しゃおれんの旅日記

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クロアチア旅行記5スプリトその2

 
スプリトには2泊しました。
着いた日は夕食をとってぶらぶら歩いて寝るだけでしたが、
次の日はかなり歩き回りました。
 

*朝は旅ラン♪グルグール司教の像と市場へ

 
 
港のほうから旧市街の中などを走ってみる。
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宮殿の外壁。まだ観光客がいなくて写真もゆっくり撮れる。
 
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北の金の門。この門を出たところに、グルグール司教の像があります。
 
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グルグール司教はクロアチア語のラテン化を拒んだ「クロアチア語の父」と呼ばれていて、この像の足の親指を触ると幸せになれるということですが、なんと現在修復中。だけど、ご安心を。
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親指部分だけ触れるようになってます^^
 
朝食後、観光開始。まず、ホテルから出てすぐの青空市場へ。
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ここで、干しイチジクを買いました。(あ、こちらで売っているものは農家の自家製なので、たまに虫もいるそうなので、食べるときにはご注意くださいませ。我家ではいつも食べる前に半分に切って中を確認してました。)
1キロ40クーナ(800円)は安いですよねー。500g20クーナの袋入りを3袋で55クーナで買いました。
もっとねぎれたかもー。
オレンジピールの砂糖づけや、アーモンドの砂糖がけなどもダルマチア地方の名物らしいです。
自家製の蜂蜜やジャムも多かったですが、やっぱり瓶は重いので断念。
 

*大聖堂観光 鐘楼を登ると絶景が 

 
その後は、やっぱり観光の中心の大聖堂へ。
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昼間見てもきれい。大聖堂と鐘楼。
 
大聖堂と鐘楼、宝物室、洗礼室がセットになった45クーナのチケットを買ってまず鐘楼に登る。これがなかなか怖い。らせん階段なんだけど、鐘楼の窓には網もなにも無いので、かよわい階段のてすりだけでは外側によろけたら落ちてしまいそうで・・・
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でも、登り切ったら待ってるのは絶景~♪
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こちらは海側。下のぽっかりあいた穴は、かつての宮殿の前庭にあたるところ。手前の建物と港の間に宮殿の外壁が見えます。
 
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街の西側。塔のあるところがかつての宮殿の西の角。
 
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大聖堂の東側、銀の門。ここから私たちのホテルはすぐ。この門の手前にある屋台でラベンダーのポプリを売っていたので、いつもここを通るたびにいい香りがしてました♪
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窓もまるで絵のよう。この一番上は観光客がなかなか多くて、
この写真を撮るのも順番待ち
 
 
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さっき、上から見下ろしていた前庭。皇帝の住居の玄関に当たるところだそうです。元はモザイク装飾が施された天蓋で覆われていたそうです。この前庭は音響効果がいいので、男声コーラスのグループが歌っていることがあります。そして、CDも売ってます。みんな素敵な歌声に魅せられている割に、CDの売り上げはあまりよくない感じでした。
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玄関わきには、エジプト遠征の時に持ち帰ったというスフィンクスが。
 
この前にはローマ帝国兵士がいて、チップを払えば一緒に写真を撮ってくれる
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ローマのコロッセオのところにも兵士がいるけど、あっちはとてもお高く請求してくるらしい。私は相場が分からなかったけど、前の人がコインを渡していたので5クーナコイン(100円)を渡しました。特に文句も言わなかったので金額はそれで良かったのかな?クロアチア男性は背が高くカッコイイ人が多いような気がします。
 
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洗礼室にある洗礼盤はお風呂のように大きい。当時は、全身を浸す洗礼だったため。手前の面の右に刻まれているのは中世クロアチア王。十字架を持っています。ここは、写真禁止ではなかったので撮っちゃいましたが、メインの大聖堂は撮影禁止だったので、残念ながら写真無しです。とても荘厳な雰囲気で、装飾が豪華です。
 
 
お昼は、ホテルのそばのコンビニで飲み物やデザートを買い、パン屋でピザなどを買って部屋でゆっくり食べる。
そして、午後はバスでサロナ遺跡へ~。
サロナ遺跡とは、皇帝ディオクレティアヌスの生まれ故郷です。
 

スプリトからサロナ遺跡までの行き方

 
スプリトの北門を出て左手、郵便局の裏手にHNK(国民劇場)というバスターミナルがあります。
けっこう色々な路線が出ています。
サロナ遺跡には市バス1番が行きます。
バスチケットはHNKのターミナルにチケット売り場があるのでそこで買います。
往復22クーナ。(帰りのバス停のそばにはチケット売り場がないので、往復を買ったほうがいいと思います)
時刻表では0分と30分と1時間に2本ありますが、
これがけっこう適当。
私たちは12時0分に乗ろうと思って11時55分にバス停について待っていたのですが、
結局12時30分に来たものに乗りました。
(朝ランの時には7時20分にバスが出て
、師匠と「これって7時0分が遅れたの?7時30分が早く出たの?」と疑問が・・・)
時間にゆとりをもって行ってください。
だいたい30分ほど乗ると「Solin」という町に入ります。
バス停には停留所名が書かれているところと無いところがあるので不安ですが、
左手に遺跡の絵が描かれた看板があるのでそのバス停で降ります。
私は遺跡の写真がついたガイドブックのコピーを持っていたので
バスの乗客の方が「次で降りるのよ」と教えてくれました。ありがとうございます~。
 
遺跡の入場料は20クーナ。
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石もの好きな私としては大興奮♪これは城壁の外にある修道院の跡。
 
だけど、広大な敷地の割に案内がとても少ない。
城壁のそばにはまとまった遺構があるけど、少し離れると灌木が茂る普通の原っぱ。
円形競技場を見たかったのだけど、こっちの方角であっているのか不安になるくらい。
やっと見つけました。
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巨大な円形競技場。大きい~。うれしくて走り回っちゃいました。
最大収容人数は1万8千人というほどの規模だったのに、今残るのは基礎部分だけ。
それは、17世紀にスプリトを支配したベネチアに建築資材として石材が持ち去られたからとか。
 
ほかに城壁、水道橋、劇場、浴場なども残ってます。
大きな建物の間は、何もない原っぱなので、
その辺は民間の建物で復元されていないものと思われます。
7世紀のスラブ人の攻撃を受け街は破壊され、住民たちはスプリトの街に逃げて行ったそうです。
 
 
ディオクレティアヌスに全く興味がなかった師匠は少々バテ気味。
それなのに、つきあってくれてありがたい。
遺跡の中には自販機がないので飲み物を持って行ったほうがいいです。
(トイレは入口入ってすぐの資料館にしかないです)
 
帰りは遺跡の前のバス停で待っているしかないですが(時刻表がない)
幸いすぐ来ました。
バス停のすぐそばにはバルもあるし、コンビニもありますよ。
 
 
スプリトの街に帰ってきてから、マルヤン森林公園へ上りました。ここはアジア系の観光客がいなくて穴場~。
ただ、10分くらいずっと階段を登っていきます。崖が崩れそうで不安な道です。
上ったところにカフェがあるので街を見下ろしながら休憩もできそう。
 
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街の西側から見るスプリトの街。
 
クルーズやマリンスポーツもできるみたいだし、
何よりコルチュラ島やフヴァル島といったハネムーナーに人気のリゾート地にいくフェリーの出港地なので歴史に興味がなくてもお薦めです。