しゃおれんの旅日記

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車無し沖縄世界遺産巡り-③バスツアーに参加して今帰仁城

路線バスで今帰仁城に行く方法を調べ上げたところで、ふとツアーを探してみたらいくつもありました。

沖縄バスBコース

「万座毛・美ら海水族館今帰仁城、・名護パイナップルパーク」に行くツアーを選択。

ワクチン接種証明を見せると、モトブオリオンホテルのブッフェランチ付7000円が支援割で5600円になり、さらに2000円のクーポンまで付く。このクーポンは美ら海水族館の入場料に充てました。それ以外の入場料は含まれています。

急行バスでも、片道2000円かかるのでこれはお得!と申し込みました。

長いバス移動も安心して寝られるし、ガイドさんの話になるほど〜と思ったりして楽しかったです。

出発は沖縄バスの本社ビルから朝8時半にスタートして、夜19時前位に戻ってきます。

ガイドさんの話を聞きながらバスは進む

那覇の人は自転車に乗らなくて車社会です。

まず、電車などがないので自宅から職場や学校まで乗っていかないといけないので遠いと大変だし、駐輪場がほとんどないので乗っていけないとか。

さらにはタクシーが安いので(初乗り560円)、高校生も4人いればバスよりも安いとタクシーを使うそうですよ。

寒緋桜

窓の外の植物についても教えてくれます。沖縄は1月か2月に桜が咲き(しかも島の北部から南下するそう)、桜の後に梅が咲き、3月はツツジが咲くとか。

タコの木

パイナップルみたいだけど繊維が多くて食べられません。昔はこの繊維で筆を作ったそうです。

「『沖縄のお米はイマイチ』と本土の方はよく言われますが、実は97%は本土からの輸入で沖縄産のお米は農家の人が自分用に作る程度なんです」とガイドさん。

昭和38年の大旱魃以来田んぼが減ったそうです。

もし、味が違うとしたらお米のせいではなく水のせいだと言ってましたよー。

旅行中は雑穀入りやじゅーしー(沖縄のかやくごはん)を食べていたからか、味の違いに全く気が付きませんでした。

中部の嘉手納市を通った時は、広大な米軍基地について説明を聞きながら複雑な気持ちになりました。書き始めると長くなるのでここでは割愛。

 

万座毛

王様が巡幸の時に万人が座ることができる毛(原っぱ)と言ったそうで、景勝地なのですが、この日は今にも雨が降りそうなくらいの曇天とものすごい強風。

出入口兼売店兼休憩所

駐車場を降りると、立派な建物があり、この中を通って万座毛に出るという。

見学をして順路に沿って帰ってくると建物の二階のお店のところに戻ってくると、ここも大勢の観光客がいて、沖縄は人気なんだなあと思う。

バスも多かったし外国人も多かった。

万座毛

それにしても風が強くて、みんなきゃーきゃー言いながら写真を撮ってすぐ避難していきました。

象の鼻

晴れてたら海が青かったはず

鉄人くんを落とさないよう気を付ける

ランチはモトブオリオンホテル

海に面した素敵なホテル

バスは海沿いを走っているのですが、曇天だったので海の色が残念でした。

このツアーはホテルのブッフェランチ付き(HPだと2500円)。

食べ終わり次第自由時間で、美ら海水族館など見てバスに戻るということになっており、3時間というかなりのんびりできました。

食事も沖縄料理から和洋中あり、デザートも。

ブルーシールの紅芋アイスも食べました。

 

美ら海水族館

私はそれほど動物が好きではないです。

甥っ子が小さい頃はよく付き合ったけど、水族館はもう15年くらい行ってない。

でも、時間はあるし、支援割のクーポンで入場券が買えるというので行ってみました。

マナティージュゴンの違いって?

無料のマナティ館、カメ、イルカのショーなんかを見ていたら、なんだかすごく楽しい。イルカ好きな人たちが暖かい目で見守り応援して、それに応えて素晴らしい芸を披露するイルカっていうのがいいですよね(幼稚園児のお遊戯会の構図?)

健気なイルカに癒されますね。

イルカショーに癒される

水族館はとにかく混んでいたので、小さな水槽にいる人気の魚は遠慮しつつ、大きな水槽を悠々と泳ぐエイとジンベイザメに見入ってしまいました。

チンアナゴって気持ち悪くてなんだか見ていられない。

クラゲって不思議

ジンベイザメ、もっと下の方を泳いでくれたら」と隣の人が言っていた。同感

近くに行くとお腹しか見えない

宇宙船のようなこの魚に見入る

気が付いたら同じような写真ばかり

あれだけ多くの人に見られながら、我関せずといった感じがすごい。

興味がない私がこれだけハマるんだから、人気があるワケだよーと納得でした。

行って良かったです。

 

今帰仁城

今日の1番の目的はここでした。

世界遺産今帰仁城

三山時代と呼ばれる三つの王が沖縄を支配していた頃、今帰仁城は北山王の拠点でした。

沖縄の城は丘の上

1416年に中山の尚巴志に滅ぼされた後は、監守を置き居城としていましたが、1609年の薩摩藩の侵攻で炎上し、以後は拝所として精神的な拠り所となっていたそうです。

平郎門はアーチではなく一枚岩

門番の控え所

昨日の座喜味城より大きくて迫力があるのですが、今日は曇天なので海も見えますがあまり青くない。

大きいーー、かっこいいーーー

座喜味城と違い切石というより大きめの石を野面で積んでいる感じです。

ガイド産が石が他の城は琉球石灰岩という柔らかい石なんですが、ここは固い石だとか。

野面積みなので座喜味城の石垣の方が好き

御内原(城内の御嶽)

主郭

志慶真門郭

カウラカー(女官たちの水場、吉凶も占う)

旧道

大隅(うーしみ)馬を養った場所



模型を見るのも好き

資料館を通って下の駐車場にバスが停まっています。

資料館は今帰仁城の歴史や村の稲作の様子についての展示でした。

城を堪能していたら、資料館は駆け足になってしまいましたがまあいいかな。

 

名護パイナップルパーク

植物園やパインのワインやブランデーなども含めたいろいろな商品を作っています。

でも、正直バスツアーに入っていたから寄ったけどあえて行かないかな。

沖縄って特に温室でなくてももうこの時期にベゴニアとか満開なのね。

 

帰りは高速で那覇

途中工事をしていて少し渋滞にはまりましたがそれでも国際通りには夜の7時前には戻ってきました。

スタート地点の沖縄バス本社解散ではなく、国際通りなら途中下車も可能で、私も含めてみんな降りていきました。

 

車無し沖縄旅、路線バスで行くぞー!とか気負っていましたが、バスツアーを利用すると効率もコスパも全然良かったです。

充実した一日でした。