しゃおれんの旅日記

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魚沼駒ケ岳(越後駒ケ岳)は素敵な山でした2018.8.18-百名山23座目

私は体力には自信があるので、大きい山でも大丈夫。
でも、難しい山は怖い。
そこで、千葉から行けて私でも登れそうな山として見つけたのが魚沼駒ケ岳(今は越後駒ケ岳が一般的な呼称)。
我が家にある「大人の遠足BOOK 日本百名山 山あるきガイド」では、9時間40分で駒の小屋に泊まる1泊2日のロングコースだけど、9時間40分なら我が家は日帰りで帰ってこれそう。
 
金曜の仕事終わりに千葉から外環・関越道を通って、小出ICへ。
IC降りてすぐのコンビニで買い出しをして、これまた近くのホテルでキヨラカに就寝。
 
4時に起きて、352号線を枝折峠に向かいます。
奥只見シルバーラインだと枝折峠を通り過ぎてしまうので注意)
5時に枝折峠についてみたら駐車場はあと2台。
こんなに人がいるなんて!と思っていたら、
多分お目当てはこちら。
 
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滝雲と呼ばれる現象。前日との気温差など条件があえば見れるそうです。
雲が流れてきて幻想的で感動です。
カメラマンも登山客も思わず写真を撮ってしまいたくなる。
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5時22分登山開始です。
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登山口には割ときれいなトイレあり。
 

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滝雲ビューポイントはいくつかありましたが、ほんの少しの時間差で雲が流れて普通の雲海になっていました。
自然現象ってホント一瞬一瞬で姿が変わる。
 
 
 
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観音様がいらしたので山旅の安全を祈念。

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魚沼駒ケ岳は、このような木道が整備されていて登りやすかったです。
たまに、切れ落ちている岩場を乗り越えて行かないといけなくて怖い思いをするところもありましたが、
概ね初心者でも大丈夫だと思います。
あ、私は高所恐怖症でもあるので怖いだけで、慎重に行けばそれほど問題ないと師匠(夫さん)は申しております。慎重に越したことはないけど、必要以上に緊張することもなかろうと。
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5時49分。そこそこの登りを過ぎて、「十合目大明神」と書かれた小屋があります。
いきなりの十合目?もしや頂上は20合目?(笑)これ以降、〇合目はありません。

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ここから3分ほど登ると明神峠。ここから小倉山まではアップダウンが続きます。
行きの時は、少し下りがあると嬉しく思ったりしたけど、帰りはこの「少し」がじわじわと足に来ました。
 

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ところどころで、魚沼駒ケ岳の山頂を見ることができます。
とても大きくて素敵。この山の形、わが家にあるガイドブックの表紙の写真じゃないかなと言うも帰宅後調べたら全然違っていた。
この山の形、どこかで見たことあるんだけどなーーー。
見えるんだけど一向に近くならない遠い山頂。

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7時14分、登り始めてから2時間弱で小倉山に到着。
ここで少し休憩です。2時間35分の参考タイムのところを2時間弱で来たので、
まあまあのペースだと思うのだけど、そんな我が家でも結構抜かれる。
熊よけの鈴が聞こえると道を譲ってしまいます。
それなりに大きい山だから体力に自信のある人が多いからかしら。親子連れとかいなかったもんなあー。
トレラン風の人が走ってきてすごいなーと思う。確かに木道も多いし、アップダウンが多いとは言っても整備された道が多いから走りやすいけど、あんな荷物少なくて水とかどうするんだろう?

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多分これは中ノ岳。山頂が尖っていてシャープな山容がかっこいい。

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7時53分、百草の池。登山道からは分かりませんでしたが、後で見下ろしたら多分あれがそうだったんじゃないかな?という丸い池を発見。ここから急登になってきました。

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整備された道がほとんどだったのに、急に刈られた笹が積もっていてちょっと荒れた印象に。
 
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魚沼駒ケ岳はこんな階段や木道が多いです。21年度から25年度にかけて施工されたものが多くて、師匠と「この4年間に集中しているってことは知事さんの任期の4年間に予算とったのかなあ」とか勝手なことを言っていました。(27年度から29年度にかけては翌日に登った平ヶ岳の木道が施工されていたのでした)

 

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前駒のあたり、かなり眺望が開けてきました。
雪渓がまだかなり大きいです。雪解け水の滝の音が聞こえてきます。

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こんな岩場をいくつかすぎれば駒の小屋。苦手な岩場だけど頑張るしかない。

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がんばりました!
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8時53分、駒の小屋越しに山頂が見えます。左手の道を登って中ノ岳の分岐を右に行ったら山頂。もうすぐだー!と元気をふりしぼる。
 

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この日はとてもいい天気でしかも涼しかったのでとても爽やかで快適。
実は色々ネットを見ていたら「稜線歩きが暑くて熱中症になりそうだった」という記事が多かったので、
私ですら麦茶を1.6L、師匠にいたっては麦茶2Lボトルを2本持っていたので結構重い。
前に斜里岳で水が足りなくなって辛い思いをしたから多めに持っていったんだけど、
結果的に師匠は2L1本で足りてしまった。私は600mlの麦茶で済んだくらい。師匠に「この荷物、本当に重いんだよ、持ってみな。登るの得意なんだからこれから水を多めに持って」と途中カラまれた。
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9時11分山頂到着です!

 
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山頂には宝剣と青銅の像があります。どなたかのブログで猿田彦の像とあったけど確証無しです。
山頂からは、ガスのあいまから周りの山々が見えてとてもきれいでした。私は山の形をあまり知らないので、すごく遠くに「槍」が見えるくらいは分かりますが、「白馬が見えるよ」とか「あれが巻機山」とか教えてもらってもよくわからないのでした。山頂には登山客同士、楽しそうに「〇〇は手ごわかった」とか「〇〇は楽しかった」とか話していました。

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駒の小屋の前で軽くパンを食べて休憩。駒の小屋にはバイオトイレがあります。用が済んだら自転車をこいでおがぐずにまぎれこませて分解をうながすというもの。駒の小屋は避難小屋で素泊りならできるらしいです。(協力金2000円)

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何度も見ちゃう中ノ岳。やっぱりかっこいい。
 
下りは小倉山から明神峠にかけてのアップダウンにじわじわイジメられ、早くゴールに着かないかなーと思いながらも無事1時25分枝折峠に到着!8時間強で踏破。私が今まで登った山の中で一番時間がかかった山でした。師匠(夫さん)は山小屋泊りも経験しているから比較にならない。
 
疲れたけど、楽しい山でした。
一時期消えそうだった山の楽しさが復活したかも。
 
 
やはり天気が良いと言うのは登山において重要な要素だと思いました。
去年、北海道の登山旅行では、「雨だけど、せっかく来たから登ってしまおう」と旭岳や十勝岳は小雨の中無理やり登って眺望が全く無く修行のようでした。なんてもったいない。でも、北海道にはなかなか来れないから・・・。
そして、私にとって「登りやすい」というのは重要で、距離が長くても登りやすい山は好きです。
 
ということで、今回の魚沼駒ケ岳は天気が良くて、眺望が良く、登りやすく楽しかったので「私の好きな山NO2」に決定!え?NO1じゃないのかって?私のNO1は甲武信岳なんですよー。
 
甲武信岳に登った時のブログ。読み返しても楽しそう。
 
でもでも、魚沼駒ケ岳、楽しい山だったのでお薦めでーす!
 
 
 
 
それと、この山、登り始めの時に石英がたくさん落ちていました。
実は最近師匠が水晶にハマっていて、ネットで買ったりしています。
もともと理系の師匠は鉱物としての水晶が好きらしいのだけど、パワーストーンのお店に水晶クラスターを見に行ったりしているので(水晶の大きい結晶の現物を見ようと思うとパワーストーンの店になってしまう)、
どうにも私は引き気味。
鉱物に運気を高める力があるとは思えないし、師匠の興味の方向がよくわからないので。
 
今回の山行きで、キラリと光る石を見つけて拾うも「石英だ」とか言って放るので、
石英も水晶ってSiO2でしょ?何が違うの?磨けばいいなじゃないの」とか言って、呆れられる。
 
先日、図書館から鉱物ハントの本を借りてきていたのを見たので、
百名山制覇の次は石探しとか始めたりしないよねー。
私は石モノ好きを公言しているけど、石の建造物(万里の長城とかピラミッドとか)が好きで石そのものは好きじゃないんだけど。
 
 
 
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駒の小屋で買った山バッヂ。
 
 
登山後は枝折峠から352号線を進んで銀山平温泉へ。コンビニはありません。
 
この日は銀山平の「湖山荘」へ泊ります。
チェックインは3時とありましたが、2時についてしまったけどお部屋に入れてくれてお風呂にも入れました。
 
この宿を選んだのは、翌日平ケ岳への送迎が出るためでした。
 
銀山平にいくつかある宿に泊まれば、中の岐林道を通ってショートカットコースで平ケ岳へ登れるからです。
 
夕食前にコースの説明を受け、美味しい食事をいただき早めに就寝しました。
  
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どれも美味しいごはん。師匠はご飯を3杯おかわりしていた。このほかにおそばと汁ものもありました。
 
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山菜のてんぷら。手前の枝みたいのについているのは「あんにんご」の天ぷらだそうです。なんだかすっきりとしたフルーツのような感じの実でした。