しゃおれんの旅日記

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2023.10韓国旅行⑥ソウルへ移動・漢城百済博物館

この日は友達の待つソウルへ移動です。

KTXで日本で予約可能

釜山からソウルへはKTX高速鉄道)で移動です。

釜山ーソウル間を3時間弱で移動するのですが、韓国は交通費が安くてほんと助かります。59,400W(6,764円)でした。

しかも、KORAL(韓国の国鉄)はネットで予約ができます。日本語を選択すれば日本語表記になります。VISAなどの国際カードもOK。

https://www.letskorail.com/ebizprd/prdMain.do

7:23釜山発10:16ソウル着のKTXは途中からどんどん乗ってきて、ほぼ満席でした。

朝早いから予約しなくても大丈夫かと思っていたけど、予約しておいてよかったです。

高速バスは現地で予約

ソウルに着いて、ホテルに荷物を預けてまずしたのは、高速バスの予約。
こちらのサイトは、国際カードが使えないので、現地でチケットを取るしかなくて、高速バスターミナルに来る必要がありました。

時刻表を検索するにはこちらのサイトで。

https://www.kobus.co.kr/main.do

日本語を選択すると日本語表記になります

世界遺産ハンターの私は、地方へのバスも数回乗ってます。
今回も公州へ行くことにしていました。
2時間近くかかる公州へのバス代が9,500W(1050円)なんて、ほんと安くて助かります。(プレミアムバスの場合でも16,600W)

漢城百済博物館

ライブがあるのは、オリンピック公園のオリンピックホール。

実は、ここは百済の王都があったとされる場所なんです。

オリンピック公園駅から行った方がはるかに近いのに、待ち合わせの前に観光したくて一駅前で下車。

9号線漢城百済

漢城百済駅」って、駅名でワクワクしてしまう。

平和の門

 

入場無料

漢城百済博物館を見学しました。

風納洞土城の城壁転写面

2011年に風納洞土城の東南側城壁を発掘調査したときに、はぎ取って保存処理してもの。

城壁は現在残っているものを基準に下辺43m、上辺13m、高さ11mとして復元。3回にわたる城壁築造過程を見せるために、土層を区分。(数字が小さく見えますが、一次城壁が最初に築かれ、3次まであります)

 

伽耶も良かったけど、百済もいいなあ。

手前が夢村土城、奥が風納洞土城

古代史好きな歴ヲタとしては、百済は欠かすことのできない課題です。
朱蒙」や「風の国」などのドラマで高句麗百済の建国を見る。(ちゃんとその後、歴史の本も読みましたよ)
史劇はエンタメだけど、それなりに勉強にもなると思う。
今はフュージョン時代劇ばかりで、恋愛がメインなのがちょっとねぇ。
でも、見ちゃうけど。

金銅冠

伽耶の金銅冠は前立てがあって、新羅に似ていたけど、百済のは半円でちょっと違う。

この冠、江田船山古墳の出土品の冠に激似(東京国立博物館で見た)、熊本の首長も百済と交流があったんですね。

金銅の靴は日本で何度か見たことがある

七支刀のレプリカ

夢村土城

夢村遺構碑

オリンピック公園は、1988年ソウルオリンピックのための体育施設建設予定地となり、1983年から発掘調査が行われ、遺物や遺跡が発見されました。

夢村土城は4世紀半ばに百済によって築かれた土城です。
百済は紀元前18年、卒本扶余出身の温祚が南下して、漢江の南側の慰礼城で百済を建国したとされています。

その後、領土を広げ、制度を整備して、王都の範囲も広げ、名前を慰礼城から漢城に改めたと考えられています。

中国の史書などには、百済王の住む都の名称が漢城と記されています。漢城は北城と南城を合わせた名前であり、この夢村土城は南城で、北側に風納洞土城です。(今回は夢村土城だけ行きました)

土塁

なかなかに高い

全部を歩いていると待ち合わせに遅れそうだったので、ごく一部を歩いて体感する。

コキアが色付き始めていました

475年に高句麗が攻めてきて、漢城は陥落、蓋鹵王が戦死して、熊津に遷都します。

明後日はその熊津(現在は公州)に行く予定。

 

今から1600年近く前、ここに都があったんだなと妄想しながら歩きました。

非常に満足。

この後は今回の旅行の最大のイベント、CNBLUEのライブです♪