午前中に鎌倉の4つのお寺を周り、小田原へ移動します。
5番勝福寺(飯泉観音)
小田原駅から新松田駅行のバスがあるのですが、本数がとても少ないです。
時刻表を調べて行かないと待ちぼうけになります。
なので、私は小田原駅からではなく、隣の鴨宮駅から25分くらいかけて歩いていきました。
帰りはちょうど小田原駅行のバスがあったので助かりました。
立派な仁王門をくぐり広い境内を進みます。
こちらの金剛力士像は、父の仇討ち成功を祈った曾我兄弟に怪力を授けたという伝説あり。
少年時代に、こちらのお寺で観音信仰に目覚めたそうです。
この姿の二宮金次郎は初めてです。
徳川家康がこちらの井戸の水を飲んで「ああいい泉だ」と称賛したので「飯泉」の地名になったとか。
伝承がたくさんありました。
宗派: 真言宗
ご本尊:十一面観音菩薩
開基: 弓削道鏡法師
創立: 天平神護元年(765年)
納経印を頂いたときにバスの時間をきいたら「ちょうど5分後に来る」というので、あわててバス停に走りました。
青銅の手水鉢や身代わり観音像などを見逃しました。
帰ってから見たら土俵もあったようです。(小田原城下では相撲が禁じられていたので、こちらで行ったため。現在もちびっこ相撲大会が開かれるそうです)
小田原行のバス停は、仁王門の前から大裏門の方へ移動していたので急ぎました。
おまけにこの大裏門のそばは鳥が多くて、鳴き声と臭いがすごかったです。
バスを待つ間もなるべく門から離れていました。
2023年7月からのバスの時刻表です。これを逃すとほぼ1時間後だったので焦ります。
小田原城は去年見学したから今回は行きませんでした。
小田原も観光地だなーと思いながら通過。
7番光明寺(金目観音)
小田原から小田急線で秦野駅下車。平塚駅北口行バスに乗り「金目駅」バス停で降ります。
このバスは本数が多く、約20分ほどでバス停に着きます。
バス停からは2分もかからないです。
と、ここでスマホの充電が20%を切っていることに気づく。
しかも、モバイルバッテリーも忘れていることも。
私はモバイルスイカなので、バスに乗っている途中で充電切れたらどうしようと心配になりました。
なので、こちらのお寺の写真は少ないです。
仁王門にわらじを奉納する理由として「裸足の仁王にわらじを納めることで、代わりに自分の身体を守ってもらう願掛け」という説がガイドブックに載っていました。
宗派: 天台宗
ご本尊:聖観世音菩薩
開基: 道儀上人
創立: 大宝2年(702年)
右の竹筒を耳にあてると澄んだ音が聞こえます。
ここまで参拝して、16:01の平塚駅北口行のバスに乗りました。
この日は江の島に住む友人宅に泊まる予定で藤沢駅で待ち合わせ。
スマホの充電が切れそうだったので、平塚駅前のファストフード店で休憩しながら充電しました。
14番弘明寺
友人宅で夜更かししておしゃべりした翌朝、すごくいい天気。
平成13年に京急が会社設立100周年を記念して奉納した地蔵菩薩。
身体の悪いところをさすって祈るといいそうです。
宗派: 高野山真言宗
ご本尊:十一面観世音菩薩
開基: 行基
創立:天平9年(737年)
こちらの石は、
奈良時代に善無畏三蔵法師が日本で修行した際に、霊域としてお経を書写した七つの石を埋めて結界を定めたことに由来します。そこからこちらのお寺の歴史は始まります。
「万人に吉事を授く霊石」として信仰を集めています。
三蔵法師とあったので驚いたけど、「善無畏三蔵法師」でした。早とちり。
私が納経帖をもってウロウロしていたら、年配の男性に声をかけられました。
「坂東三十三か所周っているの?」
聞いたら、その方は坂東、秩父、西国の百観音を周った後に、四国八十八か所も結願していました。
「10年計画で焦らずいくんだよ。頑張ってね」と励まされました。
さすがに四国のお遍路さんは厳しいけど、百観音めぐりは結願したいです。
今回は鎌倉と東海道線沿線の7つのお寺を1泊2日で周りました。
坂東巡礼、秩父巡礼ともにこれからなかなかの難所が待っているので、いい季節になったらまた再開します。