しゃおれんの旅日記

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秩父三十四観音めぐり③-7番法長寺・6番卜雲寺・8番西善寺

この日は10:30西武秩父駅前からバスに乗り、「札所一番」バス停に11:00に着き、一番札所四萬部寺から巡礼をはじめ、歩いて11番札所常楽寺までお参りして、17時少し過ぎに西武秩父駅前「祭りの湯」について、特急で帰りました。(一日の総歩数4万歩超え、歩行距離は20km弱です)

まず7番法長寺へ

5番語歌堂のお参りと納経印の授与を終えたら、6番によりも近い7番にお参りします。

5番→(1.9km)7番→(0.7km)6番

この日の巡礼の最初(1-2-3番札所)のあたりは山道ですが、3番以降はのどかな里山の風景の中を歩きます。

花と武甲山を眺めながら進んでいきます。

花桃がきれい

武甲山鉄人28号くん

途中で棚田がありました

棚田を下りきったところで看板を見つけたので、棚田の写真はありません。

養蜂場?

これだけ多くの花が咲いていたら蜜蜂も集め甲斐があるなあと思う。

7番法長寺

7番法長寺

秩父札所の中では大きなお寺です

こちらのお寺は別名「牛伏堂」と呼ばれ、由来は二つあります。

一つは1300年前に行基が観音様を背負って行脚していた時に、この地に差し掛かると急に観音様が重くなったのでやむなく置いて先に進んだところ、後に牛を連れた牧童が草の中に輝く十一面観音を見つけたのでお堂を建てて安置したというもの。

もう一つは平将門に敗れた武士がこの地へ落ち延びて亡くなった。その妻の夢枕に夫が出てきて「この村のある家の牛に生まれ変わっている」と告げ、出家した妻が結んだ庵が始まりというもの。

(納経所のところにあった由来をざっくり引用しました)

本堂と枝垂桜

ご本尊:十一面観音

本堂は平賀源内が原図を描きました。

本堂の欄間彫刻

この彫刻は、四国八十八か所第86番志度寺に伝わる藤原不比等と海女にまつわる縁起物語を題材にしているそうです。なぜここで不比等

花手水がきれいでした

納経印

6番卜雲寺

7番から6番卜雲寺はすぐです。

なのですが、ちょっと奥まっているので分かりづらい。

要所要所に看板有

この看板を見つけてほっとしました。

昔の道しるべ石

6番卜雲寺

石段を登ります

本堂

ご本尊:聖観世音

寺名は開基卜雲源心庵主の名にちなむ。もとは荻野堂と呼ばれる観音堂があり、別当寺(観音堂を管理する寺)の卜雲寺の管理下にあったが、荻野堂が焼失したためご本尊を卜雲寺に遷座して今にいたるそうです。荻野堂は5番と7番の間にあったようです。

納経印

御詠歌にも「おぎのどう」が詠まれています。

武甲山

納経印を頂いて帰ろうと振り返ったら正面に武甲山

巡礼の間、ずっと見守られている感じです。

 

6番から8番まではちょっと遠い

6番札所のお参りを終えて15時。

8番西善寺までは約2km。国道と西武線を越えていきます。

武甲山御嶽神社がありました

神社もお参り

私は神仏ともになんでもすがりたいので札所巡り中でも神社にお参りしました。

8番西善寺

8番西善寺

こちらのお寺は、山門の前にいるお坊さんが「一休さんタイプ」ではなく、ちょっとかわいい感じ。

一休さんタイプ

よく見るとちょっと怖い。

本堂

ご本尊:十一面観音

納経印

こちらのお寺は、県指定天然記念物の「コミネカエデ」があります。

枝幅南北18.9m、東西20.6mという巨木

紅葉の季節の写真をガイドブックで見たのですが、動線上この日に回るのが良かったのでつい。

如意輪観音

コミネカエデの下には如意輪観音さまがいて、苔むした雰囲気がとても素敵。

きりっとしたお顔のなで仏

15時半を過ぎて少し疲れてきました。

平日のため、他の参拝客と重なることもそうありません。

最初の一番札所で外人さん2人組、4番金昌寺で3人組お姉さま、そして、たまに一緒になる車の中年男性。

車の方はものすごく本格的なお経を唱えてお参りに時間がかかるらしく、車移動でも歩いて回る私と5番と8番で一緒になりました。車でも駐車場から歩かなければいけなかったりするからですね。

秩父駅前の観光案内所でレンタサイクルあるから、次は自転車で周ろうかしら。