しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

鹿児島旅行③霧島神宮へ参拝

鹿児島旅行二日目もやっぱり天気が悪い。

バス停前に荷物預かりあり

5時起きで朝風呂に入り、朝食をお腹いっぱい食べて、霧の中を散策してから出発。

硫黄谷9:38発、霧島神宮9:58着のバスに乗りました。

バス停付近は閑散とした門前町

バスで来る人は少ないのかも。神宮境内に大きな駐車場がありました。

かつては飲食店だったお店で、荷物を預かってもらい参拝しました。

コインロッカーはあるけど使われていない感じ。

スーツケースも預かってもらえましたが、一ついくらだったか忘れてしまいました。

すみません。

バス停から神宮の二の鳥居までは5分ほど。

一の鳥居はバス停の先にあり、二の鳥居からスタートしました。

ご祭神

霧島神宮は、天孫ニニギノミコト主祭神

薩摩川内市の御陵に行くのは今回は諦めたので、せめて神社には行きたい。

バス停から橋を渡ると見える階段

二の鳥居

たいてい参道って玉砂利なのに、こちらは舗装されています。

バリアフリー

ちなみに一の鳥居はバスロータリーのそばです。

神聖降臨之詩碑

徳富蘇峰の詩「神聖降臨地 乾坤定位時 煌々至霊気 萬世護皇基」

徳富蘇峰が、卒寿を迎えた昭和27年に詠詩揮毫し、照国海運の社長親子が奉納したとのことです。

三の鳥居の奥に本殿が見えます

拝殿

ご祭神 天孫瓊瓊杵尊ニニギノミコト

相殿 

木花開耶姫尊(ニニギノミコトの嫡后)

 

彦火火出見尊ニニギノミコトの子)

豊玉姫尊(彦火火出見尊の嫡后)

こちらの夫妻は鹿児島神宮に祀られています

 

鵜萱草葺不合尊(ニニギノミコトの孫)

玉依姫尊(鵜萱草葺不合尊の嫡后)

こちらは鵜戸神宮に祀られています。

 

神武天皇ニニギノミコトの曽孫)

 

本来は、高千穂峰とお鉢の間に本殿があったのですが、お鉢の噴火により焼失して、昨日行った古宮址の場所に移され、さらに江戸時代にこちらに移されました。

古宮址は、天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)として霧島神宮の祭事が行われています。

正徳5(1715)年、島津第21代藩主吉貴公が本殿等を造営寄進して、重文指定されていましたが、令和4年に国宝に指定されました。

結局、この日も高千穂峰を拝むことはできず。

山神社

鹿児島出身のお姉さまが本殿のお参りの後で案内してくれたパワースポット。

山の神様の大山津見尊(木花開耶姫尊のお父さん)を祀っています。

本殿に向かって左の道を5分ほど進みます。

知る人ぞ知ると言った感じで、全く人がいないわけではないけどすいています。

木の鳥居

山神社

天気のせいもあり、なにやら神域に入り込んだかのような雰囲気です。

杉林

御神木

本殿の前にある御神木

本殿に戻り、御神木を見て、柵の外へ出て周りこむと、お姉さまが指をさしてます。

何に見えますか?

説明書きがあります

装束を着けた人が参拝している姿に見えるそうです。

 

晴れていたら、高千穂峰が拝めて素晴らしかったと思うけど、雨の中のかすんだ雰囲気も素敵でした。

ニニギノミコトが降りてきた「高千穂の峰」はこちらなのかしら。

峰というからには山がないと。

宮崎の高千穂峡は有名だけど、渓谷だから違和感があったんですよね。

でも、去年行った高千穂峡には天岩戸があったりして、どちらも甲乙つけがたい。

神話の地めぐりしてみたい。

走って特急に間に合いました

ここまで周って、売店を覗いて(お姉さま方は必ず売店をのぞく)戻りました。

荷物を受け取り、11:18の霧島神宮駅行のバスに乗ります。

乗車時間は15分弱。

できれば、11:38発の特急きりしまに乗って鹿児島中央駅に行きたい。

(乗り遅れると13:42発になるので)

スーツケースを引いているお姉さま方を先に行かせ、窓口で三人分の切符を買い、
窓口の職員さんも私たちが同じグループと知って、切符を買っている最中なのに「入っていいですよ、どうぞー」と言ってくれました。

ボストンバッグだけの私が階段を駆け上ると、まだ列車は到着前でした。

もし、バスの料金を払うのに両替していたり、切符を買う順番が後の方だったら、あの特急に乗れなかったかも。

天気の悪い平日だったためか自由席でも座れました。

 

公共交通機関しか使わない旅行で、この時だけが唯一ハラハラの乗り継ぎでした。

他は時間がありすぎるほどゆったり。

午後は、もう一人のお姉さまも合流して、島津家別邸の仙厳園を見学予定です。 

鹿児島旅行②霧島ホテルは大浴場がすごかった

今回の旅行はお姉さま方と一緒だったので、私にしては良い宿に泊まりました。

お食事もゴージャス。朝食もしっかり食べたので昼を抜いても平気なくらい。

一人でコースの食事付きの宿に泊まるのは抵抗あるけど、みんなでわいわい言いながらだと楽しい。

これまでコスパ重視の旅行ばかりだったけど、こういうのもいいなと思ったのでした。

なかなか染みついた経済観念をあらためることは難しいですけど。

 

霧島ホテルは、硫黄谷のバス停から急坂を上るのですが、バス停のそばに待合所があり送迎してくれます。

待合所

屋久杉がどどーんと

硫黄谷温泉は、坂本龍馬が新婚旅行で来たり、与謝野晶子・鉄幹夫妻も訪れたようです。

霧島ホテルには、歌碑や龍馬関連の資料も展示してありました。(幕末にあまり興味がないので、展示はろくに見ず)

旅館のイメージそのもの

 

大浴場は、女性専用エリアと庭園大浴場(混浴エリア)があり、その混浴エリアはプールのように広くて深くて、大人は立ったまま歩き回れるし、子供だったら泳いでしまいたいくらい。(混浴の時間には行かず、レディースタイムに入浴しました)

上の待合所の写真が庭園大浴場。

女性専用エリアも十分広いけど、やっぱり庭園大浴場も行ってみたい。

レディースタイム(21:00~22:30)は全部の部分が解放されるので、満喫してきましたよ。

大小いくつかの、硫黄泉、ミョウバン泉、鉄泉など色々な種類の温泉があり、あちこち移動する。

 

がんの手術後しばらく大浴場が苦手だったけど、温泉に浸かってしまえば分からないし、そもそも他人の身体なんか見ないということに気づいて安心しました。

次の日、肌がすべすべになっていたけど、どの湯が効いていたのかは不明。

 

お食事も良かったですよ。思わず写真を撮ってしまった。

前菜は美味しいだけでなく可愛い

山の中なのにお刺身も美味しい

黒毛和牛のステーキ

黒豚のしゃぶしゃぶもあったけど、写真を撮る前に食べてしまった。

〆は山菜炊き込みご飯

奥にあるパイの中身は黒豚の焼酎煮。お酒の飲めない私は焼酎の風味満点のこれが食べられず。

食前酒の梅酒も飲めないので、お姉さまにあげる。

大学時代は飲んだりもしたけど(当時は新入生は一気飲みとかさせられた。弱いので気持ち悪くなったり吐いたりしたっけ)、最近はそうまでして飲みたいものではないので飲みません。

ティラミスまで出た

ホテルの隣に百年杉というきれいに整備された杉林があり、夜はライトアップされていました。

ライトアップされた杉林

ラウンジから見る

平日の夜のためか、ラウンジが解放され、珈琲と紅茶を飲み、クラシックを聞きながら杉林を見ました。そして、延々とたわいもない話をする。

日頃、人と話さない生活を送っているのでなかなかに楽しい。

他の客も来たけど、私たちがうるさかったのか早々に帰っていってしまった(風呂上りに熱い飲み物しかなかったからかも)

翌朝もすごい霧の中、杉林を散策。

硫黄谷神社

御神体はなんだろう?霧島山かな?

水墨画のような景色

幻想的な景色にうっとりとしながらも、旅行中はずっと天気が悪い予報にしょんぼりする。雨には雨の情緒があるけど、鹿児島に来て桜島が見られないのはちょっと悲しい。

チェックアウト後は霧島神宮に参拝です。

鹿児島旅行①高屋山上陵と高千穂河原

以前の職場の先輩に鹿児島出身のお姉さまがいて、ずっと誘われていました。

10年くらい前に、韓流ドラマ好きのお姉さま方をソウルにご案内したことがあり、「今度は私が案内するわ」ということでしたが、私の行きたいところもねじこみました。

一回り以上年上のお姉さま方に可愛がられていて、仕事をやめても未だにお付き合いできるのはいいことですね。

一人旅だとビジネスホテルに泊まってコンビニ飯なのですが、今回はお姉さま方のご意向もあり、豪華旅館&お食事を満喫してきましたよ。

神代三陵は鹿児島に

かつて、御陵印を集めたことがあります。

xiaorentraveldiary.hatenablog.com

その時に、神代三陵は鹿児島にあることを知りました。

管理事務所の朱肉が硬くてうまく押せず

神代三陵とは神武天皇の父・祖父・曽祖父の御陵。

①天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひだかひこほのににぎのみこと)天孫降臨した天照大御神の孫。神武天皇の曽祖父。可愛山上陵(えのみささぎ。薩摩川内市

②天津日高彦火火出見尊あまつひだかひこほほでみのみこと)神武天皇の祖父。山幸彦として知られる。高屋山上陵(たかやのやまのうえのみささぎ。霧島市

天津日高彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(あまつひだかひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)神武天皇の父。吾平山上陵(あいらやまのうえのみささぎ。鹿屋市)

この2番目の山幸彦の陵が、鹿児島空港から約3km、タクシーで10分足らずのところにあると知り、バスを待つ間に行くことにしました。

参拝しても、1時間あれば間に合います。料金は待ち時間も含めて4000円でした。

完全に私の個人的趣味なので、「私がタクシー代は出します!」と言ったけど、お姉さま方も「知らなかったわー、面白い」とついてきてくれたので良しでした。

いざなぎ・いざなみ夫婦から神武天皇にいたるまでの系図を作って配ったけど、老眼で読めないと言われてしまった・・・

高屋山上陵

高屋山上陵

バス停のそばの200段の石段を登った上にありますが、駐車場から緩い舗装された道を登っても行けます。(タクシーだったのでこちら)

なんだか厳かな雰囲気です。

鉄人28号くんは今回も一緒

こちらの高屋山陵の内面積は53000㎡で、御陵は円墳、ご拝所の正面上60mのところに御陵が築かれています。

明治5年に明治天皇が幣物を届け御遥拝になって、その後も皇族のご参拝が相次いでいるとのことです。

宮内庁により管理されています、

東宮殿下参陵記念碑

東宮殿下というのは昭和天皇大正天皇

御陵の向かいにあるちょっとした階段の上に記念碑と説明書きがありましたが、記念碑の説明はありませんでした。

皇太子殿下美智子妃殿下御参陵記念碑

平成上皇ご夫妻が即位前に御参陵に来られたようです。

ウラシマソウ

御陵の山にはウラシマソウが多く咲いていて、さすが山幸彦と思う。

御陵印は参拝しなくても、管理事務所でもらえるけどいずれは全部の陵をと思っていたので、まずは火火出見尊の御陵に参拝出来て良かったです。

高千穂河原

この日は硫黄谷にある霧島ホテルに宿泊予定。

鹿児島空港から高千穂河原に向かう前にホテルに荷物を預け、バスを乗換え高千穂河原に向かいました。

なぜ、そこに行きたかったか。

天孫降臨の地、高千穂というと、宮崎の高千穂峡が有名ですが、こちらにも高千穂峰があります。

そして、その高千穂峰を遥拝する霧島神宮の古宮跡があるためです。

高千穂峰には天の逆鉾もあり、パワースポット、登山コースとして有名です。

ただし、この日はものすごい霧。登山は無理です。

バスが運休するのではと思うほどの濃霧で、お姉さまが「このバスに乗ると異世界に連れて行かれそう」と言うほど。

それ違う車が霧の中に消えていく。

高千穂ビジターセンター

登山情報、高千穂峰、神話の説明などがあります。

天の逆鉾のレプリカ

天の逆鉾は観光用に最近建てたのかと思ったら、以前からあったそうで誰が建てたか不明で、島津公が建てたと民間では信じられていたとか。

高千穂峰坂本龍馬も新婚旅行で訪れたそうですよ(龍馬にはあまり興味ない)。

古宮跡の鳥居

ビジターセンターからは徒歩5分くらい。濃霧でも遭難しないくらいに道が整備されているのでとりあえず行ってみます。

高千穂峰登山口になっています

登ると古宮跡です

後ろにお鉢と高千穂峰が見えるはずなのですが・・・

うっすら稜線の一部が見えます。

晴れていたら見える景色の説明

斎場を示す碑

古宮跡

濃霧の中、神域に入ったかのような不思議な雰囲気です。

パワースポットに納得です。

お鉢も高千穂峰を見えるつもりで遥拝しました。

実際のところ、天照大御神も、ニニギノミコト天孫降臨もほんとかな?という感じですが、神話は現実に起きたことを元に作られているのでは?とも思っているので、来てみたかったところです。

 

またしても濃霧の中バスに乗り、霧島ホテルに向かいます。

参拝した後で時間が余って、カフェでお茶しましたが、天気の悪い平日だったせいか閑散としていました。

硫黄谷12:30発高千穂河原13:29着、高千穂河原15:30発硫黄谷16:21着のバスしかありません。

バスに乗っていたのは私たち3人だけ。この日は天気が悪いせいもありますが、いつかこの路線も無くなってしまいそうです。

お姉さま方は自分の家の近所なら運転できるけど、知らない土地でレンタカーというのは怖いということで、今回はずっと公共交通機関で移動です。

待ち時間が多くてのんびりした旅行になりました。

板東巡礼⑬27番飯沼観音と28番滑河観音

天気がいいので、二日連続で日帰り巡礼旅。

この日は銚子です。同じ千葉県内でも、銚子は電車で行くと遠い。

前に、夫さんに車で連れてきてもらったことがあります。佐原や香取神宮鹿島神宮などと合わせて一日がかりでした。車でも遠いですね。

 

イルカに会えるそうですよ

銚子駅でレンタサイクルを借りて(電動自転車2時間500円)、10分くらいで着きます。

自転車でなければ、銚子電鉄に乗って2つめの観音駅で降りて徒歩8分くらい。

飯沼観音(銚子観音

立派な仁王門

納経所はここから5分ほどの大師堂にありますが、まずは参拝。

広い境内に大きな本堂

奈良時代に海中から出現したとされるご本尊の十一面観音は秘仏

御前立の仏像にお参りします。

納経印

本堂の天井には西国・坂東・秩父の百観音が描かれています。

無料で見られます

五重塔と大仏さま

五重塔には薬師如来が鎮座していたので、病気平癒を祈る。

いくら真剣に祈っても治らない時は治らないと知っているけど、それでも祈る。

本堂の前に鎮座する大仏さま

膝や背中に機銃掃射の跡があります(太平洋戦争のときのもの)

銚港神社

境内に神社があり、旧称を瀧蔵権現といい、銚子の産土様として信仰を集めていました。

そちらの手水所の彫刻がすごかったので写真を撮りました。

龍玉を持つ龍

この後は、大師堂(飯沼山 円福寺)へ。もとは一つのお寺でしたが、今は間に道路が通って分かれています。

飯沼山円福寺

この日に巡礼に来たのは、実はこの日は「尊い巻物」と「涅槃絵(刺繍)」の公開があったため。

寺宝展「尊い巻物」

大般若波羅密多経などのお経、本阿弥光悦古今和歌集抜き書き、十二月風俗絵巻などの絵巻物など色々ありました。

11時と13時には慶応大の教授による解説もありました(私は参加せず)

絵巻物は風俗画なので見ていて楽しいです。

釈迦涅槃図

縦3.5m、横2.65mという大きな刺繍の掛け軸。

毎年、お釈迦様が入滅した2月15日の涅槃会で使用され、あわせて公開されます。

刺繍?と目を疑うほどの精密な絵のような掛け軸でした。

 

銚子電鉄観音駅

運よく銚子電鉄を見ることができました。

駅もかわいい。

 

本当は銚子まで来たら、犬吠埼灯台に行くとか、おいしい海産物とか食べればいいのだけど、夫さんを思い出しそうで、結局そのまま帰りました。

銚子電鉄ぬれせんとサバカレー

おみやげに、ぬれせんとサバカレー。

サバカレーは昔のドラマ(玉置浩二出演。「コーチ」1996年)に出てきました。

観光案内所の職員さんに「よく知ってますね」と言われたけど、マスクしているから分からなかったのかもしれないけど、多分職員さんと同年代。知ってますよー。

友人にさいたまの苺をお土産にもらったので、そのお礼に。
海有り県の千葉なのに、ぬれせんでいいのか?はさておき。

 

28番滑河龍王院(滑河観音

成田線は昼間は一時間に一本程度。

12:08銚子発の成田線に乗り、13:10滑河着。

次の14:08発の成田線で成田まで行きたい。

滑河観音は駅から徒歩20分弱ですが、混んでいないので1時間あれば間に合います。

茅葺きの仁王門

仁王門にかかるしめ縄は、毎年檀家のみなさまが集まって作っているそうです。

銅造宝篋印塔

本堂

銅板葺。参詣する人々が、観音様の慈悲に間近に触れられるように、正面三間の入口には扉が無く、外陣には建具もない。

外陣には立派な彫刻

納経印

ご本尊は十一面観音菩薩です。

 

釘付けされた絵馬

こちらの二頭の馬は、もとは白と青に塗られ、左甚五郎の作と言われています。

昔は、本堂の正面入り口そばに飾られた立体絵馬でしたが、毎晩ここから馬が抜け出して近所を荒らしたので、住職によって釘付けにされてしまったそうです。

東日本大震災後は、高いところから地蔵堂に移されました)

 

境内を歩いていると、成田空港が近いためか、頻繁に飛行機が通ります。

けっこう低い位置なので迫力あります。

滑河駅の反対側にある天満宮

ホームから見える神社の御神体が、どうにも古墳に見える。

帰宅後調べたら、猿山天神塚古墳という名前でした。
詳細は不明ですが、横芝のほうには埴輪街道があるし、渡来人系の古墳なのかもしれません。

 

この週は珍しく、パシフィコ横浜でのライブ2連戦から、連日出かける用事があって、遊びの用事だけでなく面倒なこともあったので、それなりに疲れました。

前は朝ラン10kmしてからフルタイムで働いて、夜に女子会なんて平気だったのに。体力がすごく落ちた感じがしました。

まだまだ巡礼も残っているし、でかけたいところもあるし、ちゃんとしよう。

板東巡礼⑪26番清瀧観音と土浦のお雛様

2月というのに春並みに暖かいというので巡礼を再開。

土浦はサイクリングの街でした

常磐線土浦駅で下車。

30代の頃、かすみがうらマラソンに出場したことがあります(サブフォー完走)。

それ以来の土浦ですが、今やサイクリングの街でした。

レンタサイクルも多いし、自転車用路、標識、地図も整備されていましたよ。

清瀧観音は土浦駅から11km、自転車で約1時間と見たので、レンタサイクルで行くことにしました。

レンタサイクル | 土浦市公式ホームページ

昔なら走ったけど、今は無難に自転車。(バスは本数が少ない)

まちかど蔵大徳

ママチャリは1000円/日、クロスバイクなどもあります。

亀が城(櫓と門が残る)公園

途中までりんりんロードを通り、清瀧観音までサイクリング。

つくば霞ヶ浦りんりんロード

平日午前中は人がいないので、声出して歌いながら楽しくサイクリング。

春は桜がきれいそうですが、きっと混むんだろうなあ。

地図をもらいましたが、イマイチ、清瀧観音への行き方が分からず、結局グーグルマップでなんとか着きました。

後半はゆるい登坂が続きます。

参道口の案内にほっとする

りんりんロード以外も歩道があるので、危険なところはありません。

26番清瀧観音

山門からも階段がある

一時間自転車(最後は登り)の後で、石段は結構疲れる。

運動不足を実感しました。

立派な本堂

鐘と鉄人28号くん

納経印を頂きながら、自転車で来たこと、りんりんロードからの道が分かりにくかったことを伝えると、納経所の方が「道を教えてあげるよ!」と丁寧に親切に教えてくださったのですが、

トヨタのディーラーを左に行って」からが覚えきれず、結局グーグルマップでした。

その後、右に行って、左に下がってとかかなり複雑だったんですよ。

納経印

推古天皇の御世に行基が開いたと伝わる古刹。

ご本尊は聖観世音菩薩です。

 

土浦の雛まつり

まちかど蔵大徳にあったポスター

自転車を借りた「大徳」にはお雛様がたくさん展示されていました。

バスの時間まで見学。

十二支のお雛様

きれいな着物も

すごく謂れがありそうなお雛様

冠をつけたお雛様

昔のお雛様はお顔がきりっとしている。お着物も素敵。

私のお雛様は実家にあるが、多分姪はもう飾ったりはしていないと思う。

自分のためにお雛様を買おうとは思わないけど、見るのは大好き。

最近、お店に並ぶお雛様は丸顔でかわいい顔をしている。時代なのかしら。

吊るし雛もたくさん

梅が咲いていました

まだまだたくさん写真を撮ったのですが、多すぎるので割愛します。

大徳の向かいの野村も見学。

そちらにはパトロールの方なのか制服を着たおじさんがいて、気さくに話しかけてくれました。

私が清瀧観音まで自転車で行ったと話すと感心してくれて、館内のおひなさまの説明をしてくれました。

たにしのお雛様

手作り感があってかわいい!

私のリアクションに満足してくださって、他のお雛様も教えてくれました。

レンコンの葉で作ったお雛様

レンコンは茨城の特産品でした。清瀧観音への往復にもレンコン畑がありました(地上部分は枯れていました)

はすの実を使ったお雛様

へぇえと感心していると、おじさまたちからプレゼントが。

自転車に着ける安全グッズなど

地図は自転車を借りるときにいただいたもの。
ウエットティッシュだけ貰おうとしたら、自転車につける安全グッズなどもいただきました。

ミニマリストなので、極力いただかないようにしているのだけど、満面の笑みで渡されるとねぇ。

 

このあとは、近くの桜橋バス停から、12:12発の筑波山口行バスに乗り、25番札所筑波山大御堂へ向かいます。

名古屋で美術館三昧

まだ行っていなかった美術館と博物館へ。

ヤマザキマザック美術館「杉浦非水の世界」

みつこしタイムズの表紙がチケットに

地下鉄東山線新栄町駅直結。

三越やカルピス、ヤマサ醤油などの広告ポスターで知られる杉浦非水の企画展に行ってきました。

「レトロ・モダン・おしゃれ」というコピーの通り、デザインや色合いがとてもおしゃれでした。

真ん中の地下鉄のポスターは歴史の資料集に載っていたかも

洋装と和装の入り乱れる大正から昭和初期って、今、流行ってますよね?

マンガなどでも、レトロなお嬢様ネタを最近よく見る気がする。

三越の広報誌や「ちうもんのしをり(注文の栞)」という小冊子を、手に取って見られるお嬢様ならいいけど、この時代の奉公人に生まれていたらキツイなー。

 

ポスターや雑誌などの商業デザインの展示だけでなく、レセプションドレスや、モダンガールの着るデイスーツ(ポスターに描かれているような最新の洋服)の展示もありました。

ドームの花器やガレのランプ、寄木細工の家具などもあって、全体におしゃれな印象。

 

ミニマリストをめざしていて、華美な装飾は要らないと思ってはいるけど、こうしたきれいなものを見て、ワクワクする感情が残っていて安心しました。

自分では欲しくないけど、たまにはガレやラリックのランプや花瓶を見に来よう。

 

常設展も充実していました。ロココブーシェフラゴナールに始まり、ピサロユトリロなどフランスの絵画が並んでいます。

ロココ時代の絵画って、露出が多くて品がなく感じる絵も多いけど、こちらのはそんなことなかったです。(芸術が分からない一般人の感想と思ってください)

 

名古屋市科学館「化石ハンター」展

プラネタリウムは国内最大級

プラネタリウムに行きたくて訪問したら、待ち時間があったのと、特別展が面白そうだったので見学。

ゴビ砂漠とヒマラヤの超大型獣の化石ハンターの展示でした。

どちらかというと化石より、古墳などの遺跡発掘の方が好みですが、なかなか面白かったです。

研究者たちのインタビューなどもあり、写真も撮り放題(インタビューなどの動画の撮影は不可)。

復元展示だけど迫力満点

手前)チベットケサイの骨格標本 奥)生体復元標本

「アウト・オブ・チベット」説

まだ辞書に載っているような定義ではないそうですが、『すでに「第三の極圏」として機能していた鮮新世チベット高原で、この地の厳しい寒さに哺乳類が「事前適応」し、第四紀更新世の本格的な「氷河時代」が到来した時に、チベット高原を下りアジアやヨーロッパなどの高緯度地域に進出したという説です。「氷河時代」の哺乳類の起源に迫る新説ともいえます(中略)この説のきっかけとなった化石こそがチベットケサイなのです』(説明看板から引用)

へぇーーと思いながら見る。

このチベットケサイの寝袋が10万円でミュージアムショップで売られていた。

「欲しい!」という子供に「こんなの着て寝ていたら、熊かと思って打ち殺すわよ」と言ったお母さん、怖いー(笑)

熊じゃなくて、サイだけど。

 

常設展も楽しかった

常設展はどちらかというと子供向けの体験型が多かったです。心なしか外国人の親子連れも多かった。

竜巻ラボ

竜巻の仕組みを学芸員さんがマジックショーのように説明してくれる。

鉱物を見ると夫さんを思い出す

人体スタジアムは空いていた

人体のふしぎのコーナーがすいていたので、おばさん一人なのに楽しむ。

人体ランニング

お手本と同じように腕を振って映像のランナーを走らせるというもの。

ほめられるとうれしい

画像と同じポーズをとるゲームでは☆3つ。

大人が本気出すと楽勝

子ども向けのゲームに真剣になってしまった。

50代の平均値を知りたかった

音が鳴ったり、光ったら、ボタンから手を放すというゲーム。

若者はもっと早いんだろうなあ。
夫さんがいたら絶対二人でムキになって対戦したはず。

そんなこんなで、プラネタリウムの時間になったので会場に入ります。

 

久々のプラネタリウム

甥が小さい頃はよく区のプラネタリウムに行ったので懐かしい。

平日なので事前に予約しなくてもチケットは買えましたが、休日は事前に予約した方が良さそうです。8割がた席は埋まっていました。

全席指定です。

ワクワクしながらリクライニングシートに座り、夜空を見上げる。

探査機の話をしていたけど、もはやよく覚えていない。

「日没後に木星が見えます」という女性の優しい声のアナウンス。

星がたくさんできれい。

冬の大三角を見ていたのだけど、気が付いたら「明けの明星の金星」の話をしている。

50分間の放映中、どれだけの時間、私は星空を見ていたんだろう??

もったいない。今度はしっかり寝てから来ようと思った。

 

名古屋市美術館「ガウディとサグラダファミリア」展

東京、滋賀の次に名古屋へ

科学館に隣接する美術館。

ガウディの発想が分かる展示で面白かった。

「創造は、人を介して途絶えることなく続くが、人は創造しない。人は発見し、その発見から出発する」という名言にしびれる。

天才とか奇才とか言われているけど、自然の中にあるものを発見したという。

 

放物線が強度が強いということを実験していた「吊り実験」(紐に重りをぶらさげて安定した形は強度が高い)の模型とか
(すみません、メモを取らずに見ていたので若干勘違いがあるかも)、

スペインはムデハル様式というイスラムの影響を受けた建築物があり、それらも活かしたデザインを作っていました。

感心しながら見ていた割に、メモを取らないとあっけなく忘れる。

これが歴史なら予備知識があるから、メモが無くても割と覚えられるんだけど、芸術とか建築とかは、感心するけどすぐ昇華してしまう。

 

私は、サグラダファミリアには2度ほど行っています。

一度目は1997年。

まだ側面しかない

この時は、3週間でスペインとポルトガルを一人で放浪して結構大変でした。(まだネットも普及してなくて、私が英語もスペイン語もできないから)

塔の上から見た眺め

この頃は工事現場が緩かったのか、いくらかお金を払ったら塔の中を登れたんですよね。

まだ天井もできていなくて、完成するのはいつのことだろうと思っていた。

安いフィルムで、すごく画像が悪くてすみません。

 

次は2011年に夫さんとツアーで。

この時には天井はできているし、ステンドグラスも入っていて、「これは生きているうちに完成するかも」と話していたのでした。

今回の展示でも、聖堂内の映像が公開されていて、後は外陣や附属の建物だけなんじゃないかと思った。

 

常設展もあわせて見学した。

岡鹿之助(先日上田市美術館で見た)の絵が1枚だけあって、やっぱり色合いが好きだと思う。

藤田嗣治モディリアーニ、スーチンなどのエコールドパリの時代の絵や、メキシコルネサンスのリベラの「プロレタリアの団結」などは、興味深く鑑賞したけど、モダンアートはやっぱり苦手。

あっさり見学を終えました。

 

徳川美術館名古屋城は訪問済み、犬山城岐阜城も行っているとなると、これからも来るであろう名古屋で、どこを観光しよう。

ジブリも全作品見たわけじゃないし、レゴランドはおばさん一人だとちょっと・・・

ライブに備えてホテルで体力温存だけというのもちょっとつまらない。

CNBLUEのライブ、名古屋はいつも入っているけど、次は福岡にしてくれないかなあ。

断夫山古墳・白鳥古墳を訪ねて

推しのジョン・ヨンファのライブのため名古屋に遠征。

二日間のライブのために観光は軽めにしました。

今回は夜行バスで

前回、募金をしたら最前列の席になったので(因果関係は全くない)、
今回もあわよくばとチケット発券前に募金に行く。

今回は名古屋なので、新幹線ではなく夜行バスで。

東京から名古屋の夜行は3000円で、ウィラーのポイントがたまっていて、2800円で行けたので嬉しい。

浮いた分を募金したので善意のお金と思ってほしかったけど、下心がバレたのか普通の席でした。

 

以前、関西に古墳めぐりをするときなどは、夜行バスで行っていました。

古墳は朝早くから見学可能なので、現地に早くつくほうが良いので。何より安いし。

でも年のせいか、夜行バスは疲れますね。

 

夜行バスに乗るために11時半ごろ山手線に乗っていたら、車掌さんが「遅くまでお仕事お疲れ様です。帰ったら暖かいお風呂で温まって下さい」云々のアナウンスをしていたので、感動してしまった。

12時前に電車に乗ることなんてないから、思いがけず優しい言葉を聞くと嬉しい。
私は仕事ではなく遊びに行くんだけど。

朝ごはんはぴよりん

名古屋には何度か来ていて、駅構内で気になっていたぴよりん。

いつも列ができている。

モーニングなら並ばずにぴよりんが食べられるんです。

小倉あん付ぴよりんモーニング1300円

ぴよりんは中にプリンが入ったババロアだったんですね。

美味しくいただいて非常に満足。

 

断夫山古墳

以前、西国巡礼の帰りに名古屋の志段味古墳を見学しました。

 

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その時に見学した「しだみ古墳群ミュージアム」で、愛知県最大の古墳「断夫山古墳」を知る。

尾張連草香もしくはその娘目子媛の墓かも、というので気になります。

目子媛は、応神天皇五世孫として皇位についた男大迹王(継体天皇)の妃。
越を本拠としていた男大迹王に娘を嫁がせるって、どれだけ先見の明があったんだろう。

目子媛の息子二人は安閑天皇宣化天皇として皇位に就きますが、正妻の手白香皇女の息子の欽明天皇の子孫がその後主流になっていくので、歴史の負け組応援派の私としては非常に気になる目子媛。

 

断夫山古墳には、名鉄名古屋から金山駅で、名城線に乗り換えて、西高蔵駅で降りて大通り沿いに5,6分歩くと着きます。

断夫山古墳

東海地方最大の前方後円墳。全長151m、前方部の高さ16.2m、後円部の高さ13m、三段築成。6世紀初めに作られたと考えられるので、尾張氏の首長(草香?)の墓と考えられます。

普段は立ち入り禁止

御墳印?!

御陵印ならコンプリートしたけど、御墳印まで始まったのか・・・

熱田神宮公園の中にあり、お散歩やランニングをする人多数。

周りには周濠のような空堀があり(多分後から作ったものと思われます)、ぐるりと一周できます。

造り出し

断夫山古墳の名前の由来は、日本武尊の妃の宮簀媛(ミヤズヒメ)の墓と考えられていたため。

すぐそばに日本武尊の墓とされる白鳥古墳があり、そのそばにある古墳をミヤズヒメの墓と推定したからなのです。

でも、「夫を断つ山」ってねぇ。「想夫山古墳」でもいいのに。

白鳥古墳

断夫山古墳から、住宅街を歩いて5分くらい。

日本武尊の墓と伝わる白鳥古墳があります。

白鳥古墳(白鳥御陵)

全長約74mの前方後円墳。前方部と後円部の東部分が削り取られて原型が損なわれています。

日本武尊が白鳥となって、熱田の宮に飛んできて降り立った地とされているので、白鳥御陵と名付けられたそうです。

でも、前回云った志段味古墳群のそばにも白鳥塚古墳はあった。

(こちらは全長115m、愛知県下3位の規模)

 

大阪の古市にも白鳥御陵はあったっけ。

 

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古市の白鳥陵古墳は宮内庁の拝所がありました。

全長200m、高さ23.3mの前方後円墳という規模だから、ここが本物なのかしら。

って、日本武尊の存在自体が謎なのに。

実は私は、日本古代史最大のヒーロー、日本武尊サイコパスとしか思えず、あまり好きではない。

各地に日本武尊伝説があって、その像や説明看板などを見るたびにへぇーーと思う。

 

白鳥山法持寺

白鳥御陵を鎮守とするお寺がありました。(お寺なのに、鎮守?)

白鳥山法持寺

弘法大師熱田神宮へ参詣した際に、日本武尊を慕い、自ら本尊の延命地蔵菩薩を彫って、祠を建立したのが始まりとされています。

白鳥御陵を鎮守として、その宝物を護持する寺だったので、始めは「宝持寺」と称していました。

戦国時代には、織田信長桶狭間の戦いに向かう途中に必勝祈願をした寺とも伝えられています。

文人墨客が立ち寄ったので、歌碑も多くあります。

昭和32年から30年間、三保ケ関部屋の宿舎になって、横綱北の湖にゆかりのある寺としても有名です。

(由来の説明板をざっくり引用)

門を入ってすぐに北の湖の碑があった

弘法堂

こんなにのどかなお顔のお大師さんて珍しいかも

熱田神宮へ参拝

前に名古屋ウィメンズマラソンに出場した際に、夫さんと参拝しました。

その時はひつまぶしも食べましたよ。

今回は参拝するのを迷ったけど(夫さんを思い出してしまうから)、近くまで来たのに参拝しないのはいけないと思い参拝。

静寂な雰囲気が好きです

宝物館を見学しようとしたら、臨時休館だったのでがっかりしながら帰りました。

 

麺家獅子丸の絶品ラーメン

行列に並んでまで食べたりしないのだけど、名古屋に詳しい友人が薦めてくれたので、なんと一時間も待ちました。

ちょうどお昼時に行ったのが悪いんだけど。

ずっとNetflixで「サムダルリへようこそ」というドラマを見続けていた。

有名店らしくすごい行列でした

伊勢海老ラーメン1100円

少し泡立てた濃厚スープは、一人なのに思わずにやけてしまうほどエビの味がして美味しかったです。

豪華盛500円

麺類を頼んだら注文できるおつまみセット。これも友人のお薦め。

タコの和え物とローストビーフとポテサラ。美味しかったです。

待った甲斐がありました。

予定をぎっしり詰め込んだ旅行のときは食事を抜くこともあるのに、夜のライブに備えてあまり動かないようにしていたので、一時間待つのも折り込み済み。