しゃおれんの旅日記

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西国巡礼その1京都②20番善峯寺

亡き夫さんと自分の「極楽往生」を祈願して西国三十三か所めぐりを始めました。

車の運転ができないので、公共交通機関を利用します。

ブログでは行き方と感想をご報告します。

 

19番行願寺(革堂)からの行き方

19番行願寺(革堂)からは、歩いて10分弱で市営地下鉄丸太町、四条駅(220円)で阪急の烏丸駅に乗り換えて、東向日駅(230円)に行きます。

東向日駅西口を出ると毎時42分に善峯寺行のバスが出ます。

朝9時からスタートしていたので、東向日には10時23分に到着し、10時42分のバスに乗れました。

バス乗り場の横にタクシー料金の案内もあります

バスに揺られて30分ほど、清流の音のする山の中のバス停に到着です。(390円)

 

境内は回遊式

ここから善峯寺の山門まで急な坂道を10分弱登っていきます。

ここまではバス停からすぐ

苔も生えていて雨の日は注意

滑りそうなので、崖側は歩いているのを避けていますね。

でも、この坂道を登っていくと京都市街が見渡せる絶景が待っています。

 

立派な山門

入山料は500円です。

20番善峯寺の縁起など

ご本尊 千手観音菩薩(2022年より秘仏

「野をもすぎ 山路にむかう 雨の空 善峯よりも 晴るる夕立」

縁起 恵心僧都の高弟源算上人が改ざん。鎮護国家の勅願所として歴代天皇の崇敬を受けてきたが応仁の乱で堂宇を焼失。綱吉の生母の桂昌院が再興した。

本堂

善峯寺の納経印

 

境内は30分くらいかけてゆっくり散策しましょう

境内は回遊式になっています

釣鐘堂

見晴らしが良いです

遊龍の松

帰りのバスも一時間に1本しかないので、遅れたら大変と少し気もそぞろだったのですが、よほどのんびりしない限り30分程度で周れます。

私は焦って急いだのでバス停で待つくらいでした。もっとじっくり境内を巡れました。

 

美しい多宝塔 奥は経堂

幸福地蔵

このお地蔵さんの裏手は緩やかな崖になり白山アジサイ苑となっています。花の時期はとてもきれいだと思いますが、今回は秋明菊がちらほら咲いている程度でした。花の寺としても有名なので、桜やあじさい、紅葉の頃はにぎわうようです。

 

桂昌院

5代将軍綱吉の生母桂昌院の廟。桂昌院の父はこちらの薬師如来を深く信仰し、女子が生まれ、将軍の生母にまでなったので出世薬師如来と言われています。

桂昌院はこのお寺にたくさん寄進をして建物などを整えたそうです。

違う角度から多宝塔を見る

釈迦堂

稲荷社

ここからさらに急な坂道が見えるのでためらいますが、登っても十分バスに間に合います。

出世薬師如来さんがいるのはこの上の薬師堂なのでぜひ行ってください。

素晴らしい景色も待っています。

 

薬師堂

京都市街を見下ろせます

蓮華寿院旧跡庭

こんな山の上に池があるなんて・・・と。静かで落ち着きます。

 

青蓮の滝

ここにも池がある・・・とあっさり通りすぎたら後からみたら「青蓮の滝」とありました。奥に滝があったのかしら。

阿弥陀堂は工事中。こちらはその隣の書院

 

こうしてぐるりと周って、自然の中のきれいな空気を胸いっぱい吸って心身ともに元気になるようです。

 

こちらのお守りは「おちないお守り」として霊験あらかただそうです。

阪神淡路大震災の時に、阪神高速高架でバスの前輪が落ちながらも宙づりのまま奇跡的にもバスは落ちず乗客乗員は助かったそうです。

その運転手さんはこちらの釈迦如来のお守りを奉持していたことから「落ちないお守り」として評判になったとのことです。

 

善峯寺バス停

車なら少し降りたところに食堂やお土産屋さんなどもありますよ。

 

昼間の時間に一時間に1本のみ 冬季運休です

12時24分発のバスでJR向日町に行きます。

不思議だったのは、このバス行きも帰りも運転手さんの他にもう一人乗務員さんがいて、山道に入ったら運転手さんのそばでずっと立っているのです。

危険というほど危険な道ではないと思うし、ずっと二人で話しているほうが危険な気が・・・

町中に戻ってきたら空いている席に座っていました。

何でしょう。



次は21番穴太寺に行きます。

阪急東向日で降りてそのまま阪急沿線の22番総持寺に行っても良かったのですが、21番穴太寺も行き方が若干面倒だったので早いうちに行っておいた方がいいと思ったので、JR向日町から京都経由嵯峨野線で亀岡まで移動しました。