しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

西国巡礼その2和歌山①熊野本宮大社と速玉神社

西国巡礼の一番は青岸渡寺

熊野の那智大社と同じ場所にあるので、未だお参りしたことがない熊野三山と合わせてお参りしようと思い立つ。

前に夫さんと一緒に行こうねと言っていたのですが・・・お供に鉄人28号くんを連れて夫さんを思いながら行きます。

 

空路南紀白浜空港

東京から熊野本宮大社行くには、羽田から南紀白浜空港へJAL7:25発JAL213便で。

コロナ禍以来羽田空港久しぶり。

思ったより人がいるんだなあと。

1時間弱のフライトで南紀白浜空港には8時45分ごろ到着。

地方の空港らしくあっという間にレンタカーやお迎えの車に乗って人がいなくなってしまう。

空港出口前のバス停で待つ

車の運転ができない私は明光バス熊野古道3号」の快速バスで本宮大社に向かいます。

熊野古道 | 明光バス株式会社

9:28発本宮大社着11:58。時刻表通りでした。

田辺駅から先は乗客は私一人で申し訳ない感じ(笑)

初めのうちは海沿いを進んでいたのですが、途中から山の中になり景色を楽しみ、

中辺路美術館でトイレ休憩もあり、2時間半2650円の旅はなかなか快適でした。

料金が高いと思ったけど、2時間半で2650円なら安い?

 

本宮大社

バス停の向かいに本宮大社が見えます



本宮大社バス停で降りると、目の前に本宮大社が見えてテンション上がります。

なんとなく早足で階段を登ってしまう。

158段の石段も嬉しく登る。

これくらいの石段は全く苦にならない

 

主祭神家津美御子大神(けつみみこのみこと=スサノオミコト)で本地仏阿弥陀如来とされていることから極楽浄土の聖地とみなされてきました。

かつては中洲にありましたが、明治22年の水害で山の上に移築再建されました。

なかへち、大峯奥駈道などの参詣道が交差する場所にあり、熊野詣の最初の目的でした。

 

と、パンフレットにあったので、今回の旅のスタートにぴったりかと。

手水舎には八咫烏

ここから先の写真はない

石段を登ると門の向こうに本殿が並んでいます。檜皮葺の社殿が侘び寂び感が強い感じ。

SNSであげてはダメとあるので写真はありません。

 

熊野神社の総本山ということで熊野大権現の幟がはためいています。

八咫烏の像を見ると熊野に来た!感が強まります。

 

八咫烏のポストがありました。

八咫烏のポスト

お昼は名物

ちょうどお昼時で朝は空港でパンを齧っただけだったのでお腹ぺこぺこ。

鳥居のそばに珍重庵で山かけざるともうで餅食べ比べセット抹茶付きを。

ざるそば美味しかったです。780円

ざるそばには細切りの大根も載っていてさっぱりと美味しくいただく。

もうで餅食べくらべセット抹茶付き550円

もうで餅は今朝搗き立てで程よい甘さ。葛餅もあんこが上品な甘さでペロリ。

 

 

産田社

本宮大社から大斎原に行く途中に小さなお社がありました。

伊弉冉尊の荒御魂を祀る女性の守り神だそうです。

産田社

 

大斎原

そびえる大鳥居34m

バスに乗っている時から見えていた大鳥居。

産田社から向かうときもそのビジュアルに圧倒されます。

前にブラタモリで見て以来気になっていたので来れて良かったです。

 

34mの鳥居。

かつてはここに本宮大社がありました。

水害にあって移築再建されました。

鳥居をくぐってかつての本殿へ

かつての本殿あとには祠がありました

一人の女性がずーっと何枚も写真を撮っていて「すみませーん」とか笑顔で言う割には帰る気配がない。スーツケースが映りこむのはこのさい仕方ないと思って私も記念写真撮影しました。(狛犬の後ろに女性が隠れるように私が移動して撮影)

本宮大社前バス停は観光案内所の前にあります

熊野川沿いにバスは進む




神倉神社

13:25発のバスで速玉神社に向かいます。

14:15ごろ神倉神社バス停で降りました。そこから歩くこと約5分。

まず猿田彦神社と神倉三宝荒神

538段の石段はとても急で怖い。

頼朝が寄進したという石段

この日の泊まる用荷物を背負って歩いていた私は大汗かいてフラフラしました。

重心間違えると後ろにひっくり返りそう。

新宮市の指定文化財の石段

木の杖の無料貸し出しあります。私は手をつきたかったので借りず。

鉄人28号くんもびっくり

帰りに女坂とある方を進もうと思いましたが、山道に見えたので石段を降りて行きました。

雨の日はかなり危険だと思います。

ただ救いがあって、近くの小学校が運動会の練習でずっとダンスの音楽がかかっていて、辛い石段上りが若干楽しかったです。

 

 

速玉神社の別宮の神倉神社はゴトビキ岩という巨岩が本殿にのしかかっています。

ゴトビキ岩が本殿の上にあります

ゴトビキ岩は熊野の神様が最初に降臨したと言われる御神体とされ、神武天皇が登った天磐盾であると言われています。

ゴトビキは熊野の方言でヒキガエルだそうです。

落ちてきそうで怖い

神倉神社のすぐそばに出雲大社があってへぇーと思いつつ参拝。

出雲大社新宮教会

熊野速玉大社

神倉神社から住宅街の中を歩くこと15分くらい。速玉大社につきました。

速玉大社

熊野川の河口に鎮座し熊野速玉大神(クマノハヤタマオオカミ=イザナギノミコト)と熊野夫須美大(クマノフスミノオオカミ=イザナミのミコト)が主祭神

本宮大社と違って朱が鮮やか

速玉大社の本殿




神倉山の元宮に対して新しいお社として新宮と呼ばれるようになったとのこと。

こちらは朱塗りの鮮やかな社殿でした。

歴代皇室の熊野詣で記録

京都からここまで昔ならすごく大変だったと思います。それが巡礼といえば巡礼なのだけど。

 

須賀神社

須賀神社

蓬莱山と徐福の名前に惹かれて参拝。速玉神社から20分くらい歩きました。途中丹鶴城跡も見えます。

熊野の神様は最初に神倉山に降臨し、次に阿須賀の森に遷ったという伝説があります。

徐福の宮

徐福とは秦の始皇帝の命令で不老不死の薬を求めて東方に旅立ち、紀州に流れ着いたという伝説あり。
須賀神社の裏手には蓬莱山、ここだったのかーーー(笑)

 

駅前に徐福公園もありました。

徐福公園

徐福像



今日の宿は紀伊勝浦

新宮駅に着いたのは15時50分ごろ。

51分の電車に乗れなかったので、熊野御坊バスで16時新宮駅前発で紀伊勝浦駅に向かいます。

大体30分くらい。630円のバス旅でした。

今回も交通費を現金で払っているのでどんどんお金が減っていく感じ。

 

今日の宿は駅すぐの「ホテルレンタカ−660」。

駅の近くで大浴場があるし、値段相応でまあまあかな。

夕食は「めはり寿司二代目」で二代目定食。

串カツはソース二度漬け禁止

勝浦はマグロが有名というし、名物のめはり寿司も食べたいしということで、勝浦の名物が全部盛り込まれた豪華な夕食。これで1500円は安い!

めはり寿司は高菜で巻いてあって中にも高菜の刻んだのが入っていて美味しかったです。

 

ただ、こんなことを言っていいのかわからないですが・・・

紀伊勝浦の駅前、人が全然いなかったです。

夕食後コンビニでデザート買ってホテルに戻るときも、駅前にタクシーはいたけど人がいない・・・

みんな白浜や田辺の方に泊まるのかしら。

海の傍や駅前に足湯があるけど誰も入ってないから逆に入りづらい(といいつつ入ったけど)。温度も熱すぎずちょうどいい感じでした。

 

 

勝浦港の足湯