しゃおれんの旅日記

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2023.10韓国旅行・釜山④国立金海博物館と首露王妃陵

首露王陵と世界遺産大成洞古墳群を見学して、まだまだ金海見学は続きます。

国立金海博物館

大成洞古墳群からさらに歩いて、国立金海博物館に向かいます。

騎馬隊と兵士の銅像?模型?

オブジェが多い街

博物館駅と金首露王陵駅は隣だし、歩ける距離なんだけど(逆にバスがない)、朝からずっと歩いていて、そろそろくたびれてきました。

国立金海博物館

こちらは伽耶に特化した博物館。

説明パネルに日本語も多く書かれていて助かります。

伽耶の王冠

コインドル(支石墓)がハングルだったと知って驚いた。

学術用語は英語だと思っていたけど、ハングルぽいのにこれまで気づかなかったなんて。

高句麗百済新羅伽耶、倭・・・どストライクに好きな時代なので、パネルを読んでいても楽しい。

伽耶土器

鉄の武具

玉は倭国から

金の冠、玉や水晶のアクセサリ、鉄の馬具、倭の土器にも影響を与えたかもしれないとされる伽耶土器。

船型土器(レプリカ)

日本だったら「船形埴輪」と表記されそうだけど。

博物館自体はそれほど大きくないですが、見どころ満載です。

亀旨峰に驚く

亀旨峰

博物館の裏手に亀旨峰があって驚いた。

金首露が降誕したという亀旨峰。その言葉は知っていたけど、ここ?!

首露王は卵から生まれたという伝説あり。天から6個の卵が降りてきて、最初に生まれたのが首露王で、その他の卵から生まれた男子は他の伽耶の国の王になっています。

高句麗朱蒙王も新羅のヒョッコセ王も卵から産まれています。卵から生まれるというのは神性が高いのかしら?

百済の初代王はというと、高句麗朱蒙王の子の温祚が今のソウルあたりに建国しました。

これも「朱蒙」というドラマで見ました。

このあたりの時代は、「朱蒙」(2006年)「風の国」(2008年)「幻の王女チャミョンゴ」(2009年)「鉄の王キム・スロ」(2010年)で学びました。

恋愛要素だけじゃない歴史も学べる(脚色ありありだけど)骨太ドラマが前はあったのに・・・作られているけど、日本に来ないだけ?

大駕洛國太祖降誕の地

伽耶は駕洛とも表記されます。

碑の横に靴がありますが、この碑のある広場を黙々と裸足でウォーキングするおばちゃんがいました。

頂上部には紀元前4世紀ごろの支石墓があり、朝鮮時代に名筆家韓石峰により「亀旨峰石」と刻まれています。

支石墓

首露王妃陵

王妃陵

亀旨峰から進むとありました。山の斜面にあってかなり立派。

王妃陵は丘の中腹に

娑婆石塔

こちらの娑婆閣の中にある石は、48年にインドから王妃が渡来したときに波風を鎮めるために船に載せてきたとの由来あり。

「この娑婆石は韓国にはない石で、鶏冠の血をつけると硬くならないと言われている」と日本語の説明にあったけど、石が硬くならないってどういうこと???

王妃陵

甘食みたいな形。

亀山峰古墳群

王妃陵の横に、見るからに古墳がありました。

王妃陵から見える古墳

塀の向こうですぐ近いんだけど、道はどこから繋がっているのかな?

古墳マニアとしては行かずにはいられない。

Googleマップには、亀山峰古墳群とあります。

群には見えないけど、もしかしたら他にもあるのかも?と思い、王妃陵を出てから東の路地裏をうろうろ。

亀山峰古墳

やはり、古墳は円墳が一つでした。「群」じゃないじゃん。

帰国後ネットで調べたら二基あったそう。
少し離れたところにももう一基残っていたようです。
もともとは、たくさんあったそうです。

6世紀後半の古墳で、横穴式石室。伽耶新羅の勢力下に入った後に作られました。

 

これにて、金海の見学は終了。ミッション2も終了。これで3時頃。

この後、駅に戻る道が遠回りか博物館を突っ切るかしかなくて、仕方なく来た道を戻って駅まで行きました。

ちょうどこの日は博物館の前で、子供向けの学習体験イベントが開かれていて、テントがたくさんあり、なんだか盛り上がっていました。

ステージで日本の民謡も披露されていましたよ。

よかった、とりあえず市民レベルでは仲良くて。

 

お腹が空いていたのですが、食べたい店は釜山の海雲台にあるので、これから1時間かけて移動です。

一人旅ではどうしても、観光を優先してしまいます。

電車で座るときが休憩時間。一人だとお茶することもしません。