旅行前日まで夢中になって見ていたドラマ「九尾狐と危険な同居」
全く危険ではなく、ラブコメで楽しく見終わった。
ざっくりあらすじ
九本の尾を持つ狐は、人間の精気を玉に集めると人間になれるそう。ふとしたことから女子大生にその玉が入ってしまい、それを返してもらうために同居して、恋愛に発展するという。イ・ドンウクさんのちょっと気味わるい「九尾狐伝」と違って普通に楽しいラブコメでした。
九尾狐はイケメンの歴史家であり教授という設定、999年生きていて1000年になる前に人間にならないと消滅してしまう。九尾狐シン・ウヨという役を演じるチャン・ギヨン君のドラマはこれまで何本か見ていたはずなのに、全く印象に残っていなくて名前すら覚えていなかったのに、この役はすごく合うと思う。
低い声で紳士的に振る舞ったり、真顔からの破顔一笑、そして、カン・ハンナちゃん演じるヘソン(九尾狐仲間の美女で先に人間になっている)とのやりとりが小学生のような感じも、またギャップ萌え。
九尾狐と恋に落ちるのは、私の好きなヘリちゃん。元気いっぱいで、ガサツなところもあるけど、根が優しくて可愛い役。(でも、いつもこういう役ばかりだな)
カン・ハンナちゃんは美人で、これまで嫌な役が多いように思ったけど、この役はいい。
彼らの通う大学がソウル科学技術大学
KAISTには劣るけど、優秀な学校です。
地下鉄7号線孔陵駅から1番出口を出て、T字路で突き当ったら左折して徒歩12分。
曇り時々雨の中、学内をうろつく日本人中年女性。休日で良かった。
第5話、ダム(ヘリちゃんが演じているヒロイン)をウヨ(狐)が車で迎えにきたのは2号館前。
でも、ここから三清洞に帰るなら漢江は通らないと思う。
何度もこの建物は出てきました。
第10話、九尾狐なので、両思いとはいえスキンシップをとると精気を吸い取ってしまうのではと、苦渋の決断。
橋からウヨを見ると結構遠い。
ドラマでは二人をそれぞれアップにしていたから分からなかったけど。
これだけ遠ければ電話で話さないと。
このすぐそばの34号館は、第13話で、ヘソンの気持ちを確かめるために、ジェジンとダムがわざと仲良さそうにしているシーンの場所。
松の木が少し大きくなりましたね。
中央図書館も何度も出てきますが、一番いいのは第4話で、クラスメイトに理不尽なことを押し付けられて、一人で遅くまで図書館に残ってレポートを書いて、泣きそうになりながら図書館前の道を歩いているシーン。
迎えにきたウヨ(九尾狐)を見て、「悔しいことがあると涙が出る」とダムが泣いてしまい、「つらかったんだね」と慰めるシーンにキュンとする。
図書館の中にも入りたかった。不審者扱いされたかな?
何度も出てくるオブジェのある広場
13話でダムの友人のジェジンが転げ落ちて怪我した階段は大学院の建物でした。
ダムのことを好きなソヌ先輩が絡んでくるところでもあります。
イケメンのお金持ちの息子なのに、初めにちょっと失敗したせいで(ダムを落とせるか賭けをした)、何度も振られ、最後は留学して行く痛い先輩だった。
学内に池があって、池を見ながら話していたこともありました。
第9話で、学生会館でジェジンがヘインにことわざ慣用句辞典を買って上げるシーンも好き。
ヘインは千字文を覚えるのに80年かかったとかで、ウヨに頭が悪いとバカにされています。それを、慣用句などを知らないのは、海外同胞の留学生だからと思って、ジェジンがプレゼントしてあげるんですね。
ジェジンとヘインのカップルもすごく好き。
三清洞のカフェ
最終日にカフェにも行ってきました。
ドラマに出てくるカムジャタンの店とかチキン屋とか、頑張って特定したいけど、先人たちのブログなどを見ながら行きやすいところを選んで、カフェにしました。
Cafe Four M(카페포엠)
住所:ソウル鍾路区北村路5キル 19-4(서울 종로구 북촌로5길 19-4)
第3、4話で出てきます。ウヨの名言と店内の内装が合っていていいシーンですよね。
お店は見つかりましたが、当然ながらお花はなかったです。
珈琲島三清店(가배도 삼청동)
住所:ソウル鍾路区北村路5キル 56-8
(서울 종로구 북촌로5길 56-8)
第3話でウヨとダムが入っていくのを見つけたソヌ先輩が追いかけてくるシーン。
韓国はブームが来てすぐ去るので、お店が無いことも多いので変わってないと嬉しい。
ほんと、ソヌ先輩はいいところなしの役。(この子がモテモテというのがイマイチわからない)
お店は午前中はまだ日が入らず、落ち着いた雰囲気です。
テラス席もありますよ。
開店と同時くらいに入ったので写真も撮り放題。
この日の朝食、ティラミスとアイスアメリカーノ(アイス珈琲)
ティラミスが美味しいらしいけど(ネット情報)、特筆するほどではないです。
ちなみにこのお店のそばに、ソヌたちがコーヒーを飲んでたお店もありました。
北村はすごく混雑していて、昔の閑静な住宅街ではなくなっていますね。
レンタルした韓服で歩く観光客がたくさんいます。
よく見ると、ペラペラのものからいい素材のものとお店によって違いがあるみたい。
私はもうコスプレは遠慮するけど、姪っ子に着せて見たい。
おまけ
せっかく北村まで来たので散策する。
するとこれって「OH!ご主人様」に出てくる家かな?と思うところあり。
毎回、北村まで来たら必ず寄ってみるシンとギュオンの家。
「オレのこと好きでしょ」というドラマでヨンファとシネちゃんの家だったところです。
お店は無くなることも多いけど、普通の家なので、古いドラマでもまだ残っていて嬉しい限り。
映えとか美味しいカフェとか素敵だけど、人混みにもまれる方が嫌なので、せっかくソウルに来ても、そういうところには行かない。
だから、ソウルの街の位置関係は分かるけど、お店を案内できないんです。
この日の午後、友人がディープなソウルの街を案内してくれて面白かったです。