今回は地下鉄5号線と空港鉄道しか乗ってません。
AREX(空港とソウル駅直通)でもなく、一般列車だったので交通費も激安。
LIVE会場がKBSアリーナで5号線鉢山駅だったのと、友人に教えてもらった食事屋さんが鐘路3街ということもあり。
時間もなかったので、LIVEの前後に5号線沿いの無料の小ぶりの博物館を見学する程度にしました。
ソウル歴史博物館
ソウルの歴史の資料展示です。ジオラマが多いので子供でも楽しめそう。
漢陽(ソウルの旧名)は人口10万だったんですね。
今では1000万人都市ですよね。
他の都市と圧倒的に差をつけての一位。人口密度もかなり高いです。
地震がないからできるのだろうけど、あのタワマンの数々は修繕てどうするんだろう?
ソウルの歴史というと、当然出てくる壬辰倭乱と日帝強占(日本の植民地時代のこと)。
この博物館はそれほどキツい表現ではなかったけど、まぁまぁ日本は悪役。
怖いもの見たさでつい行ってしまう。
日本語が所々しかなくて、ハングルの説明はどうせいいこと書いてないと思い、それほど真剣に読まなかった。
先月の古代史関連は一生懸命ハングル読もうとしたのに。
慶熙宮は五大宮の一つ、15代光海君が建築を始め1623年に完成しました。当時は殿閣が多かったのですが、19世紀に景福宮を改築する際に建て物を移築したり、日本統治時代に撤去されました。
今は、興化門、崇政殿(正殿)、資政殿(王の日常生活の場)、泰寧殿が復元展示されています。
王座の前は座布団があったけど、石の床に座るのはキツイだろうなあ。
ドラマでは臣下たちはみな立っているけど、ずっと立っているのもキツイよなあ。
などと思う。寒いとろくなことを考えない。
国立古宮博物館
景福宮を見学する時間はなかったけど、LIVEの後で見学しました。
李氏朝鮮時代の王室の資料が展示してあり、ここは好きな博物館です。
朝鮮王朝実録の成宗の展示に韓明澮の名前を見つける。7代首陽大君(世祖)から9代成宗に仕え、ドラマではすごい策士でまあいい人には描かれない。
実際はどうなんだろうと漢文を追うけど、漢字は読めるのに内容が頭に入ってこなくて諦めました。
日本統治時代に日本に持ち去られていた「五大山史庫本」(2006年に返還)も展示されていました。
LIVEの後で変なテンションのまま来たので、説明書きが頭に入らなくて、衣装や簪などを見て楽しんで帰ってきました。
ちょうど企画展で、公主(姫)の婚礼衣装の展示があって、刺繍がとても綺麗でした。
英祖の生母は針房出身の女官だったから、こんな刺繍をしてたんだろうなあと思う。
それにしても、景福宮を見学する貸衣装の韓服の人の多いこと。
金髪の王さまや王妃さま、世子さまがファミリーで歩いていたのには驚いた。
個人的には世子はイケメン以外は着てほしくないんですけど。
大韓民国歴史博物館
ここは、光化門広場に面していて、アメリカ大使館のお隣。
屋上からは光化門と景福宮がよく見えます。
内容はソウル歴史博物館と何が違うのかと気になって。
向こうは、ソウルの歴史で、こちらは大韓民国の歴史なので、範囲が少し違う。
でも、二つ作らなくても・・・税金の無駄遣いな気がしないでもない。
こちらも、開国から光復(独立を取り戻すこと)までは、日本が悪役だけど、こちらは朝鮮戦争のことなどもけっこう丁寧に割いていた。
映画「国際市場で会いましょう」でやっていたドイツへ炭鉱夫や看護師として出稼ぎにいく話や、ベトナム戦争に米軍とともに参戦した資料もあった。
ベトナム戦争時に韓国軍に支給された缶にキムチ缶があったようです。
最後にKPOPや韓国ドラマの展示が出てきて、違和感を感じました。
けど、今は重要な韓国の産業だから展示も当然かな。
好きなドラマ「未生」のポスターがあって思わず写真を撮ってしまった。
日本と同様(日本以上に?)韓国のサラリーマンも大変だと、夫さんとハマったドラマ。
日本語の説明がなかったから雰囲気でしか分からないけれど、韓米同盟70年記念的な企画展示もしていたようです。
次は宮殿や国立博物館にも行きたい。