夫さんの旅日記(途中で挫折してる)を見つけて、たどる旅行をしてきました。
ですが、途中に個人的興味も叶えています。
法隆寺のそばに藤ノ木古墳とその出土品のレプリかがある斑鳩文化センターの見学をしました。
藤ノ木古墳は学生の時に出土品が赤坂のサントリー美術館にきたのを見て感動したのです。
今回は法隆寺まで来るならぜひ寄ろうと。(これは夫さんの旅日記にはないけど)
文化財センターの受付の女性が 私のためにビデオをかけてくれて、「終わったら、説明しますがどうします?聞きます?」てな感じだったのでお願いする。
こちらにはレプリカしかないのですが、見ながらいろいろ話を聞けて楽しかったです。
藤の木古墳は二人が埋葬されているのですが、同時に亡くなるってあまりないから片方は殉死なのか?とか。
6世紀末にこれだけの副葬品を入れるほどの権力者って、しかも殺されたってなると・・・崇峻天皇?! とか盛り上がる。
私がメモしながら聞いてると、「嘘かもしれないから書いちゃダメよー」と言われる。
「研究者じゃないんで。諸説あるなら、面白い方がいいじゃないですかー」と他にも聞きだす。
金の冠が出ているのですが、新羅風ではなく、アフガニスタンの影響を受けていると学者先生は言ってます。ガイドさんが「ゴンドラと鳥という説もあるのよ」と教えてくれる。面白い!と早速メモ。
船や鳥はよく古墳の壁画に描かれたりしますよね。
副葬品の意匠に使う意味があるのかも。
副葬品は実用というより、飾りのためか全体に大きく作ってあるので豪華です。
歩揺のついた金の靴とかも素敵でした。
これ、韓国や群馬でも見たぞ。
ガイドさんは諸説ある話をたくさんしてくれて面白かったです。
お礼を伝えると、「嫌だあ、頭なんか下げないでよー」と。
ガイドさんにそんなこと言われたの初めてで驚く。
お礼を言ってお互いにっこりで終わるのが普通だから。
諸説あるところをウンチクとして語りたいけど、友人に藤の木古墳について語るのは申し訳ない。
こうしてアウトプットできる場所があって良かったです。
文化財センターに「聖徳太子ゆかりの四寺割引拝観券」(法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺)のポスターがあったが、販売は法隆寺iセンターでここにはないと言われる。
(法隆寺1500円、中宮寺600円、法輪寺500円、法起寺300円の合計2900円が、2400円になり他に特典もあるらしい)
それならポスター貼らないでーと思う。
そして、ガイドさんに「四つ全部行く?こう言っちゃあなんだけど、法起寺は遠いし、暑い中行くほどのものでもないよ」と言われる。
それ言っちゃっていいのかな(笑)
夫さんの旅日記では法起寺まで行っているから行くつもりでしたが、ガイドさんが真剣に心配してくれるので、「様子見ます」と答える。
この日は晴れてものすごーく暑かったんです。最高気温35度予想。
さて、その後藤の木古墳に見学に行きました。
センサーで中に照明が付くので、目を凝らして見る。
入口のガラス扉が水滴で曇っているのが残念ですが、参道の奥に家形石棺が見えます。おぉー。
学生の時に、第三次調査のニュースにワクワクしたなあと思い出す。