日光の紅葉が見ごろと聞いたのと、楽天ポイントが切れそうだったので、急に思い立ちました。
出流観音へのアクセス
栃木駅北口から8:40発「ふれあいバス」1番寺尾線に乗っていきます。
途中何度かUターンして、くまなく住宅街を周っているイメージ。
出流観音へは9:50着です。
待ち時間に運転手さんにお聞きしましたが、民間のバス会社が撤退して、今は税金で走らせているとのこと。
なので、一時間以上乗っていたのに料金は200円。
(私、栃木市に税金払ってないですけど?)
9:50に着いて、お参りして、奥の院まで行って、お蕎麦(出流そばは名物)を食べて、12時に栃木駅に戻るバスが来ます。
バスの時間もちょうどよくてありがたいですと、運転手さんと話す。
私は平日に行ったので、乗客は数人でしたが、土日もそれほど多くないそうです。
この路線があって本当に良かったです。
栃木駅(北口) ~ 出流観音 (平日) (ふれあいバス(栃木市))時刻表検索結果 | うつのみや.guide|栃木県宇都宮市の情報満載WEBマガジン
出流観音(満願寺)
バスを降りて左の道を5分ほど進むと、立派な仁王門が見えてきます。
お地蔵さんが子どもを抱いたり、子どもがお地蔵さんにまとわりついていたのがかわいくて。
納経所で納経帖を預けてからお参りする。
本堂は、彫刻が素晴らしかったです。
ご本尊:千手観音菩薩
本堂の横に、奥の院の案内有り。
途中足場の悪いところもあるので、スニーカーじゃない人は絶対にやめたほうがいい。
立て看板の言葉は、「いろは」ではなく適当です。ありがたい言葉もあれば、「るんるん爽快」みたいな??言葉もありました。
ハプニング動画で、中国の橋に大勢の人が乗って崩落するシーンを連想してしまう。
そんなことを思っていたら、すぐそばに崩れかかったお堂あり。
奥の院への道はずっと川のそばを上がっていくので、水音が聞こえていてとてもいい感じです。
登山が趣味の夫さんに連れられて、日本百名山もいくつか登ったけど、一人で登るほど好きじゃないからもう登山はしない。
山城とか、寺社とか意外と山の中にあったりするけど。
かつては、霊窟は女人禁制だったため、ここで合掌したとのこと。
奥の院「観音の霊窟」
壁にへばりついているように見えて、よくこんなところにという感じ。
横にちゃんとした階段があるのでそれを登り、お堂に入ります。
高い所が得意ではないので、あまり端にはいかない。
そばにあった看板には、観音様の左足元にいるのは「三面六臂の大黒天」で、右足元は「開山勝道上人」、台座は「八葉の伏せ蓮華」とあります。
信心深い眼で見るとそんな気がします。
奥の院の鍾乳洞の湧水の滝。滝の上には不動明王がいて、滝行の場だそうです。
苔と木洩れ日のいい感じの中歩いていきます。
さて、ここで気づくはず。
紅葉を見に来たはずが、こちらは杉などの常緑樹がメインで紅葉はありません。
境内にはありがたいものが色々
広い境内には彫刻が素敵な燈籠がありました。
かつて木彫を習っていたので、彫刻があるとつい見ちゃう。
こちらの不動明王の手前には仏足石がありました。
隣にあった看板に、「足下の仏足跡の下には近畿三十六不動様の御浄砂を御納めしてあります(中略)仏足跡の上にお立ちになり心から所願の成就をお願いしてください。必ずやご利益を頂けることと信じます」とありました。
なかなかこちらのお寺は商売上手のようです。
子宝にご利益あるお寺らしいけど、恋人の聖地にもなるとは。
出流そばが有名
バスの運転手さんに聞いたけど、今では満願寺よりも門前のおそばのほうが有名になってしまったとか。
そばはここで取れるわけじゃないけど、水が美味しいので蕎麦も美味しいとのこと。
土日は県外ナンバーの車も来て、待つそうですよ。
バスや電車の時間を食事よりも優先することが多いけど、今回はちゃんと名物を抑え、観光しながら巡礼しました。
次は、栃木駅から宇都宮へ移動です。