世界遺産を生涯できるだけ多く見ると野望を持っています。コロナ禍や我が家の大惨事などで中断していましたが、また少しずつ訪問したいです。
全国旅行支援割第二弾を利用していないと思い、沖縄へ行くことにしました。
沖縄には9つの世界遺産があります。
首里城遺構、玉陵、園比屋武御嶽、識名園、斎場御嶽、今帰仁城、勝連城、中城城、座喜味城です。
レンタカーを使えば楽なのですが車の運転ができないので、路線バスとバスツアーで行くしかありません。
3泊4日で全て見るという計画を立てました。なんとかなるもんですね。
ご参考にしていただければ。
国内線でも映画見られるんですね
羽田からJAL903便で那覇へ。
戸田恵梨香さんと永野芽郁さんの「母性」という映画を見ました。
親になっても、自分の母親に依存しまくっている戸田恵梨香さんの役柄が怖かったです。自分の娘より母親の方が好きという母親に育てられた永野芽郁さんがかわいそうでした。
そして、面倒な家庭内の問題に目を背けてよそに逃げるクズ夫。
ひやー、あっという間でした。
でもこれからリゾート地に向かうときに見る映画ではなかったかも。
空港について、ゆいレールというモノレールで市内へ。
空気が暖かいというより暑くて、青空を見るだけでテンションが上がります。
でもまだ湿度は高くない。ちょうどいい感じです。
チラリと見える海がまたすごく青いーー。
ホテルはグレイスリーホテル那覇
今回のホテルは国際通りにあるグレイスリーホテル那覇に三連泊。
バスツアーやバスの発着に便利で、食事や買い物にも便利で良かったです。
連泊って楽ですね。荷物を預けて観光開始。
A&Wのハンバーガー
お昼が近かったのでまずランチ。
旅行支援割のクーポンはチェックインしてからでないともらえないので、クーポンが関係ないお店に入ろうかと。
国際通りの入り口にあった「A&W」という沖縄にしかないハンバーガーチェーンへ。
研修中という名札の子におすすめを聞いたらAWバーガーのセットを勧められる。
言われるままにオーダー。だってかわいい子だったから。
でも、届いてびっくり。すごいボリュームでした。
お肉だけでなくトマトやオニオンフライやチーズも入ってる。本格的でおいしかったですが、ポテトもカリカリで好みの味なんだけど、50代にはかなり重い。
なんだかずっとお腹に残っていた感じ(残せばいいのに食べ物を残せない性分なんです)。
対馬丸記念館で泣く
バスの時間まであったので市内観光。
太平洋戦争末期に、本土決戦の前の時間稼ぎのために沖縄戦を計画していた日本政府は、沖縄の子供を九州に疎開させようとします。
食料の確保と戦闘の足手まといになる子供を沖縄から排除するためです。
しかし、すでに制海権はアメリカにあり、対馬丸はアメリカ軍の攻撃を受けて撃沈し、1788名の乗船者(船員・兵員含む)のうち約8割が亡くなるという悲劇が起きました。
生き残った人たちは惨劇を目撃しただけでも辛いのに、生き残ったことに罪悪感を感じたり、またこの事件は緘口令がしかれ詳細が不明で家族についてわからないままということもあるようです。
記念館は生き残った人たちの証言が主で、遺品などの展示物は少ないです。
船が沈んでしまったことと、その後の那覇空襲や沖縄戦で焼失したからです。
対馬丸以外でも疎開した子は多いのですが、寒くてひもじくて寂しかったと。
空襲警報の歌が黒板に書かれていました。
「明日の持ち物 ソーキ」とあり、スペアリブ?と思っていたら教卓にありました。
家族を失う辛さはわかるので、証言の展示などを読んで泣いていました。
ウクライナ侵攻も一年になるのにまだ終わらないことも連想して辛くなりますね。
でも、こういうことは忘れちゃいけないと思うので見学しました。
波の上宮
対馬丸記念館のそばに神社があったので参拝しました。
鳥居は変わらないけど建物はなんとなく南国風。
波上宮の由来が書かれた額があったのですが、周りにいるのは十二支。
だけど、左下はどう見ても羊ではなくて山羊では?
そして、こちらは海の上の崖の上に立っているのです。
海も青くてブーゲンビリアも咲いているし、南国感が強くてテンション上がります。
対馬丸記念館のそばに、子供のための慰霊塔があります。
天尊廟
バス停まで戻る途中にお宮のような建て物があったので入ってみました。
中国っぽいーと思っていたら、ちょうどこのあたりは琉球王国時代に久米村のあったあたりで、久米三十六姓と呼ばれる中国人の知識層たちが住み琉球と明を結び政経を助けていたそうです。
さて、そろそろ路線バスの時間です。