しゃおれんの旅日記

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秩父三十四観音めぐり⑦-18番神門寺・19番龍石寺・20番岩之上堂・21番観音寺

涼しくなってきたので、巡礼再開。

今日は自転車でシャーっと周ろうと思っていたのに、西武秩父駅前の観光協会に行ってびっくり。

定休日でした。(第二、第四月曜日は定休日)

まさかの定休日

レンタサイクルが借りられませんでした。

ちゃんと調べて行かなかった自分が悪いので、ひたすら歩きました。

今までの最高記録かも

18番から29番札所までの12ヶ所を一日で歩きました。

多分30kmくらいは歩いたんじゃないかなと。

18番札所神門寺

西武秩父駅を8:50頃に出て、国道140号沿いに歩くこと35分、18番札所の神門寺に着きました。

国道沿いにあります

境内に入ると静かです。

観音堂

右の庇が長く張り出していて、欄間の彫刻もかっこよかったです。

この観音堂は、天保年間に秩父名工藤田若狭が作ったとされています。

秩父音霊場のご本尊は秘仏が多くて、たいてい御前立を拝みます。

ご本尊:聖観音菩薩

納経印

秩父札所は来年(令和6年)3月からは、納経印が300円から500円になります。

不動堂

蓮華堂

八体の仏像が並ぶ蓮華堂。

19番札所龍石寺

18番札所から19番までは、約1.5km。秩父鉄道の線路を越えて、住宅街の中を進みます。

この日も鉄人28号くんと

こちらの龍石寺の本堂は、大きな一枚岩の上に建っているそうです。

岩の上に建つお堂

観音堂

境内には六地蔵

この日は、晴れていたけど爽やかだったのですが、歩くと汗が噴き出てきます。

秩父巡礼は、花めぐりでもあります。

この日は、ヒガンバナ、コスモスがあちこちで咲いていました。

ご本尊:千手観音菩薩

こちらのご本尊は空海作と言われています。空海が彫り上げたら、東国へ飛んで行ってしまい、後に空海がこの地を訪れたらこの像が安置されていたとか。この観音菩薩が、悪龍に苦しむ農民たちを救ったという伝承があります。(悪龍というのは、荒川の氾濫のことかと。治水を教えてくれたのが空海という伝説が生まれたのだと思います)

納経印

19番から20番までは1km弱。荒川を越えます。

秩父

隣に秩父橋があり、はるか向こうにループ橋も見えます

前回は、友人とループ橋を見ました。

あの後、秩父三部作アニメを見て「あの花」に号泣したのでした。

秩父のシンボル、武甲山と記念撮影

秩父橋を渡って、国道沿いをちょっと上がります。

Googleマップには載っていないけど、案内があったので信じて上がる)

案内板がなかったら不安な道

CNBLUEの歌を歌いながら進む。

誰もいないと油断しきって、「소리 질러~(叫べ~。ライブでヨンファがよく言う)」なんて合いの手も入れながら歌っていると、農作業中の方がいたりして慌てる。

20番岩之上堂

この日は平日だったのに、秩父巡礼の巡礼者はちらほらいました。

歩きと車と半々くらいなのかな?

入口

ここから石段を下りて行ったところにお堂があります。

岩之上堂(観音堂

紅葉のシーズンはきれいそう

観音堂の中には、さるぼぼやお花の飾りがたくさん吊り下げられています。

お堂の中は撮影禁止なのでここから撮影

平安時代白河法皇の勅願で建立された歴史あるお寺です。

明治初期までは、岩之上堂を遥拝しながら川を渡ったのではと言われています。

今は秩父橋ができたので、渡し舟はなくなりました。

ご本尊:聖観世音菩薩

納経印

秋海棠がきれいでした

21番観音寺

20番から21番はほぼ平坦。大きい国道に出たと思ったらすぐ見えました。

国道沿いにあります。

広々とした境内

矢之堂(観音堂

観音寺は通称を「矢之堂」といいます。

その縁起は二つあって、一つは行基観音堂を立てようとしたところ、土地の邪神たちが暴れ、八幡神が矢を放って邪神たちを追い払いここに観音堂を立てることができたというもの。

もう一つは、当初は秩父郡矢納村(現在の児玉郡神川町)にあり、矢納という地名は、日本武尊がこの地に矢を納めたとか、平将門が納めたとか言われていて、「矢納堂」が「矢之堂」になったというものです。

八幡神日本武尊平将門など武将に関係するようですが、こぶりな静かなお寺です。

境内にお地蔵さんがたくさん

ご本尊:聖観世音菩薩

納経印

9時少し前から歩き始めて、10:30。

ここまでは、道もそれほど大変ではなくて、札所の間も近いのでどんどん周ってしまいました。

この後、だんだんと大変になっていきます。