朝はお参りから
ホテルから10分ちょっと。
朝は人も少なくて厳かな感じです。
前に夫さんと来たなあと思わず涙する。
札所ではないけど室生寺へ
ここも夫さんと前に一緒に行こうと残しておいたところ(奈良の古墳や遺跡はほぼほぼいってるけど、お寺や神社は老後の楽しみに結構残していたのです)。
橿原神宮前駅から大和八木で乗り換えて、室生口大野駅で9:19発のバスに乗り15分くらい。
バス停からは道なりに3分ほど歩いて太鼓橋を渡ると室生寺です。
女人高野とも言われ、花の寺としても有名ですが、この時期は紅葉も終わってしまった感じ。
こちらの弥勒さまはぽってりとしたお顔かたちで親しみがわきます。
よく写真で見る国宝の五重塔にわあっと心の中で歓声。
山の中の檜皮葺の建物は静謐な感じで落ち着きますね。
奥の院まで行ってみたところ、石段が続いていました。
数えていないですが370段あるという石段(ネットの数字転用)。
西国巡礼は石段が多いので若いうちに来てよかったというのが正直なところです。
弥勒菩薩様、如来様、如意輪観音様にお参りして、宝物館で優しいお顔の地蔵菩薩や十二神将の残りのメンバーの方などに出会い、心癒されたのでした。
参拝を終えて参道をバス停まで歩きながら戻るとすごく激しく呼び込みをしている蓬入り回転焼き(関東では今川焼き)100円を購入。
おばちゃんは特徴あって良かったのですが、もっと中までしっかり焼いたほうがいいかも・・・という仕上がりでした。
長谷寺は広かった!
長谷寺の駅から石段降って川を渡ってゆるーく参道の商店街を20分くらい登っていくと堂々とした山門が見えます。
入山料は特別拝観とセットのため1300円でした。
そして、長谷寺といえば長い回廊が有名ですよね。
本日2度目の長い石段。長谷寺は人気のお寺で人が多かったです。
今日は結婚式のアルバム撮影をしている新婚さんもいて、周りが温かい目で見守ってました。
本堂で御本尊の十一面観音菩薩の御足に触れる特別拝観中だったので、御足に触れて真剣に祈りました。
鎌倉の長谷寺でこの夏に祈願をしたので、これで双子の十一面観音様にお参りしたことになりました。
ご本尊 十一面観音菩薩
いくたびも 参る心は はつせ寺 山もちかいも 深き谷川
朱鳥元(686)年、道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願して銅板法華設相図を安置したのが始まり。のちに聖武天皇の御世に徳道上人が本尊の十一面観音菩薩を祀りました。徳道上人は西国霊場参拝の開祖とされ長谷寺は三十三か所の根本霊場といわれています。
長谷寺にも舞台ってあるんですね。清水寺だけかと思っていました。
ゆるゆると広い境内を見学しながら歩く。
鐘楼では毎時鐘がなるのですが、12時に鐘とほら貝も。みんな動画撮っていました。
五重塔は昭和29年に復元されたそうです。すぐそばに三重塔跡がありました。
法起院
長谷寺の参拝が終わって、すぐそばにある番外札所の法起院に行きました。
小ぶりで西国三十三か所霊場の開祖の徳道上人を祀っていました。
ご本尊 徳道上人像
極楽は よそにはあらじ わが心 おなじ蓮の へだてやはある
徳道上人が晩年を過ごしたお寺。徳道上人は病で仮死状態になったときに、閻魔大王から悩める人々のために三十三か所の霊場を広めるようお告げを受けてよみがえったそうで、その後与えられた三十三の法印を摂津中山寺に埋め、270年後に花山法王によって掘り出され、西国巡礼が復興しました。
これで残るは33番札所の谷汲山だけになりました。
ほっと一息。
特別な袈裟なども販売していましたが、今回はこの四つを参拝できただけでとても満足。本当は夫さんと二人で来ようと言っていたのに・・・と思いながら。