私は旅行が好きですが、お買い物の時間はほぼ無い。
義理でお土産を買うことはあっても自分に買うことは無い。
物欲というか所有欲が全く無いのです。
今回ANAで安く航空券が取れたので、いつもなら行かない所へ行ってみようとなぜか思い立ちました。
というわけで、佐賀旅行の二日目は有田と伊万里観光です。
上有田から観光開始
武雄温泉に泊まったので、まず有田へ。上有田から散策開始です。
雨が降っていてしかも寒いので心を奮い立たせながらの散策。
早めに観光始めたので全くお店が開いていません。
まあ開いていたとしても多分見るだけなのですが、とりあえずウインドウショッピングで十分でした。
深川製磁も香蘭社など有名店の前を通って、開いていなくてもガッカリしない。
有田館という観光案内所で地図とコミュニティバスの時刻表をもらう。
タクシーを呼ぶこともできそうです。
旧田代西洋館は陶器を買い付けに来た外国商人の宿泊・接待所として明治9年に建築された和洋折衷の建物です。(土日のみ開館)
陶山神社
有田で来たかったのはこちら。鳥居の前に線路が通っています。
そして、境内にもあちこち陶器の灯籠がありますが、なんといっても本殿の前の鳥居には驚きです。
陶器でできている鳥居。青色が好きな私はとっても好みの柄でした。
天気のせいで写真の色が悪いですが、白磁に呉須の青がきれいなんですよー。
江戸時代に奉納された玉垣(神社の聖域を囲んだもの)だが、明治時代に高欄として配置された(元はもっとながかったと考えられ、陶製の玉垣は全国でも珍しい)
お参りを済ませ、本殿の横に案内が出ていたので行ってみました。
有田で初めて陶器を焼いたという李参平の碑です。
本殿の横からの道は少し悪いのですが、登り切ると見晴らしが良くて有田の街を見下ろせます。
この燈籠と狛犬は当時の宮司の歎願により供出を免れたそうです。戦時下で供出を免れることもできたんだとちょっと驚きました。
鳥居とリレーかもめ号のコラボ。嬉しいです。
九州陶磁文化館
ちょうどよいコミュニティバスがあったので、郵便局前から有田本町まで乗り、歩道橋を渡り、小高い丘の上の陶磁文化館へ。
なんと入場無料。
有田焼きの歴史から、年代別・手法別にわかりやすく分類された伊万里焼きの展示(第二展示室の柴田夫妻コレクション)、九州の他の焼き物や現代作家の作品まですごく見応えありました。
私は利用しませんでしたが、古伊万里の器で珈琲やケーキがいただけるカフェもありますよ。
私以外は、外国人のグループがにぎやかに話しながら見ていました。
たくさん見て思ったのは、私は青磁と鍋島が好きだということ。
ヨーロッパで人気だった古伊万里の金襴手よりは青いスッキリした線で描かれた洗練された鍋島が好みです。
この後は伊万里へ移動です。