コロナ禍で海外旅行に行けない日々。
そんな中日本にいることを忘れてしまう非日常空間が埼玉県坂戸にありました!
私が利用している旅行記サイト「トリプル」で紹介されてからずっと気になっていました。
行き方と由来
もしくは川越駅か若葉駅からバスで「戸宮交差点」バス停下車歩3分くらい。
こちらは道教寺院です。台湾の康國典大法師という方が、不治の病になったところ、道教の「三清道祖」という三神を信仰したところ完治したので、そのお礼と皆にも神様のご利益を分けたいということで寺院を建てたいと思っていたところ、台湾ではなく日本のこの地に建てよ、というお告げがあったので15年の歳月をかけて完成しました。
この地には最寄り駅もなく、雑木林の造成から初めて、一流の宮大工たちを呼び寄せて作ったそうです。
超絶技巧のオンパレードと、キラキラした空間に台湾の道教寺院にいるみたいです。
誰でも参拝できます。(参拝料500円かかります)
予約制ですが、コスプレ撮影もできるようです。
前殿
行きはバスで行きました。
突然何もない空間にどーんと現れます。
思わず「ふふふ」と笑ってしまうほどの大迫力。
入口で参拝料500円を支払い中へ入ります。
一本の石の柱から何層にも彫り込んでつくってある九龍柱。九は永久の久ということで縁起の良い数字。
金ぴかと赤と石と、こういうのって私の中華文化圏のイメージです。
前殿にある台湾おみくじ
よく見ると一つ一つに神様がいます。
天井ばかり見ていたら、前殿には台湾おみくじがありました。
その番号を覚えておいて、陰陽の神椑を投げて、陰陽が出ればその番号のおみくじを引いて良し。陽陽の場合は許可待ちなので投げ直す、陰陰の場合は籤竹を引き直し。
二度目で陰陽が出たのですが小吉という微妙な判定に結んで帰りました。台湾おみくじは書かれていることが大事なので持ち帰っても処分してもいいそうです。
本殿
こちらも一枚の岩から掘り出されている九龍網。
本殿では中での写真撮影は禁止ですが、離れて撮る分にはOKです。
まずガイドさんが建物について説明してくれます。
台湾のお参り
ガイドさんにお作法を聞きながら、お線香をあげてみました。
台湾のお線香は供養のためではなく祈願のためにあげるそうです。
お参りするときはお線香を持ったまま膝まずいて(心の中で)
①神様に自己紹介(〇〇に住んでいる◇◇です、△才ですなど)
②お願いことを言う(三神の徳が高いからたくさんお願いしてもOK、そしてなるべく具体的に伝わるように言う)
③お線香を捧げる
④膝をついてお辞儀を12回(女性は手の平を上にして、男性は手の甲を上にします。よく韓流ドラマでお参りしているときに手の平を上向けにしてお辞儀をしているあの感じです)
台湾のお線香は長いので、長くお願いしていても危なくないですよー。日本のお線香だったら長くお願いしていたら燃え尽きちゃいますよね。
一人だったので、参拝の様子は写真はありません。
お供えの食事も、何かを神様の御前に持ってくるのが大事だそうで、すぐに下げて食べていいそうです。(台湾の学生はお弁当を神様にささげてその後すぐに食べると言っていました)
ガイドさんは親切です
屋根の上に龍だけでなくたくさんの神様らしき人がいるのですが、中には馬に乗って戦っているような人たちも・・・
本殿のガイドさんに「この馬に乗っている方たちは闘っているのですか」と聞くと、わざわざ事務所に「質問を受けましてー」と問い合わせてくれました。
なんでも、馬に乗っているのは武の神様だけど闘っているのではないそうで、周りにいるのは仙人たちだそうです。
ありがとうございました。
武の神様とゆかいな仲間たち風ですね。
鼓楼と鐘楼
「太陽が沈む西側にあり、終わりを表す。陰からまた陽に転じる。」ガイドにありましたが、なんだか全て前向きで良いですね。鼓楼から見る景色がまた良いです。
「陽鐘は太陽が昇る東側にあり始まりを表す」道教は陰と陽が大事なのですね。
陽鐘の下には願いを書く赤い布があってこちらを奉納することもできます。鐘も鼓もすごい音のようなので注意書きがありました。
休憩所の自販機
休憩所にはお土産の缶バッヂや台湾ドリンク、スィーツの自販機がありました。
タピオカミルクティーの缶は飲み口が小さめで、初めにミルクティーを飲んでしまうと最後にタピオカを飲み残すというコーンスープ缶あるあるのような羽目に。
緊急事態宣言は解除になったとはいうけれど、なかなか海外には行きにくいですよね。
国内も人込みをなるべく避けながら、それでも少しずつ出かけて行きたいと思います。