11時50分にスタートした自転車での札所巡りは2時過ぎには終わったので、残りは飛鳥の未訪問の古墳にいくことに。
壺阪寺の裏は日本最強の山城、高取城が控えていますが、戦国時代と古代史なら私は3:10くらいの割合で古代史派です。
橿原神宮前駅からスタートして☆印を周り、飛鳥駅で乗り捨てました。
岡宮天皇真弓丘陵
せっかく壺阪寺まで来たので、壺阪山駅にちかい岡宮天皇真弓丘陵へ。
自転車ってほんと便利。
のどかな道を横に入ると小高い丘の斜面にそれらしいものが見えます。
宮内庁の看板が見えたので登っていきます。
以前、二上山の大津皇子の墓に行ったことがあるので、やはり草壁皇子の陵も行かなくては。
草壁皇子自身は即位していないはずですが、岡宮天皇と表記してありました。
きさきの元明天皇や子供の文武天皇が即位したのは草壁皇子繋がりでしたからね。
車木古墳(斉明天皇陵)
そこからのどかな道を少し心許なくなりながらも自転車を漕ぎ続けます。
一応観光案内所でもらった地図を見ながらだったのですが、その地図には郵便局と駅くらいしか目印がない。
案内板が出ていたので丘の方へ行ってみます。
それにしても、巡礼も古墳巡りも私の旅行は石段がつきもの。毎回石段登っています。
こちらの御陵は結構のぼるなあと思ったら何か見えてきました!
斉明天皇陵ではなく大田皇女の墓でした。
漫画や小説ではいい人として描かれる太田皇女。
天武天皇の妃ですが早く亡くなったので、大津皇子や持統天皇の運命を変えることになったと私は思います。
もし、大田皇女が長生きしたとして皇后になったとしたら、大津皇子が皇太子になったと思うけど、大田皇女に持統天皇ほどの政治的センスがあったかどうかは未知数なので、どうなっていたでしょう。
なんて、答えのない妄想をするのが好きです。
斉明天皇の陵墓はさらに上にありました。
斉明天皇と間人皇女は皇后だったのに夫とは合祀せず、母子と孫で合祀するなんて。
古代にも「一緒のお墓に入りたくない」問題があったのかしら。
与楽カンジョ古墳
自転車で移動中に整備中の古墳を見かけました。
後から実はすごい人の墓だったとかにならないかしら。
牽牛子塚古墳
最近話題のこちらの古墳。
実はこちらが斉明天皇陵ではないかと言われています。
なので、今回、こちらも行ってみたかったのです。
アグリステーションの方から行ったのですが、野生動物避けの柵のある道を650m進んで(当初の看板には650mとあったのに、だいぶ進んでもまた500mとかになっていて)、道がちゃんと整備されてないところを私は進んでいたみたいです。
誰も踏んでいないような落ち葉を踏み分けてやっと見つけた牽牛子塚古墳。
八角形でかっこいいけど、近くでよく見るとコンクリで葺いてある。ガッカリ。
(後から調べたらコンクリブロックではなく、二上山の凝灰岩切岩でした。勝手にがっかりして大変失礼いたしました。でもコンクリ打ちっぱなしみたいに見えません?)
真弓カンス塚古墳
牽牛子塚古墳の見学を終え、また落ち葉の道を戻る途中でカンス塚古墳の看板発見。
整備されていないからもしかしたら何か野生動物に会うかも・・・とビビりながら。
この後、飛鳥駅に着いたのは4時ごろ、この後益田岩船に行きたかったけど薄暗くなってきたのでここで自転車を返して電車で帰ることにしました。
関西の古墳、陵墓はかなり行きました。
他の地域も有名どころは結構抑えていますが、九州の古墳はまだなんです。
次の日本古代史愛好会旅は九州かな。
今日も充実していました。
この日は、橿原神宮前の「THE KASHIHARA」ホテル。
柿の葉寿司はこれしか残ってなくて、コンビニのお惣菜をつけて栄養バランス取ってみる。(当然これだけでは足りなくて、デザートにシュークリームも食べてます)
大浴場には朝晩行って疲れを癒しました。