私の妹が青森に嫁いだこともあり、青森は全く不案内ではないです。
それを知った友人が何かの拍子に「青森に行くなら一緒に行きたい」と。
なんでも、推しが青森ロケをしたそうで「鶴の舞橋」に行きたい!という。
鶴の舞橋は私もまだ行ったことがなかったので快諾!
一人で行くより二人の方が絶対楽しい。
予習はしっかり
JALのキャンペーンで行くことになりました。
が、しかし、希望の時間はキャンペーン価格は完売。
急遽、キャンペーン価格の木曜夜便と、正規料金の日曜夜便に変更しました。
(前回の長崎もキャンペーン価格では行けなくて福岡便にしたのです)
新幹線も当時半額キャンペーンをやっていたのですが、当然完売。
そもそも、飛行機で行く必要がありました。
なぜかというと・・・
友人に借りたDVDで私も予習。
「チプサブイルチェ(直訳すると「家師匠一体」?邦題は「師匠に弟子入り」です)というバラエティ番組で青森ロケをしていました。
青森空港での記念撮影。この場所に立ちたかった。
私も、友人の推しのイ・サンユン氏のドラマも少しは見ているし、イ・スンギ君とユン・ソクジェ君も好き。
今回のロケでは、「イ・サン」というドラマで青森で一日県知事をするくらい人気となったイ・ソジン氏も参加。
番組はとても面白かったですよ。
場所の特定をしたり、キャプチャーを用意したり。
そういう準備ってすごく楽しい。
木曜の仕事終わりの友人と空港で待ち合わせ。
夜の10時半くらいにホテルに入ったというのに、二人であれこれ話して寝たのは深夜2時くらい?
朝食は魚菜センター「のっけ丼」
お風呂とトイレが別で浴槽と洗い場があって便利でした。
翌朝、青森に来たからには朝食はやっぱり海鮮丼ですよね。
ホテルのすぐそばの「AUGA」の地下には市場があったのですが、ちょっと寂しい感じだったので、観光客に有名な魚菜センターに行きました。
2000円で12枚のチケットをもらい、好きな具を載せて自分好みの海鮮丼を作ります。
前にケチって貧相な丼になったので、今回は贅沢に。
まぐろ、帆立、えび、たこ、いくら、帆立の唐揚げ、卵焼き、お味噌汁とご飯。どれも美味しかったですよ~。
友人は帆立の唐揚げではなく、かにみそをチョイス。
魚菜センターにはのっけ丼対応のお店がたくさんありますが、入口近くのおじさんが優しかったのでご紹介。
青森県立美術館「庵野秀明展」
この日の午前中は、小牧野遺跡と青森県立美術館を観光する予定でした。
世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である小牧野遺跡。
環状列石がかっこいいのです。
(友人は全く興味がないけど、つきあってくれるという)
しかし、この日の予報は雨。
遺跡の見学に雨はちょっと辛い。泣く泣く次回に持ち越しです。
しかし、美術館に行ったらちょうど好みの企画展示があったのでした。
「庵野秀明展」、思いのほかハマってしまいました。
「エヴァンゲリオン」は知らないけれど、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」どれもみな懐かしい・・・。
テンション上がって写真を撮りまくってしまい、後でかなり整理しました。
庵野さんの学生時代に作った「ナカムライダー」の無理やりな合成、「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号」で庵野さんがウルトラマンを演じていたり(これらは撮影禁止)、見ていてとても楽しかったです。
こういう絵コンテがたくさんあって興味深いです。
「ものつくり」ができる人って素晴らしい。
成田亨さんはウルトラマンなど特撮のデザインや美術監督をしていた方です。
特撮用のミニチュアもすごいけど、検証のために模型を作るってすごい。
なんていうか、好きなことを極めているから、質の良いものができるという素晴らしい見本のような感じ。
日本が世界に誇るアニメ制作の片鱗を見た感じです。
「極秘」「TOP SECRET」の文字がある「エヴァンゲリオン(仮題)」の企画書は読みたかったーー。
エヴァンゲリオンの展示のところでは、ずっと「残酷な天使のテーゼ」が流れていて(アニメを見ていなくてもこの曲は知っている)、頭の中をずっと流れて困りました。
「シン・仮面ライダー」は公開中だから見ようかな。
仮面ライダーの展示からは、ずっと頭の中を仮面ライダーの音楽が流れ続けていました。(帰りのバスの中でも頭から離れない)
三姉妹だったのに、仮面ライダーやゴレンジャーは子供の頃見ていました。
(友人は少し若いので、「仮面ライダーよりはチビノリダーの方が分かる」と言っていました)
行ってみたい!
ジオラマやドールハウスも好きなので、特撮のためのセットもすごく興味があります。
今はなんでもCGで造れちゃうのかもしれないけど。
常設展も見学
大満足の庵野秀明展の見学後、常設展も見に行きました。
巨大なタペストリー。シャガールらしい青、馬、空を飛ぶ人たちのモチーフ満載で大満足。人と比べると大きさが分かりますよね。
四面あります。
奈良美智、棟方志功の収蔵作品が有名ですが、どちらもそれほど好きではない。
私は、普通に「かわいい」「きれい」なものが好きだから。
モダンアートも、それほどでもない。
土嚢に首まで埋められたマリア像とか怖くてすぐに離れてしまいました。
家にあっても困るけど、きれいな壷や、ランプスタンドなどもありました。
そして、何より青森県立美術館といえば・・・
高さ約8.5m、横幅約6.7m奈良美智作の犬の彫刻。
館内からも見ることができますが、あおもり犬は外にあるので無料で近くにいくこともできます。
館内の見学後に、階段を上り下りして行きました。
小ぶりですが、次の日に見た弘前のあおもり犬は後ろ足もあり首をかしげていてかわいかったです。
もう一つ奈良美智の作品「八角堂」にある高さ6mの「森の子」というブロンズ像。
うーん。夏休みの読書感想文よりも感想に困る・・・
モダンアートが好きというと高尚な感じがするのですが、私には無理そうです。
この「森の子」は敷地の奥にあり、バスの時間が迫っていたので走って写真だけ撮りに行った感じです。
青森県立美術館は建築にもこだわっているので、好きな方にはたまらないと思います。
(私は作っているのを見るのは好きだけど、建築そのものにはそれほどこだわらない)
朝は10時青森駅前発のバスに乗り、帰りは12時46分のバスで帰ってきました(バスには25分弱乗車)。
雨だったので、小牧野遺跡には行けませんでしたが、美術館を思い切り堪能しました。