いよいよ今回の旅の最後のお城 丸亀城です
こちらに来たら食べなきゃと思っていたのは讃岐うどん。
うどん県というくらいだから走っていればいくらでもあるのではー？と調べもせず。
丸亀城の見学前に、まず一軒。
私は釜揚げうどん。師匠はなぜかカレーうどんに。こういうところでは釜揚げにするものでは？
釜揚げはこしがあり美味しかったのですが、カレーうどんは特筆すべきことは無し。
自己申告のおでんがあり、大根と練り物をいただきました。
いよいよ丸亀城です！「日本一の石垣」「石垣の名城」とも言われています。
見えてきたときから、どーんとそびえたつお城の石垣にテンション上がります。
私は城の中で一番好きなのは石垣なので、興味関心も一点集中です。
内堀を渡り資料館裏の駐車場に停め、大手門から見返り坂を上がっていきます。
大手門入ってすぐの観光案内所（うちわ作り体験もできるようです）の方に、
雨で足下が心もとないけど帯曲輪をぐるり一周できると教えていただき
この高石垣に肉薄できるチャンスを逃さず！と一周しました。
ただし、あまり整備されていないので十分注意してください。
崖が高いので端に行くとかーなーり危険です。
三の丸北側の石垣。この上が二の丸です。
リーフレットによれば、算木積みされたこの角は「扇の勾配」と呼ばれているそうです。
この石垣に沿ってぐるり。20ｍ以上というこの高さすごすぎです。
私はだいたい身長が1.5ｍなので、いかにこの石垣が高いか分かりますか？
しかも、最後はほぼ直角になってます。
美しすぎるーーー。ただ、惜しいのはけっこう草が生えているコト。傷んじゃうよー！
若干表面も凸凹なのは長い風雪に耐えてきたからでしょうか？
この丸亀城の石垣を完成させた「羽板重三郎」は裸になって一生懸命働くことから「裸重三」と呼ばれていたそうですが、殿様はこの石垣を見て「さすが重三の築いた石垣だ。これは空を飛ぶ鳥以外にこの石垣は乗り越えられまい」とご満悦だったのに、重三は尺あまりの鉄棒でこの石垣を登って見せてしまったので、後に殿様によって殺されてしまったとのことです。その伝説の井戸が二の丸井戸だそうです。
悲しい伝説としてリーフレットに載っていましたが、
これは、上に立つものは寛容であるべきなのに、ということを教えるもの？
「能ある鷹は爪を隠す」べきという教訓を導き出すもの？
でも、これを登り切る前に上から射られて終わるのでは。
火矢を放っても悪くすると風向き次第では上に届かず自陣が炎上しそう。
この天守閣は四国内でもっとも古く万治3年（1660）完成。
日本一小さな現存木造天守だそうです。
そんなに小さいかな？他にも小さい天守はあった気がするけど。
讃岐国は、戦国時代末から江戸時代前期は生駒氏が領主となり高松に築城し、
西讃の守りの要として丸亀にも築城したものの一国一城令で丸亀は廃城となり、
その後生駒氏がお家騒動で改易となり、讃岐は二分され西讃岐は丸亀藩となり山崎氏が統治。
こちらも3代治頼が8歳で夭折した為改易、
その後京極氏が明治まで治め発展に寄与したということです。
天守から下を見るとほぼ直角。見てると鳥肌たちます。
下から見上げるほうがいいですね。
全景を撮り忘れたことに気づき、あわてて撮りました。
ネットで画像を探したらもっと素敵な写真がたくさんあったのでぜひそちらをご覧ください。
今回たくさんお城を見ましたが、この中で一番好きなのはこの丸亀城です。
走行距離は800ｋｍ弱にもなりました。
四国に行ったのに、金毘羅さんと高知城には行けなかったので、次回に持ち越し。
師匠が定年を迎えたらお遍路さんもいいねーと話したり。
楽しみはまだまだ続きます。
長々と城めぐり旅のブログにおつきあいくださり、ありがとうございました～。
おまけ
うどん県は、いつでもうどんが食べられるのかと思っていたら、
ほとんどのお店が朝から午後早くの営業時間でした。
空港着く前にもう一軒、と思っていたのにどこも開いてないーー。どうしよう。
かといって、もう一つの名物骨付鶏もまだ午後3時くらいでは食べられない。
と、思っていたらチェーン店のうどん屋さんが開いていて良かったです。
かまたまうどん。 美味しかったです！
このお店、ケンミンＳＨＯＷでロケ隊が来たようで、その様子の写真が店内に飾ってありました。
