桜はまだ五分咲きでしたが、秩父三社巡りは暖かい日差しの中気分もあがり楽しかったです。秩父神社へ行く前にもう一か所行きたい所がありました。
宝登山神社と長瀞の岩畳を観光した後、上長瀞駅から和銅黒谷駅へ。
和同開珎
日本で最初の硬貨が「和同開珎」だと習ったのは昭和の子供。今は富本銭が最初らしいですね。流通したかという点では和同開珎だそうですが、それも流通と言えるレベルなのかどうか。でもそんなことはいいのです。
今回秩父に旅行するにあたって、来たかったのはこちらの和銅遺跡。
和同開珎の鋳造に際し、武蔵の国からニキアカガネ(純度の高い自然銅)が発見され献上されたとか。
そもそも唐にならって貨幣鋳造の計画はあって、銅の発見はきっかけにすぎないとか吉祥となって計画が進んだとか諸説あります。
和銅黒谷駅につくと、ホームにあるのはこちら。
私は「わどうかいほう」と習ったのに、説明書きは「わどうかいちん」になっていました。
「和同開珎」の「珎」は「寶」の異体字のはずなんだけど・・・
聖神社
駅を折りてまず向かったのは聖神社です。
こちらには神寶として、創建当時採掘された自然銅の塊と元明天皇から下賜された銅の百足があります。(公開していません)
金運アップにご利益があるということで宝くじ当選やビジネスの成功の祈願などに訪れる人が多いそうです。境内にも宝くじの高額当選のお礼などがたくさんありました。
私は宝くじは買わないですが、自営業(大家さん)がうまくいくように祈願しました。
和銅遺跡
聖神社から少し坂を上ってから林の中を下って行くと和銅採掘跡の和銅遺跡があります。今は和同開珎の大きなモニュメントと地名を表す掲示板しかありませんが、当時の景色を見るために行ってみます!
と、ここで一緒に歩いていたはずの夫さんの歩みがスローモーションのように遅い。車をよけて私の後ろにいるのかな?と思っていたけどそれにしても遅すぎる。
「どうしたの?」と聞くと「猛烈に眠い」という。ここへ来る前に長瀞で昼ビールして、ほどほどに歩いて疲れたとか。歩きながら寝るかと思うくらい遅かった(笑)
このモニュメントのそばに銅の採掘現場跡がありますが、今となってはただのせせらぎです。
銅の洗い場だった場所で地名として残っています。
こんな感じでさらっと参拝をすませ、次は秩父へ移動。
三峰神社はこの翌日に参拝予定でした。