しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

坂東巡礼⑱24番雨引山 楽法寺(雨引観音)

笠間と益子とその間の雨引観音に行きました。この日はすごく疲れました。

 

雨引観音へのアクセス

水戸線岩瀬駅から約6.4km。雨引山の山中にあります。

岩瀬駅前の高砂旅館にレンタサイクルがあります。

駅前の看板りんりんロード

岩瀬駅は、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」に繋がります。

なので、こちらで自転車を借りて土浦で乗り捨てることも可能(土浦駅まで35kmくらいあったと思います。別途乗り捨て料金がかかります)。

筑波山を目指して快適にサイクリング

雨引休憩所まであと500mの表示が見えたら、左折します。

雨引観音への看板

雨引観音へは、始めの20分くらいは平坦なりんりんロードですが、後半急坂になります。(自転車を押して25分くらい歩いた。帰りは5分で降りてきました)

この先は坂道

私は背が小さく、クロスバイクに乗れないので、ママチャリを借りました。電動でもないママチャリを押して登る山道は汗だくでした。

途中、自転車を停めて行こうとしたら、草刈作業中のおじさんに「そこに停めたら、悪い人に持ってかれちゃうよ」と言われたので、一生懸命押していきました。

高砂旅館の女将の手作り

雨引観音は安産・子育てのお寺

黒門(薬医門)

着いたときは嬉しくてほっとしました。

この門は、中世にこの一帯を治めた真壁氏の居城の遺構。

が、この石段に意気消沈

足がガクガクになりながら、145段を登る。

おかしいなあ、体力には自信あったのに。

帰宅後、お寺のサイトを見たら、この石段を「南無観世音菩薩」と唱えながら登れば厄が落ちると言われているとありました。

石段の両側には紫陽花がたくさん。

石段の途中に鐘楼

仁王門と鉄人28号くん

開山は用明天皇2(587)年、光明皇后法華経を書写して安産祈願をしたところ、無事出産をして以来、安産と子育ての観音さまとして、信仰を集めています。

雨引山の山号は、平安時代の大干ばつの年に、嵯峨天皇法華経を書写して納め、降雨を祈願したところ、雨が降って五穀が実ったことに由来します。

 

好みの石垣

こちらのお寺は、徳川家康に寺領150石を寄進され、10万石の格式に叙せられ、この石垣は文政年間に幕府の下賜金を得て築かれたものです。

観音堂

ご本尊は、延命観世音菩薩。秘仏です。

 

日曜日だからか、それともこの日は何かの日なのか、境内はものすごくたくさんの親子連れがいました。

お宮参りにいい日だったのかな?赤ちゃんをたくさん見ました。

多宝塔

光明皇后が寄進した三重塔が始まり。その後江戸時代に再建しようとして、二重目まで建設したけど、病気のため工事は中断し、その後、多宝塔として建立されたそうです。

丸々とした鯉

鯉にエサをやるのは誰かでケンカする小さい兄弟がいて、思わず笑ってしまう。

二人で仲良くあげればいいのにねぇ。

納経所の窓から、筑波山がうすぼんやり見えます。

この日は曇っていたからなのですが、晴れていたら絶景だそうです。

「関東の吉野」とも称されるそうで、春は桜が見事だそうですよ。

 

納経印

境内に孔雀が放し飼いされていて、驚きました。

11時に自転車を借りてスタートして、45分くらいかけて雨引観音に到着して、30分くらいかけてお参りし、25分くらいで帰ってきました。

下りは本当に楽でした。

12:48岩瀬駅発の電車に乗りたくて頑張りました。

岩瀬駅前にはコンビニはありませんが、飲み物の自販機はあります。

この後は、下館で真岡鉄道に乗り換えです。