しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

早池峰は花の百名山だけど甘くない!2018.7.15-百名山21座目

岩手山の次の日は早池峰に登ることに。
 
事前情報では川原坊コースは数年前の大雨で登山道が崩落して登れないとこのと。
しかも、登山シーズンの休日はマイカー規制があり、小田越コースの入り口まで車では行けず、
岳駐車場からバスで小田越コースの登山口まで行かなくてはいけないそうです。
 
岳駐車場ってどこだろう?
我家のナビは古いためか見つけられず、道の駅はやちねの先に行けばいいんじゃないかととにかく進みました。
 
岳駐車場でもらった時刻表。大人片道700円、往復1400円です。
私たちは6時のバスに補助いすを使ってギリギリ乗れました。満席の場合次のバスになってしまうそうです。
(私たちの6時のバスが満席になり、次の峰南荘で待っていた人たちは運転手さんに「30分後のバスに乗ってください」と言われていたので。間に合ってよかったーと思った)
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30分弱で小田越登山口に着きました。
バスの中には小学生と思われる男の子とその家族という組み合わせが3組くらいいる。
男の子も元気いっぱい。そんなほのぼのとした雰囲気に私ものんきな気分に。
今回、岩手山の登山コースばかり調べていて、早池峰については師匠(夫さん)に任せていました。
子供も登れるし、花の百名山だし、楽しいだろうなーと。
これが全くの勘違い(涙)
 
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早池峰は登山道にトイレが無く、携帯トイレを使用するのが原則です。
トイレが近い私は心配なので携帯トイレ400円を購入。
 
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6:33 霧の中登山スタートです。
初めは木道から。
 
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その後もゆるやかな林の中の道にすっかりご機嫌。
まだ早池峰を分かっていなかった頃です。
 
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あれ?大きな岩だらけに。そうなのです。
早池峰は岩だらけの山でした。
岩の合間にお花がある。やっぱり花の百名山なのですね。
 
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4合目 7:33 霧とものすごい風。早池峰、厳しい山です。
ストックはしまいました。
 
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5合目 7:44 猛烈な風、眺望もまったくありません。
 
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そして、一番怖かった長いハシゴ。
登る時はまだ良かったのですが、降りるときは本当に怖い。

ハシゴが崖に近くてつま先しかかからないので降りるときは慎重に。 降りるときについ目の端に崖の下が見えてしまって怖いことこの上ない。 私って高所恐怖症だったんだなあと登山を始めてからつくづく思い知らされました。

 
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こちらは降りている師匠。下は長い一列のハシゴですが、その上は二列になります。
 
 
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八合目 8:12 山頂まで500m、でも山の500mって結構ありますよね。
 
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ハヤチネウスユキソウ

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早池峰は標高差670mくらいと少ない。しかし、ずっと岩だらけで神経使うので辛い・・・
私は岩場を登るのが下手で、下りはもっと下手なので。

登りきったらゴンドラか何かで下山したいと常々思う。

 
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8:18 剣が峰分岐  この後は楽しい尾根歩き。でも眺望無し。
 
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でも、この尾根はお花畑でした!
 
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木道があって、これまでの辛さや悲しさを忘れるお花の可憐さ。
 
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8:30 山頂に着きました!三角点。
 
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山頂には剣が飾ってありました。霧の中ちょっと不思議な雰囲気。
山頂には避難小屋があり、そこに携帯トイレのスペースがあるので初挑戦。
少し休憩しながら、師匠がバスの時刻表を見ると10:42の後は12:12まで無いことが判明。
2時間くらいで登ってきたから、2時間で降りれるかな?岩場がちょっと怖いけど頑張ろう。
 
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ガスガスの中降りていきます。風が強いので帽子はしまいました。
 
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一瞬晴れたりもするけど、概ねガスでした。
この後、先ほどの長いハシゴでビビりつつ、
登ってくる人とのすれ違いの時に焦って転んで
突き指をしたりしましたが、無事10時半には登山口に戻れました。
中学生の団体さんとも多くすれ違いました。彼らはジャージとスニーカー、普通のリュック
そして、元気はつらつ。道を譲ってくれながら「こんにちわー」ととってもさわやか。
登山用の防寒着や登山靴でなくても登れるんだなあと、ヘタレの自分にガッカリ。
しかし、師匠(夫さん)は「引率の先生が何人もいてちゃんと考えているからいいだろうけど、山の天気はすぐに変わるから、あんなに軽装だと怖いよ。登山口と避難小屋の間は岩だらけで隠れるところもないのに」と言う。
そうか、そんな考え方もあるんだ。まだまだ登山の初心者だなあ、私。
 
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登山後のお楽しみ。温泉は日高見の霊湯 東和温泉(550円)
宴会用の個室が人気で受け付けは家族連れでごったかえしていました。
炭酸入りの温泉が疲れを取ると書いてあったのでゆったりのんびりする。
 
お昼は、岩手でたくさん見かけた和食のチェーン店で「南部家族」でおそば。
美味しかったです。家族連れが多くてほのぼの。
 
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早池峰は大変だったけど、午後はまるまる空いたので、
本当は明日の帰りに寄ろうと思っていた中尊寺に行きました。
 
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杉並木がいい気をだしているような・・・
師匠は初・中尊寺で感動していました。私も世界遺産になってから来たのは初。
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来るのは3回目だけど、金色堂だけでなく讃衡蔵で国宝三昧と細かいところまで楽しめて良かったです。

岩手山は大きかったです2018.7.14-百名山20座目

3連休は東北へ登山の遠征。
青森の岩木山と八幡平と八甲田山はすでに登っているので、今回は岩手の山です。
前回のクラブ〇ーリズムのツアーの帰りに見た岩手山の姿が立派で憧れでした。
その憧れの岩手山早池峰を目指しました!
 
常磐道東北道を通って岩手の滝澤ICで降り前泊。
 
今回は馬返し口から登ります。
朝5時半、馬返しキャンプ場の駐車場はけっこう車が停まっています。
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鬼又清水。戻ってきたときにこの清水の冷たさがありがたかったです。
ここのトイレがきれいで助かりましたー。駐車場近くのトイレよりお薦めです。
 
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頂上が見えています。大きい山だー。晴れているので眺望が期待できます。
でも暑そう。
 
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今回は私が登山者カードを記入。ダイエット失敗で重量級の体です。
写真に見えますが今回からストックを持つことにしました。
岩手山はガレガレの道があったので、ストックは役に立ちました。
友人たちから誕生日プレゼントにもらったストック。強い味方です。
 
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5:55登山開始です。
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初めはゆるやかな林の中の道。少しぬかるんでいたけど気にならないくらい。
でも雨の後なら滑りそう。
 
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そして、進むこと30分あまり、やっと0.5合目に着きました。
30分で0.5合しか進まないの?!と少し不安な気持ちになる。
 
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0.5合目から新道を進むこと10分ちょっと。6:33  1合目に到着!
0.5合目までが長いけどそれ以降はそうでもないことが分かってほっとしました。
 
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豆腐岩
 
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階段もあって登りやすい。
 
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広いガレガレの道になってきました。ガスってきました。
 
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 2.5合目到着。ここから新道と旧道の分岐です。
このように新道と旧道の分岐が多く途中で替えることもできそうです。
この目印がどれだけ励みになることか・・・
地図には旧道は眺望は良いが夏は暑いとあったので、樹林帯の新道を行くことにしました。
 
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3合目  7:01 この辺りから大きな岩が滑りそうで気を使います。しかも急です。
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お花もたくさん見かけました。このブログに載せている花の名前は帰宅後写真を
見ながら調べたもので間違っているかもしれませんのでご了承くださいませ。
 
 
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7:35  5合目で休憩。もぐもぐタイム
この日は東北地方も暑くて、お腹がすくよりもとにかく汗が出て喉が渇きました。
池に落ちたみたいに全身汗だく。
喉が渇き過ぎて、スポーツドリンクが濃くて飲めない。口の中に張りつきそう。
塩タブとお茶の組み合わせのほうがいいかもしれません。
 
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大体3合目から6合目くらいが急な石だらけの道だったように思います。
 
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たまに眺望の良い所でも雲海の上に出てしまって、麓の様子が分かりません。
でも雲海ってきれいーー。
 
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こんなハシゴもあって、整備されていました。
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ベニバナイチヤクソウ
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7合目を過ぎたら開けてきました。山頂が見えます。ここは新道と旧道の合流地点。
 
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しばらく行くと8合目の避難小屋に。ここのトイレはきれいです。
山バッチもここで買えます。ここで休憩している人多し。
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トウゲブキ
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小屋を過ぎてしばらくは平らでお花がたくさんの平和な道。
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不動平に出ました。この辺りからまたガスガスです。
本当に山の天気は変わりやすいですね。
 
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お鉢まで最後の急登です。ガレガレでストック大活躍でした。
 
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9:29 お鉢に出ました。、小さな観音様の祠がずっと続いています。
守られているようで安心。それにしても、全く周りが見えません。
風もあって、去年の後方羊蹄山を思いだします。
後方羊蹄山より人が多いので遭難することはなさそうですが。
 
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獅子頭?なんでしょう?
 
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9:40 山頂に着きました!
多くの人が休みながらガスの晴れるのを期待していましたが、全くその気配がありません。
何も見えないし風もあったので、山頂ではなく、
さっきの8合目の避難小屋のところで休憩しようと下山することにしました。
コース案内にはお鉢巡りがありましたが、ガスっているので断念。後方羊蹄山でもあきらめたのでした。
岩手山は立派な独立峰だから山頂からの景色を期待していたのですが・・・
 
 
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三角点を抑えておく。
 
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コマクサの大群落があるとのことでしたが、お鉢の内側にたくさん咲いているのを見かけましたが、
お鉢の内側に降りるのは大変そうだったので望遠で写真撮影。可憐な花です。
 
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御神坂コースのほうでしょうか?不動平まで降りてきたら少し晴れてきました。
でも、山頂は相変わらず霧の中です。山の天気って難しい。
避難小屋前の広場で休憩してその後もサクサク下山。
登りは好きだけど、下りで転ぶことが多くて神経使うので、
登ったら上でヘリに拾ってもらいたいと思う私。
 
だけど、今回のガレガレの道はストックのおかげで転ばずに割とスムーズに降りてきたと思います。
靴も今年は新しい靴を師匠(夫さん)に買ってもらって滑りにくくなってちょっと下りに自信がついたかも。
道具に頼るなんて、と思っていたけどやっぱりいい道具を持つことも大事なんですね。
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麓がちらりと見えました。馬返し口までの自衛隊の用地の間を真っ直ぐに通る道が見えました、
 
登山口には1:06に到着。休憩込みで7時間ちょっとで登れました。
岩手山は大きかったけれど、特に難しい場所もなく、道も整備されているしすれ違う場所も多いし、
私は樹林帯をコツコツ登っていくのが好きなので好みの山でした。
 
大きい山だけど無事登り切れて良かった。
この分なら他の大きな日帰り登山もいけるんじゃないかな?(トムラウシとか、平ヶ岳とか)と思ったりして。
 

Ye韓方医院の韓方薬ダイエット一か月報告

※またまた言います。私は合っていると思ってチャンレジしていますが、体質は人によって違うので皆様は自己責任でお願いします。

 2019年6月の韓国旅行でYe韓方医院で韓方薬を処方してもらい、ダイエットに励んでいる私です。

 

一か月たった時の報告です。

サービスの5日分を含めても若干余分に残っているのは最近一日四回というのをきちんと守れていないから。

それでも、一か月で4kg弱減りました。

最初の1kgは旅行後に増えたものなので、厳密には1か月で3kgですが・・・

 

最初の2週間で2kgどんどん落ちましたが、その後生理になってしまい若干増えました。

いつもはそこで2kgくらい普通に増えて(生理後むくみがとれて戻ることもあるけれど)

挫折することが多いのですが、それほど増えず、挫折せずにダイエットを続けることができました。

  

私と同じように「やせる」といいつつやせられない夫さんが私の変化に刺激されて

「ジムに入会する」というので私も一緒に入会(ファミリー会員だと安くなるので)。

 

雨で走れない日もトレッドミルで走っています。

だいたい、週5で一回9kmから10km。

トレーナーさんに教わって筋トレもしています。

 

実は入会時の体組成測定でも「筋肉はあるから、あとは余分な体脂肪を落としましょう!」と

さらっと笑顔でトレーナーさんに言われてしまった。

韓方医院でも同じことを言われたのですが、

体組成測定の結果を見くらべると、筋肉が落ちていないからこのダイエットは成功かなと。

  

そして、冒頭飲み残していると書きましたが、

最近は4時間ごとの1日4回ということを守れていないのです。

ちょっと効果も出て油断したのか外出のときに持参するのを忘れたりして。

落ちが鈍くなったのはそのせいかも・・・と思い、Ye韓方医院のコーディネーターさんに相談しました。

 

Q「お腹がすいて辛いということがないので、食欲を抑える効果はあるのかなと思いますが、

やはり、1日4回きちんと飲まないと代謝を上げる効果は落ちるのでしょうか。」

  

A14回しっかりご服用していただくことで、しっかりと効果を感じて、且つ効果を見ていただけます。

落ちにくくなったという方の中で、一日の服用回数を3回などにされていらっしゃる方が多いため、

しっかり14回ご服用してくださいとお伝えさせて頂いております」

 日本人のコーディネーターさんが丁寧に相談に乗ってくれたり励ましてくれます。

 

お薬は4時間以上開けることが必要なので、もし飲み忘れたらそこから4時間ずつ調整して1日4回飲むようにとのことでした。

  

さて、その後、ジムでがんばったこともありさらに引き締まりました。

 

xiaorenretirementlife.hatenablog.com

 

10月に入り引越騒ぎで忙しくて食べすぎて少し戻ってる感じがありますが、目標に向けてまた頑張りたいと思います。
韓方薬はダイエットの良いきっかけになりました。

韓方と世界遺産旅2019.6⑥公山城

公州の観光も残すは公山城のみ。
見どころは他にもたくさんありますが、私のお目当てはということで。

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雨が降る前にさくっと登って、夜ご飯をしっかり食べればいいやとお昼ご飯は省略して公州名物の栗を使った栗ぱん(栗饅頭)で軽めのお昼。

 

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公州国立博物館から30分以上歩いてやっと百済武寧王門につきました。

ここまで来たら公山城は目の前。門の向こうに見えてますね。

 

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世界遺産 百済歴史遺跡地区 公山城 到着です。

 

百済高句麗の攻撃を受けて、文周王元年(475)に漢城から熊津(公州)に遷都しました。

聖王(日本の教科書では聖明王というかも)16年に泗沘(扶余)に遷都するまでの64年間、公山城が百済の王城でした。

百済時代には土城でしたが朝鮮時代に石城に改築されて、今は東側の一部以外はすべて石城です。

 

入場料1200wを払って、日本語のパンフレットをもらい、

全長2,660mということを知り全部歩くのは大変そうなので、鎮西楼から鎮南楼に向けての城壁を歩きました。

 

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水原、南漢山城といい、韓国の城ってみんな山城なのでいつも軽い登山のようです。

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きれいに整備されているけど、雨のときや凍ったりしたら危険な感じの急な坂道。

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けっこう高さがあるので、高所恐怖症の私はあまり端に行けない。

 

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王宮跡を発掘中。

 

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鎮南楼から城壁から離れ降りてみたものの、錦江の流れを見たくてまたまた城壁を登ります。

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拱北楼(川に面した北側の門)を目指します。このころから軽く雨が降ってきて急な坂道に滑らないように気を付けます。

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北なので玄武の旗。

 

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こうして、公州の観光は終わり。

 この後、101番のバスで総合バスターミナルに戻り、16時のバスでソウルに戻りました。

 

宋山里古墳群の模型館が工事中で見られなかったのが残念だったし、

天気が悪くて早めにソウルに帰りたくなって公州でご飯を食べなかったりしたのが心残りだけど、

ソウルから近いからまた来てもいいなあと思ったりして。

 

韓国の世界遺産のうち、済州島以外はこれでコンプリート♪

去年も海印寺に行って、コンプリートだと思ったら山寺が追加で認定されたけど、

今年もまた増えたりするのかしら。

 

世界遺産をできるだけ見るということを生涯の野望としているけど、毎年増えすぎて追いつきませーん。

 

韓方と世界遺産旅2019.6⑤武寧王陵と公州国立博物館

今回の旅行で一番行きたかったところ、それは武寧王陵でした。

去年から日本古代史がマイブームとなりどうしても百済との関係が大いに気なります。

 

 

武寧王は、日本で生まれその後百済に戻り、
高句麗の攻勢を跳ね返し百済の中興の王様なのですが、

その陵が1971年に未盗掘の状態で発見されたというからすごい!

墓誌石から年代も特定でき、まさに考古資料の一級品。

 これはぜひとも見に行かなくては―。

 

武寧王陵へのバスは101番 

 

麻谷寺から総合バスターミナルに戻ってきてバス停に降りると、公州市内の観光パンフレットを持った若者がいました。

その若者に、「武寧王陵に行きたいんだけど、何番のバスに乗ればいいですか」と聞くと、

「僕も観光客だからわからないんだけど」と言いつつスマホで検索してくれて「101番ですよ」と教えてくれました。

おや?検索するということは、この若者は武寧王陵にはいかないのかな?

 

ほどなくして101番のバスが来て、若者も乗り込み、彼は公山城で降りていきました。

ありがとうー、親切な若者さん。

 

私は、運転手さんに「どこで降りたらいいか教えてください」と頼んでいたので運転席のそばの席で待機。

教えてもらったバス停から言われるままに進んでいくと、「熊津百済歴史館」がありました。

中の見学は後回しにしてまず武寧王陵に行かなくちゃー。

武寧王

 

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この中に入ると「武寧王陵に行く道」という看板があり(赤丸)、エスカレーターを登り裏手の道を進んでいくと、古墳群の入口があります。

 

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チケット売り場が閉まってる、と一瞬ヒヤっとしたら無料入場でした。

 

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ピクニックのおばさまの団体さんが出てきました。

どうしてみんなくりくりパーマなんだろう。

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地図を見ると、1-6号墳と武寧王陵があるようです。

独立した円墳ではなくて一つの墳丘に武寧王陵と5号墳、6号墳がありました。

1-5号墳は横穴式石室、6号墳と武寧王陵は石室ではなくレンガで作られています。

横穴式石室は日本でも見ますが、れんがというのは中国墓制の影響です。

6号墳には四神図が描かれているとか。

 

 

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武寧王陵の上に人がいるのはおそらく調査中のため。

初め学生さんがふざけているのかと思ってびっくりしました。

 

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1-3号墳は小さな円墳。

 

 

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4号墳は方壇段丘墳です。段丘がいまいちよくわからないけど。

 

本当はこの古墳群の中に模型館があって、6号墳と武寧王陵の内部を再現している様子を見ることができるのですがなんと工事中で入れず。

だから無料だったのかな。古墳の入口は扉が閉められ中を見ることはできず。
とても残念でした。

 

がっっかりしながら、古墳群の裏手を進み、公州国立博物館の裏門から中に入ります。

 

とても立派な公州国立博物館

 

立派な博物館なのに見学者は私一人。
受付のスタッフは終始スマホをいじっていました。

 

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公州国立博物館

 

先史時代はすっとばして、見たかったのはこちら。

 

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武寧王のコーナー♪

 

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ものすごーく重大な発見物がこんな無造作に

 

墓誌石が発見されたことで築造年代が判明したというその墓誌石。

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 館内には、映像資料というかハングルだけでなく、英語・中国語・日本語に翻訳してみられるガイドがあります。

日本人なら漢字をあててくれればこれでも十分なのですが、

 

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さらに日本語訳までしてくれます。惜しい!「崩御なちった」

崩御」という文字を使っていることから、武寧王は日本の侯王ではないという本を先日読んでいたので本物を見てドキドキ。

  

xiaorenretirementlife.hatenablog.com

 

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 墓の入口にあった石獣。お墓を守るもののようですが、どこか可愛らしい。

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木棺は高野槙で作られていて、この木は日本でしか採れないものとか。

王様と王妃様が仲良く埋葬されています。

 

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副葬品もきらびやか~。王様の金製冠飾り。

 

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王様の棺の中からの副葬品の展示。環頭太刀や枕、鏡などがありますね。

たしかこの鏡、群馬の綿貫観音山古墳から出土した鏡と同笵鏡だったような・・・

一人でキャーキャー言いながら見てました。

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王妃様の金銅の靴。底にスパイクのような飾りがついていてこれもどこかで見たような・・・

 

この武寧王の部屋は壁が陵の壁のようにレンガでできています。

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思い切り楽しんだので、2階の中世・近世文化はざっと流す。

 

 

国立博物館を見学した後、市内へ戻ろうと思う。

でも、バス停には時刻表が貼ってあるけどバスが来る気配がない。

もしかしたら101番のバスが寄るのかもしれないけど、まわりに人影がないので待つより歩いたほうがいいかもと歩き出す。

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 韓屋村があったけど、閑散としている。

休日なら色々な文化体験ができるようでしたが、平日は誰もいない。

実は、ここに泊りたくてサイトを見たけど、団体用の大部屋は予約できても2人部屋とかは予約できませんでした。

平日だからなのかな?

 

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市民運動場もまったく人影がない。

そんな中やっと熊津歴史館まで戻ってきました。

 

ここは、出土品の展示というより資料の展示が中心でした。

百済が公州に遷都した歴史や、武寧王が日本で生まれた話などが展示されていました。

日本語もあるのでわかりやすかったですよ。

 

 

公州は昔は熊津と呼ばれ、百済語では固麻那羅(コマナル・고마나루)と表記・呼称されていました。

その熊津の由来を読んでびっくり。

熊が女性に変身し、道に迷った木こりとの間に子供をもうけ仲良く暮らしていたが、木こりが村に帰ってしまい、寂しさのあまり錦江に身を投げた。
その後錦江が氾濫したので追悼したとか。

その場所が熊の津(船の渡し場)というような話でした。

 

誰もいなかったので、合成でコスプレ写真を撮れるものに挑戦(笑)

カメラの位置がわからなくて目線がずれているけど、まあまあ。

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一番来たかったところの見学を終えてやや燃え尽きた感あり。

雨が降りそうな天気で、残すは公山城のみ。

お昼は食べずにこのまま一気に登ってしまおうーー。

 

公山城へつづく・・・

韓方と世界遺産旅2019.6④世界遺産麻谷寺

前の記事は麻谷寺と公州への行き方で終わってしまったので、
今回はそれぞれの場所を写真付きでご紹介。

 

公州の総合バスターミナルから770番のバスで終点まで約40分。

おばさま3人組についていったら違う方向で、
途中で気づいて近くを歩いていたおばさまに道を聞いたりしてウロウロしました。

これからは、ちゃんと地図を持っていこうっと。
(私はWi-Fiルーターが持たない主義なので地図を見ることができない)

 

続きを読む

韓方と世界遺産旅2019.6③麻谷寺と公州をバスを使ってソウルから日帰りする

ソウルからバスを使って公州と麻谷寺へ日帰りで行く方法です

麻谷寺は2018年に「山寺 韓国の山地僧院」として世界遺産に認定された7つの山寺のうちの一つです。

 


公州のバスターミナルから市内バスで行けることがわかり、
それなら公州市内にある「公山城と宋山里古墳群」」にも一緒に行きたい!
今、個人的に古墳ブームが来ているので、
宋山里古墳群で発見された武寧王陵はぜひとも行きたい!


今回の記録は、麻谷寺と公州の世界遺産をソウルから観光したい方に参考になればと思いまとめます。

 

公州はタクシーを使わず自力でバスを使って回ることもできます。(途中歩きますが)

10分以上歩けないという方は、
流しのタクシーはみかけなかったので(扶余もそうでしたが)、
公州と扶余を一日でまわるOPツアーを利用したほうがいいかもしれません。
でも、自力で周ると安上がりだし、好きなところでじっくり時間をかけてみることができますよ。

公州へのバスチケットの買い方

まず、ソウルからは高速バスターミナル、南部バスターミナル、東部バスターミナルの3か所から公州行きのバスが出ていますが、
本数が多いのは高速バスターミナルなので、そこを利用します。

事前に計画を立てるために、時刻表を知りたいですよね。

コネストに載っていた高速バスターミナルのサイトがこちら

https://www.kobus.co.kr/main.do

 

開けるとこんな感じです。

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「楽しい旅行の始まりと終わり、プレミアムバスと一緒に」とあります


ハングルだー、読めないよーと思った方ご安心ください。右上の黄色のやじるしのところをクリックすると日本語に翻訳してくれます。

 

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日本語では「プレミアムバス」が「高速バス」と訳されています

 

日にちを選択し、出発地と行き先を選択します。

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「ソウル京釜」を出発地に、公州を到着地に選択します。

そうすると、運行情報と現在の残席数がわかります。

 

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本当はここで座席の予約までしたいところですが、韓国の携帯電話か韓国の銀行口座などがないと決済できなそうなので、
時刻表の確認だけです。

私は宿の場所(東大門のスパレクス泊だった)から考えて始発のバスに乗ることは無理だったので、
6:45のプレミアムバスに乗ることにしました。

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あら、今気が付いたけど、私は平日に乗ったのでプレミアムバスが12,900wでした。
土曜日は高いんですね。

※ちなみに、地下鉄の時刻表を知りたい方はアプリがありますが、
私のように「アプリを入れるほどのことでもないなー」という人はソウルナビに乗っていた「ソウル地下鉄・路線図(英語)」のサイトで見ることができますよ。
(英語かハングル表記ですが、路線が色分けされているので目的地は探せると思います)

www.seoulmetro.co.kr/en/cyberStation.do

当日でも座席が空いていれば乗れますが、私は事前に入手して安心したかったので、前日に買いました。
発音に自信がなかったので、メモを渡せば安心です。

高速バスターミナルから出発

 

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高速バスターミナル駅に直結しています

地下鉄3、7、9号線と直結の高速バスターミナル。

とても広いのできちんと乗り場を確認しましょう。

公州は京釜線、チケットにある16番乗り場に行きます。

だいたい10分くらい前にならないとバスは来ません。

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「6:45 ソウル→公州」とあります。
チケットのQRコードは当日バスに乗るときに入口にある読み取り機械に通します。
赤い→の部分です。私の座席は12番。

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一人用の座席。足置きが上がり、座席もリクライニングになるので、とても座り心地が良いです。
個人用の画面や充電もできます。1時間半よりもっと長い距離を乗りたいくらい(笑)

二人シートも間にカーテンがあるのでプライベート空間は確保できます。

長々と行きのバスの話ですみません。

 

公州から麻谷寺への行き方

公州のバスターミナル(緑色のピンのところ)についたら、まず道を渡ってバス停(赤い→)へ。

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公州行きのバスは赤い→のバス停から

 

まずこのバス停で麻谷寺へ向かいます。770番のバスで終点まで40分。(610番、611番も行きますが、所要時間がわかりません。すみません。)だいたい1時間に1本くらいですね。

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麻谷寺行きと書いてあります

左から、順番、バス番号、時間、経由地です。

私は8:40のバスに乗る予定で、バスが来たのは8:53でした。(到着は9時30分ごろ)


バス停にはこんな表示もあって便利。あと4分で到着ですね。

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終点に着くと、そのバス停に帰りの時刻表が貼ってありました。

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麻谷寺のバス停にある時刻表

T-MONEYカードで乗れます。あれ?いくらだったかな?1400wくらいだったかと思います。

路線はいくつかありますが、公州に戻るのは770番、610番、611番と思われ、本数が多いのは770番なので私は770番で戻ろうと計画。

 

バス停から麻谷寺へ


バス停の周りはお店がたくさんあります。
「麻谷寺へ行く道」と書いてある道を進みます。(黄色丸の文字)

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ここから食堂街を抜けて、7~8分くらい歩くと一柱門が見えます。

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その少し先にチケット売り場があります。しかし日本語パンフレットは無いと言われます。

その後も川沿いの森の中の遊歩道を楽しく歩いていくこと10分少々。
解脱門などが見えてきます。

この記事はあくまでも行き方の案内なので、境内の写真は省略します。
私は11時のバスで市内に戻ろうと思っていたので、
だいたい10時半を少し過ぎるころには出ないと危ないと思い焦る。


境内はとても大きいのですが、解脱門、天王門、大雄寶殿、大光寶殿など見学するところはまとまっているので、
花の時期にじっくり写真を撮りたいというのでなければ大丈夫ではないかなと思います。
(11時の次のバスまで時間があって、私のメインは公州市内だったので)
これは私の個人的な意見なので、みなさまは時刻表を見ながら自分のペースで見学なさってくださいね。
(お昼ご飯をバス停のそばの食堂街で食べるのもありですよね)


実は初めにアジェンマ3人組について行ってしまい道を間違えたので、
途中からあわてて走ったのでちょっと慌ててました。

 

見学を終えて11時のバスで再び公州の総合バスターミナルに戻ります。
帰りのバスの運転手さんが荒っぽい運転で30分で市内に戻りました。怖かったー。

 

公州市内の観光について

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101番のバスは黄色のバス停から乗ります

戻ってきたのは黄色の矢印のバス停です。

公山城、武寧王陵(宋山里古墳群)に行くには、
道を渡らずにこの黄色のバス停から101番のバスに乗ってください。

市内をぐるっと周っていくので時間はかかりますが、料金は初乗り1400wです。

街の感じもわかりますよ。公州はJYJのジェジュンの出身地なんですよねー。

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私は武寧王陵(宋山里古墳群)に近いバス停で降りて、古墳群を満喫した後、
裏門から公州国立博物館に入り、貸し切り状態で堪能した後、
延々と歩いて(博物館から公山城まではだいたい40分くらい)公山城まで行きました。(赤線)

 

途中101番のバスに抜かされたのでバスを待っても良かったかもしれません。
(101番は本数が多いです)
タクシーには出会いませんでした。

 

博物館の周りはお店がありません。
公州韓屋村があって、この中にはお店があるのですが、
私が行った平日は閑散としていて全く何も動きがなく、
小さなコンビニがあるだけでした。
休日なら色々な文化体験イベントがあるようなのですが・・・


公山城のそばのカフェで栗ぱんを買いました。
公山城のそばまでくればお店も多く、休むところはたくさんあります。


公山城は全長2.6kmもあり全部歩くと大変なので、
チケット売り場のある鎮西楼から入って鎮南楼まで歩き、
中に降りて拱北楼を見るだけにしました。

山城なので、アップダウンがあって、けっこう急な崖なので下を見るときは注意しないと危ないです。


けっこうくたびれて見学を終えて、
公山城の入口で総合バスターミナルまでのバス停を聞くと、
入口の斜め向かい(百済武寧王門のそば)のバス停で「101番に乗るといい」と言われます。
ただし、「市内を回るから時間がかかる」と。
だけど、ほどなくして乗った101番バスは10分もかからず公州総合バスターミナルにつきました。
行きはぐるっと回るけど、帰りにのった101番はバスターミナルに戻るバスだったのかも。

※コネストの地図を見ると、公山城のチケット売り場のそばに総合バスターミナル行きのバス停があります。

ただ、私が行った2019年6月は工事中だったので、武寧王門のそばのバス停に101番のバスが停まったのかもしれません。
行かれる方はチケット売り場かそのそばの観光案内所の方に確認してくださいね。


総合バスターミナルからソウルに戻るバスの時刻表です。

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高速バスターミナル行きのバスの時刻表

左側は平日、右側は週末の時刻表です。

私はプレミアムバスが好きなのですが、バスターミナルについたのが16時10分前で、16時のエコノミー席が取れてしまったので(8600w)それで帰ることに。16時半と17時はエクセレントで、17時半がプレミアムバスだったのですがそこまで待てなかったので。


私は江南の高速バスターミナルに戻りたかったけど、南部ターミナルや東部ターミナルという選択もありだったかも。
(高速バスターミナルは直行だけど、南部や東部はセジョン市を経由すると書いてありますね。時間がかかるのかな?)

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今回は宋山里古墳群の古墳模型館も工芸展示館も工事中で見学ができず、韓屋村も見学できなかったので、
一日かけて見ようと思っていたのに案外あっさりソウルに帰ることになりました。


博物館も公山城も宋山里古墳群も6時まで見学可能なので、
麻谷寺でもっとゆっくりしてから市内を観光してもいいかもしれません。
公州市内を先に見学して、午後から770番のバスもいいかもしれません。

 

タクシーを使ったら効率よく回ることもできますが、
バスと徒歩でも日帰りで観光することができるということで参考にしてください。

長くなりましたー。

最後までおつきあいくださりありがとうございます。