福寺)へ。もとは一つのお寺でしたが、今は間に道路が通って分かれています。

飯沼山円福寺

この日に巡礼に来たのは、実はこの日は「尊い巻物」と「涅槃絵(刺繍)」の公開があったため。

寺宝展「尊い巻物」

大般若波羅密多経などのお経、本阿弥光悦古今和歌集抜き書き、十二月風俗絵巻などの絵巻物など色々ありました。

11時と13時には慶応大の教授による解説もありました(私は参加せず)

絵巻物は風俗画なので見ていて楽しいです。

釈迦涅槃図

縦3.5m、横2.65mという大きな刺繍の掛け軸。

毎年、お釈迦様が入滅した2月15日の涅槃会で使用され、あわせて公開されます。

刺繍?と目を疑うほどの精密な絵のような掛け軸でした。

 

銚子電鉄観音駅

運よく銚子電鉄を見ることができました。

駅もかわいい。

 

本当は銚子まで来たら、犬吠埼灯台に行くとか、おいしい海産物とか食べればいいのだけど、夫さんを思い出しそうで、結局そのまま帰りました。

銚子電鉄ぬれせんとサバカレー

おみやげに、ぬれせんとサバカレー。

サバカレーは昔のドラマ(玉置浩二出演。「コーチ」1996年)に出てきました。

観光案内所の職員さんに「よく知ってますね」と言われたけど、マスクしているから分からなかったのかもしれないけど、多分職員さんと同年代。知ってますよー。

友人にさいたまの苺をお土産にもらったので、そのお礼に。
海有り県の千葉なのに、ぬれせんでいいのか?はさておき。

 

28番滑河龍王院(滑河観音

成田線は昼間は一時間に一本程度。

12:08銚子発の成田線に乗り、13:10滑河着。

次の14:08発の成田線で成田まで行きたい。

滑河観音は駅から徒歩20分弱ですが、混んでいないので1時間あれば間に合います。

茅葺きの仁王門

仁王門にかかるしめ縄は、毎年檀家のみなさまが集まって作っているそうです。

銅造宝篋印塔

本堂

銅板葺。参詣する人々が、観音様の慈悲に間近に触れられるように、正面三間の入口には扉が無く、外陣には建具もない。

外陣には立派な彫刻

納経印

ご本尊は十一面観音菩薩です。

 

釘付けされた絵馬

こちらの二頭の馬は、もとは白と青に塗られ、左甚五郎の作と言われています。

昔は、本堂の正面入り口そばに飾られた立体絵馬でしたが、毎晩ここから馬が抜け出して近所を荒らしたので、住職によって釘付けにされてしまったそうです。

東日本大震災後は、高いところから地蔵堂に移されました)

 

境内を歩いていると、成田空港が近いためか、頻繁に飛行機が通ります。

けっこう低い位置なので迫力あります。

滑河駅の反対側にある天満宮

ホームから見える神社の御神体が、どうにも古墳に見える。

帰宅後調べたら、猿山天神塚古墳という名前でした。
詳細は不明ですが、横芝のほうには埴輪街道があるし、渡来人系の古墳なのかもしれません。

 

この週は珍しく、パシフィコ横浜でのライブ2連戦から、連日出かける用事があって、遊びの用事だけでなく面倒なこともあったので、それなりに疲れました。

前は朝ラン10kmしてからフルタイムで働いて、夜に女子会なんて平気だったのに。体力がすごく落ちた感じがしました。

まだまだ巡礼も残っているし、でかけたいところもあるし、ちゃんとしよう。