前の記事は麻谷寺と公州への行き方で終わってしまったので、
今回はそれぞれの場所を写真付きでご紹介。
公州の総合バスターミナルから770番のバスで終点まで約40分。
おばさま3人組についていったら違う方向で、
途中で気づいて近くを歩いていたおばさまに道を聞いたりしてウロウロしました。
これからは、ちゃんと地図を持っていこうっと。
(私はWi-Fiのルーターが持たない主義なので地図を見ることができない)
なんだかんだでバス停から歩いて7~8分のところにある一柱門。
その後ほどなくするとチケット売り場があります。大人3000w。
日本語のパンフレットはありませんでした。
地図で見ると川沿いに大きく回っていく遊歩道を歩いていきます。緑の青と水の音が気持ちがいい。
解脱門 ここで俗世の穢れから解放されるとか。
解脱門の密迹金剛と普賢菩薩。
那羅延金剛と文殊菩薩。運慶・快慶の仁王像とか見ているからか、どうにもふざけているように見えてしまう。(すみません。)
四天王もユーモラスなお顔。少しも怖くない。これで邪鬼を追い払えるのかな。
寺門と境内の間には明堂水(風水地理学の原理に基づいて作られた小川、橋を渡ると吉とされる)が設けてあります。その上にかけられた極楽橋を渡ることで、俗世を離れ仏の世界へと入っていくのです。
極楽橋を渡って開けたところに出ると、前に五層石塔(宝物第799号。高麗後期に建立)、本殿の大光寶殿があり、上に大雄寶殿(宝物第801号、壬辰倭乱で焼失、1651年に再建)がある。山を背景に堂々とした名刹っぷり。
大光寶殿 麻谷寺の本殿(宝物第802号)壬辰倭乱で焼失、1813年に再建。毘盧遮那仏が祀られ仏像が西から東を見ているのも特徴。願いが書かれた提灯がぶら下がっていた。10時になったらお坊さんが読経をはじめて見学中ずっと続いていた。
大雄寶殿には柱に仏教用語が書かれていました。説明がハングルなのでわからないけど、漢字から類推。
梵鐘楼には、礼拝に使われる四物があります。四物は法鼓、梵鐘、木魚、雲板で、この順番に打ちます。
法鼓は畜生界の衆生、梵鐘は地獄衆生、木魚は水の中の衆生、雲板は空中に漂うすべての衆生を、障壁を突き抜けて平等に広がる音で済度しようとするものだそうです。
梅花殿では尼さんが熱心にお祈りをしていて(時代劇で見るような立っている姿勢からしゃがんで叩頭する)、
部外者は遠慮してしまいました。
山神閣では信徒さんたちが集まってお祈りしていて(こちらは座ったままお経を読んでいた)色々な信仰の形を見ることができました。
境内はすごく大きいようですが、メインを見学できたので良しとします。
バスの停留所近くは食堂がたくさんありますが、私は早く公州市内の見学をしたかったので、
11時のバスで市内へ戻りました。
(運転が荒くて30分で総合バスターミナルに戻れたけど怖かったーー)
韓国の世界遺産の山寺はあと6つありますが、全部行くのは難しそう。
どれも山奥にありそうだし・・・
とりあえず、一つ行けたことで世界遺産「山寺、韓国の山地僧院」はクリアとしましょう。