ダンブッラから本日の宿泊地キャンデイまでドライブ3時間の予定。
でも途中のマータレーという街のスパイスガーデンで昼食&観光がある。
スパイスガーデン
ネットで見ると、どのスパイスガーデンも観光農園といった雰囲気で、
無料のマッサージ(心づけ必須)とハーブやスパイスのグッズの押し売りがあると書いてある。
もちろん、良いスパイス買えて良かった~♪という書き込みも見るけれど、
私たちはそこまで良いものでなくてもいい派なので、ちょっと気が重い。
ツアーガイドさんは、「昼ごはんも中で食べてきてください」とすでに休憩モード。
案内されるままにハーブ園の中へ。
ナツメグの実。赤いのは花弁、中の実を乾燥させてくだくとナツメグになるとか。こんな感じなんだーーー。
ウコンやシナモン、ブラックペッパー等などいろいろなスパイスを見てへぇーと思うけど、別にどうしても見たいというわけでもない。
ジャックフルーツ。道端にもこの巨大な実を見ることがあって、さすが南国と感心。
この赤いパイナップルからできるジュースを飲むと一か月で3キロやせるというけれど。
案の定、適当に見学を終えた後、東屋みたいなところでオイルマッサージを勧められる。
「チップは気持ちでいいので、必ずお願いします」と流ちょうな日本語で言われるが、
私も師匠もその「気持ち」が面倒くさくて、「マッサージはいいです」と断る。
すぐそばの売店にもアーユルベーダのオイルやスパイスセットなどいろいろある。
髪の毛が生えるというオイルを師匠(夫さん)に勧めてきたけど(失礼ですよね!)、
師匠は「自然なままでいいからいらない」と断っていた。
振り返ってみれば、スリランカでハゲてる人って見なかった・・・みんな髪が真っ黒でフサフサ。
年取って白髪はいてもハゲはホントいなかったかも。と、いうことは効くのかな?
私にもシミが消えるというクリームを勧めてきたけど、
スリランカの人ってみんな小麦色の肌だからシミなんてわからない。
日本人にはシミが消えるといえば売れると思ってるのかしらん。
お昼ご飯も例のごとくカレーだったけど、旅行中ただ一度だけ美味しくない料理だった。
スプライトとコーラで600Rs取られたし(たいてい500Rs以内)。
旅行会社のアンケートにスパイスガーデンは行きたい人だけ行くようにしたほうがいいと書いてしまった。
今回のツアーを選ぶときに、世界遺産は絶対はずせないと思っていたけど、
象の孤児院に寄るコースも多くて、動物にほとんど興味ない私は困ってました。
でも、何度か探すうちに、日程と予算と折り合いがつきつつ世界遺産だけに行くようなコースが見つかって良かったです。
動物が好きな人はキャンデイのそばで象の孤児院に行くことを選べばいいし、
紅茶好きなら高地に行くコースがいいし、
世界遺産好きなら私たちがいったようなコースがあるし。
そうそう、ツアーガイドさんが「ヨーロッパ人はアーユルベーダのホテルに2週間以上いいお金を出して泊ってマッサージを受ける。でも、食事やマッサージに使うハーブやスパイスはホテルの周りのジャングルにいくらでもあるから、人件費くらいしかかからないから、ボロ儲かってますよー」とのこと。
それを聞いていたから、スパイスガーデンで買う気がなかったのかも。原価安いのに、って。
そうこうするうちにキャンデイの街に着きました。
聖地キャンディ
ちょうど満月のお祭りの前日で赤・青・白・黄いろの仏教ののぼりが町中にあります。
3輪自動車(バンコクではトゥクトゥクというかも。こちらではスリーウィラーと呼んでました)
街に入ると渋滞です。でも、インドのように逆走するバイクなどはないからまだいいかな。
丘の上からキャンディ湖を見下ろす。仏歯寺も見えます。
湖の岸の右に赤い瓦の建物がありますが、その後ろです。
今日の観光はこの仏歯寺です。アヌラーダプラ、ポロンナルワを経て、
お釈迦様の歯が祀られてきたお寺で、
今も一日三回仏歯の容器を拝める儀式が行われていて、信仰を集めています。
入る前に荷物検査があります。男女別にゲートの中で警備員さんが調べるはずですが、
私が入ったときは女性の警備員さんはスマホいじってました。
先生に連れられて小学生の遠足の一団が。
お供え用のお花を売っています。参拝はできれば上下とも白の服がよいそうです。
仏歯寺の八角堂。ここのテラスから王様が庶民に挨拶をしたとか。
入る前に靴を預けて、門をくぐるとペラヘラ祭り(夏に行われる仏教のお祭り。仏歯の容器を載せた象のパレードが町中を練り歩くそうです)の壁画の廊下を通ります。大混雑!
象牙で飾られたこの部屋は参拝場所。本当は仏歯は二階にあるのですが、階段を登れない人のために一階でもお参りできるように黄金の仏像などがあるそうです。
階段を登って2階に行くと、大勢の信者さんたちが廊下に座ってプージャ(仏歯の容器を見ることができる儀式)の時間を待っています。たんなる観光客は邪魔してはいけないと思ってしまうくらいみなさん真剣に祈っている。
ガイドさんがいうには、田舎から団体で来てみんなで待ってるから混んでいるとか。
たくさんのお花が供えられています。
私たちは儀式の時間を待たずにここで見学おしまい。
儀式は朝6時、9時、18時30分だそうです。
とにかく人が多くて熱気がすごかったです。
駐車場まで歩く途中で見つけたもの。
「日本愛笑う先生」って日本語のようで日本語ではないですよねー。
個人タクシーならぬ個人観光バス。団体客を載せて来るそうです。日本のアニメのようでびっくり。
この後、キャンデイでスーパーマーケットに寄ってもらってお土産購入。
ムレスナという有名な紅茶メーカーの直売店にも寄れて珍しく買い物もしました。
(お土産編は後日)
この日のホテルはキャンデイ郊外の「ツリーオブライフ ホテル」
日本のアロマ専門店「生活の木」が運営しているというから、
グッズがあるかと思ったら売店はなかったです。
でも、広大な森の中にあって、静かで良かったです。
旅行中、毎日暑くて暑くてバテバテでしたが、キャンデイは高地にあるので少し涼しい。
朝の散歩も寒いくらいでした。
フロントの横にあったキャノンボールツリー。
実が大砲のようだからこの名がついたのですが、
日本人には「沙羅双樹」の木といったほうがわかりやすいかも。
ガイドさんに「この木はなんていうか知ってますか」と聞かれて
「沙羅双樹」をドヤ顔で答えてしまった。
30年間のガイド生活で正解は初めてというお世辞を言われましたが、
ミャンマーのガイドさんに去年教わっていたのでした。
ヨンちゃん、ありがとうーー。ちゃんと覚えてたよー。
キャンデイは仏歯寺しかいかず、キャンディアンダンスも興味ないからとキャンセルしてしまったので、今日の記事は長いわりに情報少なくてすみません。