しゃおれんの旅日記

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西国巡礼最終回ー②奈良・6番壷阪寺は仏教のテーマパーク?

橿原神宮前駅で電動自転車を借り、まずは岡寺を参拝。

次に目指すのは壷阪寺です。

途中土佐街道という雰囲気のいい街並みを通ります。

土佐街道は街の景観を守るための心得がありました(左の看板)

レンタサイクルのおばちゃんには「壷坂?!自転車じゃ無理よ!」と言われたけど、車の運転ができない私は自転車で行くしかないのです。

そして、「無理」と言われると「本当に無理なのか試してみよう」と立ち向かいたくなってしまいます。

安心してください。バスがあります。

私はこの後古墳巡りもしたかったので無謀なサイクリングをしているだけです。

普通に山道でした(これは帰りに撮りました)

電動自転車とはいえかなり大変でした。

岡寺からは約9km(この日の自転車の走行距離は25kmを超えました)、壷阪寺は山の中腹の標高300mにあり、日本最強の山城高取城へ攻め上る登山口でもあります(今回は古墳を取ったので山城には行かず)。

私は下りでスピードが出てしまうと怖くてブレーキかけてしまうのでブレーキ壊れなくて良かったー。

 

たどり着いた時にあまりにも疲れたのかうっかり「6番壷阪寺」という看板を撮り忘れました。

ご本尊 十一面千手千眼観世音菩薩

ご本尊 十一面千手千眼観世音菩薩

岩をたて 水をたたえて 壺坂の 庭のいさごも 浄土なるらん

 

大宝元(703)年、元興寺の弁基上人が山で修行中に愛用の水晶の壷の中に観音菩薩を感得。壺を坂の上の庵に納めて観音像を刻んで祀ったのが始まり。平安時代に全盛期を迎え、清少納言枕草子で「寺は壺坂、笠置、法輪」と霊験の寺の筆頭にあげています。

眼の観音様として有名で、浄瑠璃の「壺坂霊験記」(盲目の澤市と妻お里がここから身を投げて観音様に救われた霊験話)で一層有名に。

納経印 メガネの印がかわいい



今も眼病平癒の祈祷など受け付けていました。

私は、ド近眼で30代でレーシックを受けて今は裸眼で平気だけど、老眼のせいで読書が困るわー。

一生、読書を続けたいし、日常生活に困らないだけの視力であってほしい。

 

第10面 涅槃

仏陀の生涯が石に刻まれていました。この巨大なレリーフもインドから送られてきたものです。

仏足石

こちらの壷阪寺は仏教のテーマパークのようでした。

あちこちに色々な仏像や蓮華座の彫刻などあって面白かったです。

(信仰心が弱いので、ありがたいより美しいなどの感情が前に出てしまいます)

三重塔(重文)

この連絡通路を抜けると

高さ20mの観音様と鉄人28号くん

巨大な観音様がいらっしゃる。

さらに、8mの涅槃像もいらっしゃいます。

こちらの巨大な石仏はインドから招来されました。

涅槃像と観音様

山道を自転車で登ってきたあとなので、境内が広くてヘトヘトでした。

大観音様に会いに行く途中に如来さまが見えました

勢ぞろい

大釈迦如来十一面千手観音菩薩・文殊菩薩普賢菩薩・四天王が勢ぞろいしていました。

こちらの石仏もインドから招来されました。

青空に映える多宝塔

これで、今日のミッションはクリア。

この後は「ひとり古代史愛好会」の活動と称して古墳巡りです。