とうとう今回の2泊3日で西国巡礼も結願しました。
9番興福寺
この日はのぞみ7号6:51東京発、最後なので少しだけゆっくり。東京駅を10分遅れで出発しました。平日の新幹線はスーツ姿のサラリーマンがPCで何やらやっているのが多いように見えたけど、隣のサラリーマンさんは書類を作っているかと思うとすぐスマホゲームを始める。ふーん。
京都駅で近鉄特急に乗り換えて、平城宮跡が見えてくると奈良に来たなあ〜と嬉しくなってきました。
奈良公園は鹿と修学旅行生が多くて、動物が苦手なのでとにかく足早く進みます。
興福寺、春日大社、東大寺、何度も来たことがあるので、今回は南円堂で納経印だけもらってこれまたすぐ移動です。
御本尊 不空羂索観音菩薩(10月17日)
春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲
鏡女王が夫藤原鎌足の病気平癒を祈願して建立した山階寺。のちに飛鳥に移り、平城京遷都に伴い息子不比等によって現在地に移され、興福寺と名付けられた。藤原氏の氏寺として栄え、平安時代には七大寺の一つに数えられる大寺となりました。
現在の南円堂は4代目。寛政元(1789)年に再建されました。
私は、蘇我氏推しで、アンチ藤原氏なのだけど、興福寺は何度も来ています。
7番岡寺
近鉄で移動して橿原神宮前駅の駅前のホテルに荷物を預かってもらい、駅前の明日香レンタサイクルで電動自転車を借りて奈良の2札所を回りました。
飛鳥村は何度もサイクリングしているので大体の位置関係はわかっています。
11時50分橿原神宮前を出発です。
この日はお天気が良くて自転車漕ぐのがとても楽しい。
亀石、橘寺の看板を見つけても、寄り道せずに直進。
岡寺は最後がすっごく急坂ですが、電動自転車なので楽々。
仁王門を潜ると石段を登って大きな本堂。
こちらは御本尊が日本最大の塑像と言うことで大迫力でした。
本堂内まで入れて間近でお顔を拝むことができました。
ご本尊の如意輪観音は日本最大の塑像。顔がエキゾチックに思えたのは、インド・中国・日本の土を混ぜて作られた塑像だからかも。
ご本尊 如意輪観世音菩薩(常時)
けさ見れば つゆ岡寺の 庭の苔 さながら瑠璃の 光なりけり
天武天皇の皇太子草壁皇子が住んだ岡宮を、皇子没後に義淵僧正がもらいうけ寺にあらためたのが始まり。別名の龍蓋寺は、義淵僧正が農民を困らせてきた悪龍を池にとじこめて大きな石で蓋をしたという伝説によるもの。
岡寺からの下り坂に「天智天皇岡本宮御遺跡」とあったので思わず立ち寄りました。
古代史オタクですが、壬申の乱前後の古代史が特に好きなので。