友人宅にお泊りの後で、鎌倉観光。
王道はきっと混んでると思い、知られていなそうなところを探す。
見つけました!
英国アンティーク博物館
1階はミュージアムショップ、2階はジョージアン時代、3階はシャーロックホームズの部屋、4回はヴィクトリア時代となっていて、Wi-Fi繋いで、各自のスマホで解説を聞きながら進みます。
小ぶりな博物館なので、解説を聞かないと「ふぅん」で終わってしまいそうですが、解説があれば、一層興味深く見学できます。
撮影は自由です(展示品に触ったり、座ったりはダメ)。
2階ジョージアン時代(1814-1830)
この貝殻のような器にビスケットを入れて、暖炉のそばに置いてビスケットを温めて食べたそうです。
アンティークも、きちんとしたものだと古さを感じない。
銀器は、使用人が毎日磨かされたんだろうなあなんてことも思う。
カズオイシグロを連想する。
3階シャーロックホームズの部屋
シャーロックホームズの小説をちゃんと読んだことはないけど、なぜかどういう服装をしているかなどは知っている。
こちらの博物館はアンティークで、ホームズの部屋を再現しています。
机の上にあるひょうたんのような形の容器はソーダ水製造機だそうです。(小説にでてくるらしい)
ベッドが小さい気がする。右の棚の横にあるのはトイレです。当時はこういったところで用を足し、捨てに行ったとか。
ホームズの小説の初版本がいくつもあったりして、きっとファンにはたまらないと思う。
夫さんが鉱物を集めていたことを思い出す。
4階ヴィクトリア時代(1837-1901)
ヴィクトリア女王のうら若き女王と偉大なる女帝の写真が飾ってあり、歳月って時に残酷と思った。
ヴィクトリア女王は在位期間も長いし、植民地も広大に増えたし、ヨーロッパ諸国の王室と姻戚でイギリスの最盛期。室内もゴージャスに感じました。
こちらの蓄音機は、「蓄音機のロールスロイス」と呼ばれるエキスパート社の上位モデル。
開館に際し、館長が日本人コレクターから買い付けたそうです。いくらだったのか気になる。
謎の形状。こんなのリビングに置きたくないけど・・・
4階には隈研吾さんが設計した茶室があります。
そこの窓からは、鶴岡八幡宮が見えて掛け軸のような演出になっています。
目では見えるけれど、写真に撮ると白くとんでしまって八幡宮は見えません。
小さな博物館なので、すぐに見終わってしまいそうですが、友人とあれこれ言いながら写真撮りながら見ていたら、予想外に楽しかったです。
2022年に開館したばかりで、空いていたので写真も撮り放題でしたが、人気が出て来たらまたちょっと違う印象になるのかな。