午前中に竹田城跡を見学し、夜の新幹線まで時間があったので姫路城に寄りました。
以前にも見学したことはありますが、昔はそれほど城に興味がなくて、もう一度来たかったんです。
その割には、興味関心の度合いが古代史ほど強くないのであまり熱心に見学していません。
姫路城は平日でも混雑
姫路駅から見えるその姿。駅から歩いていくと、徐々に近づいていくのがいいですね。
観光客には、外国人の方も多かったです。
現存十二天守はコンプリート。
姫路城は優美ですが、松本城もかっこいいですよね。
でも、私は「城は石垣」派なので、丸亀城が一番好きです。
広すぎて天守閣にたどり着くまでが遠い。
百間廊下
百間廊下の見学時には、靴を持って入ります(一方通行なので)。
木の廊下は靴下だけでは結構寒い。
昔も寒かったんだろうなあと思いながら歩く。
約300mの長屋は、城外側が廊下、城内側が部屋になっていて、ヨの渡櫓には女中たちが住んでいたそうです。
また、防御のための格子窓や狭間がいくつもあって、たんなる長いだけの建物ではないと説明板にありました。
薄暗いところに座ってらしたので、ちょっと怖かった。
姫路城はもうとにかく千姫推し。家康の孫で、豊臣秀頼と幼くして結婚したけど、豊臣家滅亡の際に救い出されて、本田忠政の息子の忠刻と再婚。忠刻と過ごした十年が彼女にとって幸せな日々だったとか。
天守閣
いよいよ天守閣へ。
秀吉時代の遺構で版築で作られています。
網のかかっているところにあるのは石臼。石集めに苦労していた秀吉の下へ、おばあさんが石臼を献上したところ、秀吉がおおいに喜んだので、それから石が多く献上されたという伝説があります。
(実際は、この石垣は池田輝政が築いたので、この話は伝説にすぎないらしいです。おばあさんは妊娠しないので、石垣がはらまないようにという縁起をかついでいるという話も書いてありました)
天守閣の中は暗くて、撮ったけど、うす暗くていまいち。
階段もアリのように列になって、手すりにつかまりながら上り下り。
年取ったらこの階段無理かも。
天守閣に登って思う。中から見るものではなくて、外から見上げるものだわ。
この門の右手の大きな直方体の石。
これは古墳から出土した石棺を転用したそうです。他にもこのような石棺が使われているようで、多くの古墳が破壊されたということが想像できます。
なんてことでしょう!
私は、古墳>城なので。
播磨の国から、もしかしたらすごい錯銘鉄剣や鏡が見つかっていたかもしれないのに!
何枚も写真を撮ったけど、どれも今一つ。
石垣の中では、算木積の角のところが特に好き。
きれいに積んであって、美しく反っているこちらにまさにうっとり。
(でも、角以外は野面積みなので・・・)
好古園
姫路城と好古園のセット券を買ったので、好古園も見学。
池のある日本庭園で、紅葉がきれいでした。
しょっぱなから素敵で写真を撮っていたけど、カメラの性能が悪いのかあの赤さが再現できていません。
そして、好古園は広い。
朝からずっと歩き回っていたので、だんだんと疲れてしまって、せっかくの素敵なお庭も後半はざざっと見るだけでした。
城も好きだけど、やっぱり古墳ほどの熱量がないから、帰宅後もちゃんと復習をしてない。
来年も神戸公演に行く予定だけど、ただライブだけはもったいない気がする。
神戸ではなくて、大阪の博物館とか巡るようにしようかな。