しゃおれんの旅日記

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スリランカ旅行記その7ポロンナルワ

 

午前中のシーギリヤロックに大満足の私たちでしたが、午後もまだまだ圧倒されました。

 

ポロンナルワは、アヌラーダプラに次ぐシンハラ朝の第二の都で

12世紀のバラークラマ・バーフ王の時代に最盛期を迎えました。

 

私たちの行程表には「午後 ポロンナルワ観光」とあるだけで詳細不明。

ガイドさんに連れられるままに見るのですが、

帰国後、ガイドブックに「必見」とあったバラークラマ・バーフの宮殿に行ってなかったことが判明。

ポロンナルワで行った他の場所が素晴らしかっただけに、かーなーり、残念。

みなさまは、ぜひ宮殿にも行ってください。

この記事の説明は、ガイドさんの話とるるぶを参考にしています。

 

 

 

クワドラングル・・・寺院や仏塔などが集まっているポロンナルワの中心エリア。

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階段を登っていくと、おぉ~と思わず歓声。

 

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サトゥマハル・プラサーダ  当時貿易を行っていたアジア各国に対して敬意を表して建てた塔。7階建てのうち6階部分まで残る。この塔のくぼみのところにろうそくを灯して照らしたとガイドさん談。

 

 

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ガルポタ シンハラ語で書かれている石の本、ガイドさんは「文字は読めるけど、意味は分からない」そう。歴史が書かれているとか。

 

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ガルポタの隣にあるハタダーゲという建物の壁がきちんと角を切りそろえたきれいな石壁でとっても好みでした。

 

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ハタダーゲ 12世紀に建てられた第2仏歯寺(現在は仏歯寺というとキャンディですが、ポロンナルワにも一時期仏歯が祀られていたのです)。この中に入るには帽子と靴は禁止です。門のように並んでいるのはガードストーン(守護神像)

 

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頭の上には7つの頭を持つ蛇、足元には小人、手に宝珠を持っているといっていたけど、左手に持っているのは何だろう?聞き忘れました、すみません。

 

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寺院の入り口に必ずあるムーンストーン。ここを踏んで身を清めるそうです。ここから裸足です。
でも、こんなきれいな彫刻を裸足で踏んでいくというのは・・・

 

 

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中には3体の仏像がありましたが、未修復のものもあり。

 

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こちらは修復されていました。お顔が優しいです。偏袒右肩の衣の左袖をくいっと曲げているその姿はマダムがバッグをひじで持つときのよう。(某マンガの影響を受けすぎ!と自分にツッコミ。)

スリランカの仏さまは印を結んでいないものも多くて、見慣れている日本の仏様と違うなあと思います。

 

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ハタダーゲの向かいにあるワタダーゲ。ポロンナルワ最古7世紀建立の僧院です。

 

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こちらのムーンストーンはきれいに残っています。

スリランカで有名なムーンストーンはアヌラーダプラにあるのですが私たちはそこを省略しているのでこれが一番くっきりはっきりでした)

ムーンストーンの彫刻の意味は、象が誕生を、牛が老齢を、ライオンが病気、馬が死を表すそうですが、ヒンドゥー寺院が近くにあるここポロンナルワのムーンストーンには牛(老齢)はありません。外側のスワンが純潔、蓮の花が死後に天国に導かれることを表しているそうです。

 

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ワタダーゲの中には座っていらっしゃる仏様。禅定印ということは瞑想中(さっきから印がどうとか言っている割にはよく知らない)。

この座っていらっしゃる仏様がいる感じがボロブドゥール遺跡みたいと師匠と話す。

 

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ラター・マンダパヤ この不思議な柱は蓮の花や茎の様子だそうです。

 

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トゥーパーラーマ 仏像が収められているお堂とのことですが修復中で入れず。

 

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ガイドさんは弥勒菩薩といっていた仏さま。ワタダーゲの隣です。

似た名前が多くて混乱します。↓はアタダーゲ。第一仏歯寺です。

 

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この第一仏歯寺のそばには仏歯を警備していたタミル人に向けたタミル語の碑文が残っています。

 

たっぷりクワドラングルを堪能し、車に戻って移動。

外は乾季とはいえ、ものすごく熱くて車に避難、といった感じです。

もっとほかのところも見たい!と強く主張しなかったのは、暑さに負けていたせいもあるかも。

 

移動の途中で「オクサンは遺跡が好きだから」とガイドさんが止めてくれたのはヒンドゥー教のお堂。

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上の部分は倒壊してしまってないです。「写真を撮ってきて戻ってきてください」と言われて近づくと、

どこからともなくおばあちゃんが出てきて暗いお堂の中に先回りして手招きしている。

これは写真を撮ったりしたら、お花を売りつけられてお布施も強要されちゃう?

ガイドさんは遠いしーーと思ってお堂の中には入らず、外側から写真を撮るだけにしました。

ヒンドゥーのお堂だから、中にはシヴァ神がいて、たぶん男性のシンボルも飾ってあったと思います。

おばあちゃんを避けて見学をしない。うーん、この選択正しかったの?

 

 

次に向かったのはガル・ヴィハーラ 

 

すぐ向かい側に真っ白な仏塔(スリランカではダーカバという)のがあったけれど、素通りしてこちらへ。写真を撮っておけばよかったー。

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ここには岩を彫りこんで作った大きな4体の仏像があります。瞑想している仏陀像。

 

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立像。瞑想中に影を作ってくれた菩提樹に祈りをささげているとか、弟子のアーナンダなど諸説あります。

涅槃像は約15mもあって大きいです。

 

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スリランカでは、仏様にお尻を向けて写真を撮ってはだめです。(仏様の前に立ってピースサインなんて絶対ダメ)

このように拝んでいるならお尻を向けていないので大丈夫だということです。

高さ7m、大きいけれど圧迫感があまりないのはお顔の表情が柔らかいからでしょうか。

 

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真ん中に石窟があって、その中にも仏像がいらっしゃるのですが、網と曇ったガラスで写真がよく撮れなかったので写真は割愛。

 

他にもたくさん見どころがあるようなので、もっと涼しい時間にじっくり時間をかけて見たかったです。

午前中のシーギリヤロックで疲れていると、これだけでお腹いっぱいになってしまって・・・

炎天下の中、欧米系の観光客が自転車で周っていたけど、

ガイドさんも「ガイジンさんはすごいよねー」と言っていた()

スリランカの人も暑いときには日傘をさしてます(といっても、折り畳み傘を日傘にしてるけど)。

真っ赤に日焼けした欧米系の観光客は潔いですねー、私にはとてもできないけど。

 

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観光後に黄色のキングココナッツで休憩。お腹の弱い師匠(夫さん)は私のをほんの味見だけ。

さっぱりしていて、飲みやすくておいしいです。1つ100Rs(70円)。隣でフレッシュジュースを飲んでいた欧米系の観光客は500Rs払っていたけど、ココナッツジュースは安いんですね。栄養もあるというし、スポーツドリンクみたいな感じでしょうか。

 

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飲んだ後は割ってくれて、中の果肉をすくって食べます。これは味がほとんどなくて微妙。細かく刻んでヨーグルトに入れたらアロエのようでいいかもしれない。

 

これで、ポロンナルワの観光は終わり。

歩き回って大汗かいて、涼しい車に戻ったらちょうどよい揺れもあって、ホテルまでは熟睡。

5時ごろホテルシーギリヤに戻りました。

この日はWi-Fiが復旧したものの、激遅でネットは諦めました。

ネットもテレビも見なくても旅行中は案外平気なものですね。