しゃおれんの旅日記

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正しいお作法(?)でお伊勢参り①二見浦で禊から

新型コロナ騒ぎで名古屋ウィメンズマラソンの一般の部が中止になったものの、せっかっくなので名古屋方面に旅行することにしました。

充分予防すればかえって観光地のためになるかな、とあえての旅行です。

今回はその旅行記です。

 お伊勢参りの正しい行程?

もともと、完走したらお礼にお伊勢さんにいこうと思っていました。

前回は内宮しか行けなかったので、今回は外宮、神宮の博物館と徴古館、さらには斎宮歴史博物館も~♪なんて思っていたら、

博物館関係は全て臨時休館(涙)

 

直前にあわてて旅程を練り直し、

伊勢音頭で「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」

「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」

と言われている朝熊岳金剛證寺多賀大社にも行くことにしました。

 

今回は、

二見浦で禊

→外宮(「外宮先祭り」といって外宮からお参りするのが正しいとされます)

→内宮

→朝熊岳金剛證寺→名古屋へ戻り宿泊 

(翌日)滋賀観光で多賀大社へお参りしました。

充実していましたが、すべて公共交通機関を利用したので時間もお金もかかりました。

 

今回のお参りの目的

お伊勢さんには個人的なお願いはしてはいけないというので

どこでも「新型コロナ終息、日本経済の復活、世界平和」にしぼりました。

いつもは私の欲にまみれたお願いばかりしていますが。

あ、お稲荷さんだけは「商売繁盛」を祈ってしまった・・・

神様にも得意分野がありそうだから。

 

妹に「お伊勢さんにいくから古いお守りあったら返してきて新しいのを買ってくるよー」とラインしたら、
「子供たちは一斉休校で外出禁止にしているのに、この時期に旅行行くなんて」と
顰蹙を買ったので「しばらく実家には遊びに行きません」と約束させられる羽目に。

後で妹と同居の父からも「お前、旅行するんだってな。国内もなんだけど、中国とか韓国とか行くなよ」といい年して怒られる始末。

妹め、父に言いつけたな。中国も韓国も今は行けませんよー。

結局、お守りは自分用にしか買っていません。大人げない。

 

快速みえで二見浦へ

朝6:30発ののぞみ5号で名古屋へ。中央コンコースのコインロッカーに荷物を預け、8:37発JRの快速みえ1号で(2,210円)。

2両編成で一部指定席です。
自由席はほぼ満席。こんなご時勢でも伊勢は人気なんですね。

 

知っている人は知っていることだと思いますが・・・

名古屋駅の改札でSuicaで入れても、快速みえは降りるときはSuicaは使えないので車内で現金精算が必要です。

なので、必ず名古屋で切符を買っていきましょう

私は知らずにSuicaで乗り込んでしまったので、車内で現金精算をし、入場記録の削除を名古屋にもどってするまで、Suicaが使えなくなりました。

伊勢市内でバスに乗るときも現金で支払わなくてはいけなくてかーなーり不便でした。(伊勢のバスはICカードが使えますよ)

 

二見浦駅は無人駅で改札もありません。快速みえ1号を降りるときに車掌さんに切符を渡し、そのまま駅の外へ出ます。

駅前の参道を道なりに行けば10分から15分ほどで着きます。

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風光明媚な二見浦

二見興玉神社の霊草

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海に面した神社

以前は 伊勢神宮にお参りする前に二見浦で心身を清め禊をするそうでした。

現在は禊をするかわりに神社に参拝し「無垢塩祓」を受けます。

今回は、「無垢塩草」を神社でいただき、それを身に就けて伊勢神宮にお参りすることでもOK、という記事を見てそうさせていただきました。

 

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社務所で300円でいただけます

 

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包みの裏にいわれが書いてあります

「直接祓いを受けられない方のためにこの霊草をおわけします」とあります。浴湯にいれるか、身につけて不浄祓いとします、と。

気になって中身を見てしまいました(笑)

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霊草です


 二見興玉神社の参拝

二見浦駅10:28について、11:11発で伊勢市に向かうことにしていました。

この電車30分に1本しかないので大急ぎ。

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鳥居をくぐるとすぐ海。青空に映えます

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天の岩屋

天照大御神がおかくれになって世の中が真っ暗になってしまったという天の岩屋、天鈿女が踊っています。すでに岩戸が開いているというからこんなに外は明るいのですね。

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天の岩戸

 

二見興玉神社猿田彦大神と宇迦御魂大神(伊勢神宮外宮の豊受大御神の別名)をご祭神としています。猿田彦大神の神様の使いが蛙ということで境内には蛙の像がたくさんいます。

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手水舎にある満願蛙

手水を使った後で下の緑の蛙に水をかけると願いが叶うそうです。

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蛙の像がたくさん

 

夫婦岩

二見興玉神社といえば、ずばりこちらではないでしょうか。

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まず遥拝所から二見岩をお参り

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すぐ近くからもお参りできます

夫婦岩は、大小二つの岩を注連縄で結んでいて、鳥居の役割もあります。

沖の海中に沈む猿田彦大御神の霊石と太陽にお参りします。

 

この夫婦岩の間から朝日が昇るのを見ることができるのは5月から7月ということです。

友人も夜行バスツアーで朝日を拝んですごく感動したと言っていました。

 

この夫婦岩の奥に竜宮社もありますが、先が長いので今回はあくまでも無垢塩草をいただいて禊とするだけにしました。

 

神社は小さいものの青い空と海に感動しながらお参りしていたら、時間はあっという間に過ぎていきます。

11:11の快速みえ10号に乗りたい!

15分しかないので、帰りはダッシュです。

私はランナーなので全然余裕ですが、次の11:46発の参宮線亀山行でもいいかもです。
(ただ、その場合は、神社のそばのお店でおみやげをゆっくり見たり、

寶日館(伊勢神宮に参拝する貴賓の宿で国指定重要文化財です。もっともこの時は新型コロナ騒ぎで臨時休館)を見たりするのもいいかもです。

駅からはほとんど人通りがなかったのに、駐車場はそれなりに混んでいたので
「みんな車で来るんだなー」と思いました。

でも、ツアーバスはなかったです。

 二見のひな祭り

駅までの帰り道、この時期二見浦の街はお雛様を各家で飾っていてとても可愛らしかったです。

ダッシュといいつつ写真も撮りました。

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立派な建物付きのお雛様

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真珠でゴージャス

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背景を塗ったのは私がガラスに映りこんでいたため

駅には改札も券売機もないので、そのままホームへ上がります。

列車が着いたら乗り込むと車掌さんが来てくれて伊勢市までの切符を買いました。

2駅、210円です。

外宮や内宮まで行くバスもありますが、内宮行きのバスは多いのに外宮行きのバスが少ないので、外宮先祭のお作法でお参りしたかったので、電車で伊勢市駅まで行き、外宮をお参りすることにしたのです。