しゃおれんの旅日記

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秩父三十四観音めぐり①-一番札所四萬部寺・二番真福寺(光明寺)

秩父巡礼を発願した理由

夫さんの極楽往生を祈念して(夫さんはいい人だからきっと極楽往生してると思うけど)、昨年西国三十三か所を無事結願しました。

今年は、坂東三十三ヶ所秩父三十四か所も巡礼して、百観音さまに詣でたい。

こちらは近いので天気予報を見て日帰りなどでゆっくり満願成就する予定です。

(今年中でなくともよい)

桜の便りを聞いて、夫さんと一緒に歩いたことを思い出しながらお参りしようと思いました。

(二年前に秩父に夫さんと長瀞秩父旅行をしました。今回は三社巡りはしていませんが、途中思い出し泣きしながらの秩父巡礼でした)

xiaorentraveldiary.hatenablog.com

今でも夫さんが恋しくて泣いてしまうけど、百観音参りが終わる頃にはもう少し普通になっているといいな。

ガイドブックも買いましたが、こちらのサイトが参考になりました。(以下「札所サイト」と表記します)

トップ :: 秩父三十四所観音霊場

「札所サイト」では、地図やパンフレットなどの資料も送ってくれます。(私は地図をプリントアウトしました)

ちなみに、私はランニングが趣味で健脚自慢なので、初日に1番から11番まで歩いて周りましたが、巡礼はスタンプラリーではないので無理せずお参りしましょう。

ざっくり距離を計算したら約20kmでした。

久しぶりに4万歩超え。

日帰りで行って、帰りに駅前の「祭りの湯」でさっぱりして帰るのがいいかも。

スタートは西武秩父駅

秩父は遠いようで近い。我が家から特急利用で2時間半くらい。

駅に着いたら、平日だというのに結構観光客が多い。やはり桜目当てなのでしょうか。

西武秩父駅前の桜

2番乗り場10時30分発皆野駅行バスで「札所一番」を目指します。

(2時間に1本程度しかないので要確認です)

バスで30分ほど乗ると、めざす札所一番四萬部寺のすぐ前に到着です。

札所一番四萬部寺

一番・四萬部寺

本堂

ご本尊:聖観世音菩薩

寺名は平安時代の中ごろに、性空上人(圓教寺の開基)の遺命で弟子の幻通が当地を訪ね、法華経四万部を書写して埋納したことによるそうです。

当初は24番札所でしたが、江戸時代に番付変更により一番札所になりました。

施食殿(毎年8月24日に大施食会開催)

十二支守り本尊

二支で共有の守り本尊もあるんですね

経塚のご本尊「お里がえりのお釈迦様」

経塚のご本尊として釈迦如来が祀られていますが、明治時代に突如行方不明になってしまいました。(この他に八体あった金銅仏は昭和十六年に供出されてしまう)行方不明から70年後に東京の美術店で、銘文からこちらの釈迦如来と判明した仏像が発見され、浄財の喜捨により買戻し、経塚を復元し安置したと説明板にありました。

数奇な運命のお釈迦様ですね。それにしても、仏像を盗むなんて罰当たりな。

 

こちらは一番札所なので、巡礼グッズが豊富でした。同じバスで到着した外国人二人の方はこちらで納経帖を購入していました。

納経印



一番から二番札所は三番目の難所

「札所サイト」で、三番目の難所と書かれていた四萬部寺から二番真福寺への道。

真福寺は標高655Mの高篠山の中腹にあり、舗装された登坂を2.1KM(約40分)登ります。

一番で一緒だった外人さんの後をついて行ったら、途中で住人の方に「二番に行くの?こっちじゃないよ」と教えていただきました。

(もちろん、外人さんにも声をかけてみんなで軌道修正。外人さんが日本語通じる人で良かった。英語で説明できないわ、私)

 

写真に撮り忘れましたが、「旅篭一番」という旅館を通りすぎたら、右に下がっていく道を進むのが正解です。左のほうが大きい道で、「これから登坂だ」という意識があったので間違えました。地図に強くて滅多に迷子にならないのが自慢だったのにちょっとがっかり。

外人さん巡礼者

途中は花盛り

私が道を教えてあげたからか陽気な彼らは私に話しかけてくれるのですが(もちろん日本語で)、私はちょっと欧米人が苦手なので、登坂で彼らのスピードが落ちたときに猛烈な勢いで抜き去りました。

途中は舗装してありますが、かなりの急坂。西武秩父駅前の観光案内所でレンタサイクルがあり、電動自転車ならどうかと思ったのですが案内所の方が「急坂を電動自転車を押して登るのは大変だったと(挑戦した人は)言ってましたよ」と言うので歩きを選択しました。

二番以外はそれほど急な坂はないのでレンタサイクルいいと思います。

二番真福寺

二番真福寺観音堂

一番から二番は歩くと40分くらいの山道ですが、車ならすぐそばまで登れます。

観音堂は明治時代に焼失して再建されたもの。

無人なので扉は閉まっているので、外からお参りします。

ご本尊:聖観世音菩薩

秩父34観音はみなご本尊は秘仏で、12年に一度の午年に御開帳です。(次は令和8年2026年)普段はお前立の仏像にお参りします。

納経所は麓にある光明寺です。

西国巡礼と違い、無人観音堂や納経所が別にあるということが初めてで新鮮に感じました。

 

真福寺から光明寺は下り

納経所の光明寺までは下りの山道2.1KM私は25分で下って行きました。

秩父札所は12時から12時半までお昼休みがあります。

納経所は閉まっていますのでご注意ください。

下りの山道も花を楽しみながら進む。

一人だったので途中歌ったり泣いたりしながら。

鉄人28号くんと記念撮影

「札所サイト」には杖やストックなどを推奨していたので、私はモンベルの登山用のストックを持参。

登山が趣味だった夫さんが車で連れて行ってくれて二人で登山したけど、一人じゃもう行かないなあ。(夫さんは百名山を78座、私は31座で打ち止め)

巡礼道には看板多し

巡礼道にはこのような案内図が多いのでそうそう迷うことはないです。(一番から二番に行く分かれ道にこれは無かった気がするけど)

この看板は3番に行くときに未舗装の古道を勧めるもの(左は舗装路)

登山していた頃を思い出す

日本百名山のテーマソングを口ずさんだりしながら降りていく。

この花もきれい

「札所サイト」には熊鈴もあったほうがいいとあり、持参しましたが鳴らさず。

納経所(光明寺

山から下りて弁天石碑を過ぎるとあります。

お寺の看板を見つけるとほっとする

真福寺別当寺(観音堂を管理するお寺)の光明寺

青空に映える鯉のぼり

こちらについたのが12:25だったので、おにぎりを食べながらお昼休みが終わるのを待つ。

12:30になるとすぐにご住職がお見えになって納経印を頂きました。

芸術的すぎて解読不能

午前11時から始めたばかりなので、まだ午後1時前。

まだまだ元気です。