秩父巡礼は日帰りでお参りしています。
今回は寺社めぐりをする友人と一緒です。
色々おしゃべりしながら12番から17番札所まで約8km
(地図上の計算なので実測値ではありません)。
日曜の朝9時発の特急は30分前には指定席が売り切れて、一本遅らせなくてはいけなかったりしてちょっと驚きました。
巡礼はたいてい平日に一人なので、まさか指定席が満席なるとは思わず。
日曜だったので納経印待ちもありました。
12番野坂寺
羊山公園の芝桜が最盛期だったこの日、西武秩父駅から羊山公園へ向かう人が多かったです。
野坂寺は羊山公園の麓にあります。西武秩父駅から歩いて12分くらい?
しゃべりながらだったので時計を見ず。
前回はいい感じの里山歩きで小ぶりなお寺が多かったので、立派な門構えに驚く。
なかなかリアルな牛の像にびっくりしました。
広い境内で目を引くのが藤の花です。
ご本尊:聖観世音
室町時代中期に野坂堂と呼ばれる観音堂が建立されたのが始まりで、本堂は明治39年に焼失しましたが、昭和49年に再建されました。
房の長い藤の花が見事でした。スイセンのような甘いけどスッキリした香が漂っていて「藤の花って香るのだったかしら?」と思いました。
境内に歌碑まであったおそうじ小僧。小僧らしからぬ老成した表情がいい感じです。
12番野坂寺から13番慈眼寺までは約1.4km。西武線の線路を越えていきます。
ひたすら、友人と韓流ネタで盛り上がりました。
友人は韓流の聖地巡礼旅をするために、体力作りとして登山までするという。
私も古墳・遺跡めぐりのために、ランニングしているから気持ちはすごく分かる。
13番慈眼寺
慈眼寺についたのは、12時を少し回ったところ。
秩父のお寺の納経所は12時から12時半までお昼休みがあります。
参拝を先に済ませ、納経所に並んで待ちます。
そう、納経印を待つ人が行列だったのです。(これまた驚き)
ご本尊:聖観世音
日本武尊が東国征討の際に旗を立てたので「旗の下」と言った。または、崖の下に立っている当山を、崖のことをこちらでは「ハケ」というので「ハケノシタ」」と呼ぶようになったとありました。
境内には一切経蔵もあり六角輪蔵はまわしてもいいのですが、予習が足りなかった私たちはただ見学しただけでした。
一切経蔵のご本尊薬師如来が眼病にご利益ありで、境内にある「目薬の木」のお茶や飴が売られていました。
一切経蔵の聖観世音菩薩さまのお顔は優し気でいいですよ。
秩父34観音のご本尊は秘仏が多いので、こちらの聖観世音菩薩さまをお参りするがお薦めです。
14番今宮坊
慈眼寺から今宮坊までは約600m。この日の行程は移動が少なくて楽でした。
こちらは小ぶりなお寺で、納経印待ちもなかったです。
ご本尊:聖観世音
こちらのお寺は、もともと長岳坊という修験者を開山とする寺院で、八大権現社という神社の別当時(管理寺院)になり、八大権現社の境内に札所の観音堂が立っていたそうです。
明治の神仏分離令により、八大権現社は今宮神社となり今宮坊と分離して、修験道も廃止されたため、観音堂だけがその名を留めているとガイドブックにありました。
今宮神社
秩父市街地へ戻る途中に今宮神社があったので参拝しました。
その時は今宮坊と分離したことは知らなかったのですが、参拝してよかったです。
茅の輪くぐりもしましたよ。
秩父は有名な神社が多いのですが、こちらもなかなかの人でした。
龍の上にアヒルちゃんを置いてよかったのかしら。
友人が「この中にピカチュウまぜても気が付かない」といたずら心を起こしていました。