しゃおれんの旅日記

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雪化粧の白山を見ながら荒島岳登山2016.11.4ー百名山7座目

今シーズン最後の登山は日本百名山荒島岳
先月の東北三山ツアーが物足りなかったので、今回はガツガツ登りたいと思います。
事前にコースの下調べもイメトレも十分。
 
コースもいくつかありますが一番メジャーな勝原コース。
えちぜん鉄道の勝原駅からスタートできるそうですが、
私たちは前日国民宿舎九頭竜パークホテルに泊まって、元勝原スキー場の駐車場に車を停めてスタート。
九頭竜湖方面からは馬返しトンネルをすぎて、すぐに左手に側道があるのでそこを入ると駐車場です)
トイレは水洗で毎日掃除が入るみたいでとてもきれい。靴洗い場もあります。
 
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登る前にもう一度確認。
 
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電話ボックスの中で入山届を記入している師匠。きちんと提出します。
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前日から当日朝まで断続的に雨が続いたのであたり一面靄だらけ。
登り始めは元勝原スキー場。舗装された斜面を15分くらい登ります。
舗装されているので歩きやすいですがスキー場なので結構急です。
 
桜の植樹がされているようです。山が桜色に染まると思うとワクワクしますね。
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スキー場の斜面が終わって右手に曲がり、
こんな石だらけの道をひたすら上がっていきます。
だいたい40分弱かな?だんだんと霧が晴れてきて振り返ると素敵な眺望が♪
 
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この素敵な靄っぷり。越前大野城はこの朝見事な天空の城になっているのでは・・と思う。
(登山前日、越前大野城を見るために隣の犬山城址に登ってみたけど、曇りのち雨の
天気の中の撮影で、全く天空の城っぽくなくて、「丘の上のお城」になってました。残念)
 
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ざれた道を登り切ってリフトの残骸がある広場を超えるとやっと登山口です。

登山口からしばらくこんなぬかるみ道が続きます。

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落ち葉があるところはまだいいんだけど、落ち葉がないところはみんなが踏んで行くので泥んこ祭り♪ こんな風に階段もたまにあるのですが、階段が崩れていたり段差が大きかったりして 階段の横を通ることの方が多かったです。

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しばらく行くと看板がありました。「トトロの木」(標高820m)↓
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その不思議な雰囲気から命名されたようです。
 
この後はきれいなブナ林。
 
しばらく行くと「白山ベンチ」(標高935m)があります。
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ここからは白山が見えます。
しかも、前日の雨が白山では雪になったみたいできれいな雪化粧♡
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天気も良く、白山が見えてテンションも上がっていきます。
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歩きやすい道も多いのですが、木の根っこの張り出しているところ(私は「木の階段」と呼んでいた)は本当に歩きづらくて、下りの時は神経使って疲れました。
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深谷の頭」標高1,015m。まだ元気に登っています。
 
 
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水場という手作りの看板あり。この道の奥なのでしょうか?
(看板には「涸れていることもあります」とあります。)
荒島岳には水場がありません。事前にちゃんと準備しましょう。
スタート地点にあるトイレ以外はトイレも無いので気を付けましょう。
 
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登山口からだいたい60分。(参考コースタイムでは80分)
シャクナゲ平につきました。ここは小荒島・中出登山口との合流地点です。
(中出コースはゆるやかで初心者向けだそうです。)
ここから山頂までは参考コースタイムでは60分とあります。
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佐開コースとの合流地点あります。
佐開コースは林道のアクセスが悪いようなのでガイドブックでは推奨されていませんでした。
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手前には紅葉のきれいな山、大野の街が見えて、向こうには青い山脈
一幅の絵のようです。
 
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「滑落注意!」の看板。そうです、この先が「もちが壁」です。
滑落死亡事故なんて書いてあるから少しビクビク。
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もちが壁の急登がこちら。鎖もあります。
階段がくずれているので登りづらいですが、事前に聞くほど怖いものではなかったです。
ですが、降りるときは慎重にしてください。慎重にしてしすぎるということはありません。
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もちが壁の急登が終わっても断続的に急な登りがあります。
 
急登の先が開けているので山頂かと思いきや、「前荒島」
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「前荒島」1,415m
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一度降りてまた登ります。でも、あのてっぺんはめざす山頂ではないようです。
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「中荒島」1,420m。
山頂まで412m。1ケタの位まで細かく刻む几帳面さ。
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荒島岳から荒島岳の山頂までの道はところどころ雪が残っていてきれいです。
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何度も見てしまう白山連邦。とーってもキレイ。
 
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そして、やっと山頂に着きましたー!
1,523mと高くない山ですが、この眺望の素晴らしさ!
これが百名山たる理由なのでしょう。
 
朝7時から登り始めて少しの休憩込みで山頂に10時に着く。
(参考コースタイムは3時間20分だから、若干早いかな?)
すでに何組かの登山客の方がいて、景色を楽しみながら休憩してます。
 
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祠に無事に山頂に着けたお礼を申し上げる。
 
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山頂には雪が積もっていて風が強く日差しはあるけどやっぱり寒い。
いつもながら登っていて汗をかいて、その後標高が上がって寒くなると
その汗を冷やさないように厚着するということになるのが克服すべき課題。
師匠には「汗をかくほど速く登るのがいけない」と言われるけどタラタラ登ってなんかいられなーい。
気が短い江戸っ子なんだもん。
 
 
山頂ではバーナーでお湯を沸かして珈琲飲んだりラーメン食べている人多し。
でも、まだ10時だし、お昼には早いよねーと水筒の暖かいお茶とチョコレート食べるくらいで下山開始。
下山したら福井市内に行く途中で名物のボルガライスでお昼ご飯の予定。
 
来た道を戻るので、目印を見つけてはどれくらい降りてきたかが分かります。
中荒島、前荒島、シャクナゲ平と数えつつ、シャクナゲ平の後のぬかるみが一層ひどくなっていて凹む。
登山口から下はぬかるみがなくなったけど、スキー場なので斜面がきついので下りは足にくる。
神経使って降りたので、下りは参考コースタイム通り2時間半かかりました。
最後の舗装された道でははずみがついて転がりそうに。
 
ぬかるんでなければ、それと階段も荒れてなければもっと楽しく登れたと思う荒島岳登山でした。
だけど、やっぱりお天気よくて眺望がいいと「登山って楽しい」と思います。
ずっと見えていた雪化粧の白山、いつか登ってみたいです。冬山は怖いから夏のお花畑を見に。
 
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荒島岳の登山バッチ。これは九頭竜パークホテルの登山パック(一泊二食付き7600円)の特典としていただいたもの。朝食はおにぎりにしてもらえます。
 
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昭和の雰囲気ただよう九頭竜パークホテル。廊下に大学生の色紙がたくさん飾ってあったので合宿として使われることが多いのかも。近くにコンビニが無いので、こちらに泊まる方は大野市街で調達しないと辛いです。

 
今年になって始めた登山。山の景色に魅了されて、体力あるからかそれほど辛いとか苦しいとか思わず登れて楽しいが勝って、「日本百名山」なんて分かりやすい目標もあるので、師匠と「次はどこ登る?」なんて話も増えました。初心者なので、雪山は絶対に挑戦しないので、今シーズンは今回で登りおさめ。
 
けがもなく楽しめて山と森の神様に感謝です。
 
荒島岳登山の前後に初・福井県で観光も満喫できました。
(この様子は別途ご報告しますね)
さーて、これからは東京マラソンに向けて走り込みだー。