しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

早池峰は花の百名山だけど甘くない!2018.7.15-百名山21座目

岩手山の次の日は早池峰に登ることに。
 
事前情報では川原坊コースは数年前の大雨で登山道が崩落して登れないとこのと。
しかも、登山シーズンの休日はマイカー規制があり、小田越コースの入り口まで車では行けず、
岳駐車場からバスで小田越コースの登山口まで行かなくてはいけないそうです。
 
岳駐車場ってどこだろう?
我家のナビは古いためか見つけられず、道の駅はやちねの先に行けばいいんじゃないかととにかく進みました。
 
岳駐車場でもらった時刻表。大人片道700円、往復1400円です。
私たちは6時のバスに補助いすを使ってギリギリ乗れました。満席の場合次のバスになってしまうそうです。
(私たちの6時のバスが満席になり、次の峰南荘で待っていた人たちは運転手さんに「30分後のバスに乗ってください」と言われていたので。間に合ってよかったーと思った)
イメージ 1
 
30分弱で小田越登山口に着きました。
バスの中には小学生と思われる男の子とその家族という組み合わせが3組くらいいる。
男の子も元気いっぱい。そんなほのぼのとした雰囲気に私ものんきな気分に。
今回、岩手山の登山コースばかり調べていて、早池峰については師匠(夫さん)に任せていました。
子供も登れるし、花の百名山だし、楽しいだろうなーと。
これが全くの勘違い(涙)
 
イメージ 2
 
イメージ 3
早池峰は登山道にトイレが無く、携帯トイレを使用するのが原則です。
トイレが近い私は心配なので携帯トイレ400円を購入。
 
イメージ 4
6:33 霧の中登山スタートです。
初めは木道から。
 
イメージ 5
その後もゆるやかな林の中の道にすっかりご機嫌。
まだ早池峰を分かっていなかった頃です。
 
イメージ 6
 
あれ?大きな岩だらけに。そうなのです。
早池峰は岩だらけの山でした。
岩の合間にお花がある。やっぱり花の百名山なのですね。
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 
イメージ 9
 
イメージ 10
 
4合目 7:33 霧とものすごい風。早池峰、厳しい山です。
ストックはしまいました。
 
イメージ 11
 
5合目 7:44 猛烈な風、眺望もまったくありません。
 
イメージ 12
 
そして、一番怖かった長いハシゴ。
登る時はまだ良かったのですが、降りるときは本当に怖い。

ハシゴが崖に近くてつま先しかかからないので降りるときは慎重に。 降りるときについ目の端に崖の下が見えてしまって怖いことこの上ない。 私って高所恐怖症だったんだなあと登山を始めてからつくづく思い知らされました。

 
イメージ 13
こちらは降りている師匠。下は長い一列のハシゴですが、その上は二列になります。
 
 
イメージ 14
 
八合目 8:12 山頂まで500m、でも山の500mって結構ありますよね。
 
イメージ 19
ハヤチネウスユキソウ

イメージ 18
早池峰は標高差670mくらいと少ない。しかし、ずっと岩だらけで神経使うので辛い・・・
私は岩場を登るのが下手で、下りはもっと下手なので。

登りきったらゴンドラか何かで下山したいと常々思う。

 
イメージ 15
8:18 剣が峰分岐  この後は楽しい尾根歩き。でも眺望無し。
 
イメージ 16
でも、この尾根はお花畑でした!
 
イメージ 17
 
木道があって、これまでの辛さや悲しさを忘れるお花の可憐さ。
 
イメージ 20
 
8:30 山頂に着きました!三角点。
 
イメージ 21
山頂には剣が飾ってありました。霧の中ちょっと不思議な雰囲気。
山頂には避難小屋があり、そこに携帯トイレのスペースがあるので初挑戦。
少し休憩しながら、師匠がバスの時刻表を見ると10:42の後は12:12まで無いことが判明。
2時間くらいで登ってきたから、2時間で降りれるかな?岩場がちょっと怖いけど頑張ろう。
 
イメージ 23
ガスガスの中降りていきます。風が強いので帽子はしまいました。
 
イメージ 22
 
一瞬晴れたりもするけど、概ねガスでした。
この後、先ほどの長いハシゴでビビりつつ、
登ってくる人とのすれ違いの時に焦って転んで
突き指をしたりしましたが、無事10時半には登山口に戻れました。
中学生の団体さんとも多くすれ違いました。彼らはジャージとスニーカー、普通のリュック
そして、元気はつらつ。道を譲ってくれながら「こんにちわー」ととってもさわやか。
登山用の防寒着や登山靴でなくても登れるんだなあと、ヘタレの自分にガッカリ。
しかし、師匠(夫さん)は「引率の先生が何人もいてちゃんと考えているからいいだろうけど、山の天気はすぐに変わるから、あんなに軽装だと怖いよ。登山口と避難小屋の間は岩だらけで隠れるところもないのに」と言う。
そうか、そんな考え方もあるんだ。まだまだ登山の初心者だなあ、私。
 
イメージ 25

登山後のお楽しみ。温泉は日高見の霊湯 東和温泉(550円)
宴会用の個室が人気で受け付けは家族連れでごったかえしていました。
炭酸入りの温泉が疲れを取ると書いてあったのでゆったりのんびりする。
 
お昼は、岩手でたくさん見かけた和食のチェーン店で「南部家族」でおそば。
美味しかったです。家族連れが多くてほのぼの。
 
イメージ 24
 
早池峰は大変だったけど、午後はまるまる空いたので、
本当は明日の帰りに寄ろうと思っていた中尊寺に行きました。
 
イメージ 26
杉並木がいい気をだしているような・・・
師匠は初・中尊寺で感動していました。私も世界遺産になってから来たのは初。
イメージ 27
来るのは3回目だけど、金色堂だけでなく讃衡蔵で国宝三昧と細かいところまで楽しめて良かったです。