しゃおれんの旅日記

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クロアチア旅行記4スプリトその1

 

*どうしても私はスプリトに行きたかった 

 
無口なドライバーさんにスプリトまで送ってもらいホテルにチェックイン。
スプリト古代ローマの皇帝ディオクレティアヌスが引退後余生を送るために宮殿を建てた街です。
当初、旅行のコースを決めるときに「スプリトは絶対にはずせない。ディオクレティアヌスの宮殿があったところだし、それが世界遺産になってるの」と言う私に、師匠は「誰やそいつ、知らん」とバッサリ。
師匠は学生時代、国立理系の大学だったので世界史を勉強してなくて、
けっこう有名人だと思う人も知らなかったりする。
(でも、Σや、解の公式を忘れた私は「それでも数学勉強したの?」と言われてるけど)
 
ディオクレティアヌスはとってもざっくり言うと、スプリトの近郊のサロナ出身の軍人で当時蛮族の侵入などで衰退しつつあったローマ帝国を、2人の皇帝、2人の副帝で分割統治することで(これを四分統治・・・テトラルキアという)再興させた皇帝。
キリスト教を弾圧し、専制君主となるも、自ら退位してスプリトに建てた宮殿に引退した皇帝。
この頃、ゲルマン民族の大移動なんかもあり、後継者たちがまた権力争いでゴタゴタして・・・
という大変な時代の皇帝なのですよ。
 

*ホテルは独特でした

 
 
基本料金のホテルはちょっと旧市街から離れていたようなので、別のホテルを指定。
立地で選んだのは「ホテル リュクセ」
ブティックホテルとあったけど、ロビーからしてちょっと笑う。
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内装は変ではないけど、クッションがピンク。照明があやしい紫。装飾も羽とかちょっと微妙。
さらに、部屋の中に入って笑ったわー。
 
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お風呂がガラス張りである必要があるんかな。もちろん、カーテン閉めたけど。
地下にはジャグジーやサウナ、トレーニングマシンなどもあったけど、
サウナは電源切れていてまったく暖かくなく、ジャグジーはぬるくてプールの様でした。
(フロントでは夜10時まで利用可能と言っていたので、夜9時ごろに行ったのだけど)
ちゃんとシャワーブースもあるのでお湯が熱ければいい感じのハズ。
ただ、全体に暗ーくてムーディーな照明なので、
「このホテルは何を目指してるんだ?」(師匠談)となりかねないですが。
あ、ここは地下に給水機があって、熱いお湯ももらえて便利でした。
 
便利といえば、ここは1にも2にも立地が良かったです。
旧市街の東門(銅の門)まで10分かからないし、青空市場にも近いし、
ホテルを出て信号渡ればすぐにコンビニもパン屋もあります。
コンビニ「TOMMY MARKET」には何度もお世話になりました。
 
ホテル話が長くなりましたが、
チェックインしたのが夕方6時くらいでまだ外は明るかったので観光開始~♪
 

*夕暮れの港町をそぞろ歩き

 
ここはダルマチア地方最大級の港町、
ということで空港やフェリー乗り場、長距離バスターミナル、駅(とっても小さかった)などもあります。
港とバスターミナルと駅が近くに固まっているので旅行者が港のあたりにウロウロするのですが、
それらの旅行者に「SOBE」と書いた看板を持ったお年寄りたちが客引きをしていました。
SOBEとは民宿のことのようで、安く泊まれて便利のようです。
強引な感じのおじさんだと警戒するのに、おばあちゃんがヨロヨロ来るとほだされて
ついていっちゃいそうになる簡単なワタクシなので気をつけないと。
今は旅行となると事前に全行程決めて動くけど、将来はきままに旅行したいなーと思っているので。
 
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港沿いの道リーヴァ。リゾート地って感じです。
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お腹がすいてきたので、ネットでコスパがとてもいいとあった「Fife」という店に行きました。
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港の見える外のテーブルにしました。中も2階もほぼ満席。
とりあえず、シーフードリゾットとエビのグリルを頼んだらエビは品切れと言われたので、
目に着いたパプリカの肉詰めをオーダー。
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奥の左はマッシュポテト。これはパプリカのおまけです。
師匠がパプリカを切り分けてくれたのですが

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何故横に切ったのかな。ピーマンの肉詰めって普通縦に切るような気が・・・新鮮な驚き。
そして、肉詰めにお米が入っていたのもビックリ。お味はトマトソースで美味しかったです。
肉詰めは完食したけど、マッシュポテトは途中で飽きてしまい、リゾットも多すぎて食べきれませんでした。
これにビール中ジョッキと炭酸ジュースで114クーナ(約2280円)は安い~。
 
夜の街をぶらぶら歩く。
観光客がほとんどでみな楽しそうにそぞろ歩いていてなんか楽しい。
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道は、石畳ではなく大理石のようです。
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ナロドニ広場。
 
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もとはディオクレティアヌスの霊廟だったところが、8世紀にキリスト教の大聖堂に。皇帝に弾圧され殉教した守護聖人ドムニウスが祀られているなんて、歴史の皮肉。
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かつて宮殿の中庭だったところ。ペリスティルと呼ぶようです。この写真の右手はルクソールという名の老舗カフェです。お店の前の階段にもクッションをひいて珈琲出してました。商魂たくましい・・・
 
私たちのホテルはここから歩いて10分かからず。
なので、この近くに有料の公共トイレがあるのですが、トイレに行きたくなったら自分たちのホテルに戻ってました。
 

クロアチアのビール

 
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この後もトミーマーケットでビールの買い出しをして部屋飲みを楽しんだ師匠。
1リットルのペットボトルのビールが280円前後で水やジュースと同じくらい安いので、
(お店ならジュースよりもビールのほうが安いかも)全種類制覇しようと意気込んでいました。
こんな時お酒が飲めない私はつまらないなー。
2リットルペットボトルもありましたが師匠は「一人じゃさすがになー」と。
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ちなみに次の日師匠が飲み比べたビール。
右の方から美味しい順だそうです。一番右のトミスラブは7%くらいあって濃くて美味しいとのこと。
と言ってもどれも美味しいらしい。
ビールはPIVOというのですが、よく見ると一番左はPRAGUEとあって、プラハのビールじゃないのかな?
別の日にはドイツのビールを飲んでいたし、ビールならなんでもいいのかな。