しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

盛り沢山福井旅 その1 最古の現存天守 丸岡城

マイルが切れそうで、行ける空港の中から選んだのは小松空港
師匠(夫さん)は出張で福井や小松に行くことが多いけど、
仕事だから観光はしたことないらしい。
現存12天守のうちの一つ丸岡城を見ることはあっても登ったことはないというし、
福井県には日本百名山荒島岳もあるからなのです。
(本当は霊峰白山にも登りたいところですが、
すでに雪化粧していて日程的にも難しいので今回は残念ながら見送り)
 
実は、私は福井県はお初。色々調べてみたらとーっても見どころ盛りだくさんでした。
越前蟹には数日早くて食べられなかったのですが、福井グルメも満喫♪
 
これから少しずつご報告していきたいと思いまーす。
どうかおつきあいくださいませ。
 
 
小松空港でレンタカーを借りて、まず行ったのが現存する最古の天守閣「丸岡城
高速に乗らなくてもスイスイ行けるので運転手の師匠もご機嫌。
 
丸岡城(霞ケ城)は、越前領主となった柴田勝家が甥の勝豊に作らせたものだそうです。
 
築城当初石垣が何度も崩れるので人柱を立てたそうですが、
息子を取り立ててくれることを約束に貧しい寡婦が犠牲となったのに、
その約束を果たす前に勝豊が長浜に転封になったためとうとうそのままに。
毎年お堀が藻でいっぱいになり刈らないといけなくなり、
さらにその日は雨になるので寡婦の涙が降るという伝説も。
 
さて、その石垣ですが野面積みでなかなかいい感じです。
(ですが・・・私の好みは切り込み接ぎ♡)
 
昭和9年に国宝に指定されたものの、昭和23年に福井大震災で倒壊し、昭和25年に重文の指定を受け、昭和30年に修復再建されたそうです。
この話を聞くと、熊本城もまた荘厳な姿に戻ることに希望が湧きますね。
イメージ 1
 
駐車場(無料)に停めて、公園を少し登ると見えてくる二層三階の小ぶりな望楼型天守閣。
 
イメージ 2
 
とにかく急な階段。ハシゴといっていいかも。みんな手を使って這って降りてました。
イメージ 3
 
丸岡城は屋根瓦が笏谷石でできています。雨に濡れるときれいだそうです。
 
イメージ 4
 
三階から丸岡の町が見えます。
廻り縁に出てはいけませんと書いてありましたが、
幅が狭く、手すりが低くてとても出られません。
イメージ 5
 
初代藩主は柴田勝豊ですが、安井氏、青山氏、今村氏とバタバタ替わり、
本多氏が初代丸岡藩主となるも4代で改易、幕末までは有馬氏がこの城を居城としました。
この初代藩主本多成重は、「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」に出てくるお仙です。
 
イメージ 10
 
この手紙を書いたのは鬼作左とも言われた猛将本多重次です。
城内には「一筆啓上碑」があり、丸岡町で募集した「日本で一番短い手紙」も展示してあってほろりとしたりして。

 

イメージ 6
 
天守閣にある鯱は木製の銅板張り。震災で落ちた石のしゃちほこは今は天守閣の入口を守っています。
イメージ 7
イメージ 8
 
国寶霞ヶ城の看板あり。満開の桜の中に浮かぶ姿が幻想的でとっても美しいそうです。
その季節に来たかったなー。
 イメージ 9
早めのお昼は、お城の公園にある「一筆啓上茶屋」で越前名物おろしそば。
大根おろしがそばつゆに入っているのですが、もうちょっと辛くてもいいかも。
麺のこしが強くて美味しかったですがつゆを再考していただけると嬉しいです。