しゃおれんの旅日記

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安曇野は車がないと・・・

充実の糸魚川観光を終えて、一度行ってみたかった安曇野に寄ってみる事にしました。

 

安曇野ちひろ美術館

糸魚川から大糸線南古谷まで行き、次は信濃大町で乗り換えて信濃松川まで。

安曇野ちひろ美術館は駅から徒歩30分です。

駅前にレンタサイクルはありますが、またここに戻ってくるのはちょっと面倒。

タクシーは呼ばないと駅前にはいない・・・

ここに来るまでずっと電車で座ってきたから歩こう!と。

 

そう、ずっと電車で外を見ていました。

亡き夫さんとは登山もたくさんしました。

夫さんは日本百名山を78座登っていて、私は33座かな?

このあたり白馬、妙高雨飾山など登りたいと話していた山が多いのです。

登山服姿の人たちを見ると夫さんと登ったことを思い出し(私たちはいつも車で行っていて電車で登山はしないのだけど)、涙ぐんだりしてました。

翡翠海岸で石拾いの時も実は泣いていたけど。

トットちゃん広場の電車教室

信濃松川駅から歩くこと30分弱。公園がまず見えてきます。

赤い電車が2両見えます。

近づいてみると、トットちゃんの広場でした。

岩崎ちひろといえば、「窓際のトットちゃん」の挿絵もしていましたね。

電車教室の中にはトットちゃんも

黒柳徹子さんはちひろ美術館の館長さんらしいです。

そんな縁で、美術館に隣接する公園にトットちゃんに出てきたトモエ学園の電車の校舎が再現されているのでした。

電車の教室はなんだかワクワクしました

別の車両は図書室に

美術館自体は、東京の美術館の方がちひろの作品が多かったイメージです。

安曇野ちひろ美術館

こちらは半分ちひろ美術館で、半分は世界の絵本(今は企画展でした)です。

子どもの頃、岩崎ちひろの絵の雰囲気が好きでした。

今も見ると懐かしい気持ちになります。子どもが主体で可愛らしくてあったかいような絵が多いのですが、平和祈念する絵本などは子供の顔も少しきつくて寂しいような・・・

公園内に再現されたちひろ黒姫山荘(仕事場)

書斎の再現

こんな景色のいいところだと素敵な絵本が作れそう。

ミュージアムショップが充実していて好きな人にはたまらない。

私は絵は好きですが、物欲ないのでグッズは購入せず。

美味しいのとパッケージがかわいいのでお土産に買いました

カフェにもよりましたが、今は飲み物と開運堂とのコラボお菓子(りんごの天使、木の葉の精)程度しかありません。

お昼を食べ損ねてこれだけはちょっと寂しい。お菓子とアイスラテの味は美味しいですよ。

公園は整備されていてきれいでした



穂高のペンションまでシェアサイクルで

この日の宿は穂高温泉郷のペンション、メープルリーフ。

翌朝、長嶺山に早朝登って絶景を見るプラン付きでしたが、台風が来ているのでキャンセル。それなら、安曇野とか穂高でなくて、一気に松本まで戻って仕舞えば良かったと痛感しました。

 

というのも、交通の便が悪くて、ちひろ美術館で以前伊豆長岡で利用したシェアサイクルがあったのですが、スタンドにあったのはスポーツタイプ。

真ん中に棒があって、後ろから足を回さないと乗り降りできないので、背が小さい私は足が地面に届かなくて私は怖くて怖くて。

途中止まり損ねて転んだりしましたよ。

ママチャリにしてください!!

怖くて楽しめなかったですが、ペンションの近くのしゃくなげの湯という温泉施設のスタンドまでなんとか行くことができました。

怖くてゆっくり行ったので、40分くらいかかりレンタル料は15分ごとに100円で300円でした。

 

ペンションの近くを歩いて探検しようと思ったけど、店と店は近接していないし、ネットで調べていたおしゃれカフェは閉店か、満席でコーヒーも飲めない。

15分歩いて満席と言われた時のがっかり感。

部屋に戻ろうかとまたしゃくなげの湯を通り、ママチャリタイプの自転車がスタンドにあったので、今度はそれでサイクリングしました。

ペンションの部屋にいてもテレビもないしすることがないから。

自転車は電動だからいいもののそれなりに疲れます。

車じゃないと結構辛いかも。

 

穂高神社

自転車でとにかく降っていくと穂高駅につきました。

駅にもシェアサイクルのスタンドがあったからこれで帰るのもいいかも。

駅にはいろいろな会社のレンタサイクルがあります。

みんなここで借りて観光するのね。

でも、その後宿までどうやっていくのかしら?駅から穂高温泉郷は4Kmはあるのに。

 

駅のそばに穂高神社があったので参拝しました。

穂高神社

拝殿が立派です。

拝殿

延命長寿・立身出世の若宮神社

立身出世はもういいや、延命長寿も私一人が長寿でもねぇ・・・

 

神馬もなかなか立派です。

御神馬

安曇野の伝説「日光泉小太郎」の像 犀龍にまたがっています

説明書きをパッと見たとき「小泉孝太郎」かと思ってちょっとびっくりした。

安曇野がかつて湖だったころ犀龍と白龍王との間に生まれたのが日光泉小太郎で、母親の犀龍は諏訪大明神の化身であり、ともに山清路をきりひらき治水を行ったそうです。

ものぐさ太郎の碑

ものぐさ太郎ってここが出身だったのですねぇ。知らなかった・・・

 

穂高神社まで自転車で往復するというトレーニングを終えて宿に戻り温泉に浸かって疲れを取ったのでした。

わさび田はあえて見なくてもいいや・・・

自転車であんな遠くまで行くのかと思うと熱意がそれほどでもないから。

景色は綺麗ですよ。のどかな田園風景で、青い山脈で・・・

そして、思ったのが近くにコンビニがないから食事付きのペンションにしたのですが、家庭的でいいといえばいいのですが、コンビニで飲み物やデザート買って部屋でテレビ見ながらのんびりするのが旅行中の夜の過ごし方なのですが、ペンションってたいてい部屋にテレビも冷蔵庫もないのですよね・・・。

町中のビジネスホテルに泊まる方が私は好きかも。

 

一度来たかったちひろ美術館安曇野の雰囲気がわかってとりあえず満足。

私の旅の目的は、遺跡、博物館、美術館、城、寺社、新たに乗り鉄と巡礼といったところで、おしゃれカフェや雑貨屋さんは優先度が低いのでした。

東京にもあるしね。負け惜しみに聞こえますね(笑)

 

翌日は本当はリゾートビューふるさとに乗って松本から長野経由で夕方東京に戻る予定でした。

ですが、この連休は超大型台風が西日本を襲っていて、計画運休も始まっているようなのでうっかりしていると帰れなくなるかもーと翌日は松本城だけ見て、早い時間の長野新幹線の自由席で帰りました。