いよいよ今回の巡礼旅も最終日。31番長命寺にお参りしたらその後は気楽に近江八幡観光の予定です。
昨夜あんなにごちそうになったのに、朝食もしっかりいただきました。
バスの場合は麓から808段の石段を登る必要がありますが、私は友達に車で連れてきてもらったので100段で済みました。
今回、こんなに楽していいのかしらと思うほどです。
ご本尊 千手十一面観世音菩薩
八千年や 柳に長き 命寺 運ぶ歩みの かざしなるらん
武内宿禰が柳の木に「寿命長遠諸願成就」と刻み長寿を祈願。300歳以上の長寿を保ち6代の天皇に仕えました。聖徳太子がその柳の木で千手十一面観音三尊一体の像を刻んで安置し、武内宿禰の長寿霊験にあやかって「長命寺」と名付けました。
ありがたい伝説ですが、日本史オタクとしてはツッコミどころ満載。300年もの長寿ってとか、そもそも武内宿禰の景行天皇の御世にまだ漢字は伝来してないんじゃないか、とか。
武内宿禰のあれこれ
お寺の方が教えてくれました。
本堂の横の廊下をつたっていくとあります。
「天地四方を照らす岩。当山開闢武内宿禰大臣 此の聖地に於いて祈願し 三百歳以上の長寿を全うす」と看板にありました。
「修多羅とは仏教用語で天地開闢天下泰平子孫繁栄を言う。封じて当山開闢長寿大臣武内宿禰大将軍の御神体とする」と看板にありました。
今回は友達に連れてきてもらったので機動力が高くて、滋賀の札所を全部周ることができました。ありがたいです。
友人たちも三十三か所の納経印を集めていますが、私のように必死に集めているのではなく、観光のついでに行けたら行くといった感じです。
これで、残るは奈良と33番札所谷汲山を残すのみとなりました。