しゃおれんの旅日記

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坂東巡礼㉑16番水澤観音

群馬の札所には贅沢に新幹線で行きました。

水澤観音のアクセス

高崎駅西口2番乗り場から、11:05発群馬バス伊香保行で12:07水沢観音バス停で下車。バスは一時間に一本。

広い駐車場を通って境内に着きます。

車ならすごく楽だと思います。

近くに水澤うどん街もあり、観光バスで来る人々も多く、平日なのに久しぶりににぎわっている札所に来た感じです。

(先日の雨引観音も親子連れでにぎわっていたけど日曜日でした)

ちなみに私はこの後、13:07発の伊香保行バスに乗り、伊香保観光をして、渋川駅から特急四万に乗って帰りました。

駐車場から境内までの間に、地元の特産品などを売るお店が並んでいました。

みそおでん

お昼時でもあり、私はお参り後に、みそおでんを食べました。
玉こんにゃくと迷ったけど、みそおでんの甘い味噌が食べたくて。

 

六角堂

駐車場からはこの石碑が目印

鐘楼

鐘を撞く観光客の方が多く、お参り中何度も聞いた。けっこう大きな音がするので、「わっ、大きい音!」というような歓声も聞こえる。

六角堂(横から)

何やら目立つ建物。元禄年間に建立された六角二重塔。

六角堂(開運六地蔵

六体の地蔵を祀る

地獄道、餓鬼道、畜生道修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊を祀り、出ている棒をつかんで、左回りに三回まわして、真心の供養をするそうです。

重いので、回り始めはけっこう力が必要で、止めるときは早めに押すのをやめないと、慣性の法則?か、三回転以上行ってしまいます。

十二支の守り本尊

六角堂の隣に十二支の守り本尊もいらっしゃいました。

観音堂(本堂)

観音堂

推古天皇持統天皇の勅願により、高麗の高僧恵灌僧正によって開かれました。

ご本尊は、十一面千手観音菩薩。

継母に殺されそうになった伊香保姫の守り本尊だったそうです。

天井画がゴージャス

欄間の彫刻も映える

観音堂は、元禄年間の建築で、伊香保町文化財に指定されています。

納経印

仁王門

仁王門

バスは、駐車場につきますが、本来はこちらから参拝するのが正しいです。

阿形の仁王像

吽形の仁王像

仁王門には、風神雷神もいらっしゃいました。

雷神

風神

こちらの風神雷神は痩せていますねぇ。お腹はでてるのに。働きすぎ?

仁王門からさらに石段を登ると観音堂に着きます。

龍王弁財天と豊家一神

龍王弁財天

霊泉で、財を成し、病を治し天寿を全うすることができるそうです。

弁財天泉と鉄人28号くん

鉄人くんにピントがあってしまって、何を撮りたかったのかわからないのでご説明。

後ろにガマがえるの親子の石像があります。

「山水に住めるガマの陰霊を祠り豊家一神と称す。この体に一杯の水を注ぐとき、諸願成就す」とあり、水を汲むところとひしゃくがあります。

豊家一神(ほうかいちじん)

石段を見ると登りたくなる

観音堂の横に観音杉という巨木あり。

大きい木には神様が宿っている気がします

かなり急な石段

観音杉の前に鳥居があり、石段がありました。

「万葉歌碑」とある。石段があると登りたくなるので、登ってきました。

飯縄大権現

この道は、水沢山の登山道のようで、案内板がありました。

気持ちよい木陰を40mほど進むと万葉歌碑がありました。

万葉集巻十四東歌上野国

伊香保ろのやさかの堰堤に立つ 虹(のじ)の顕ろ(あらほろ)までも さ寝をさ寝てば」

(意味)伊香保榛名山)の八坂の堰堤(ゐで)に鮮やかな朝虹が立つ。その虹のようにはっきりと二人の仲が知れてしまってもかまわない。それまで共寝をしたならばどんなによかろう さあ寝よう 寝ましょう

かなりはっきりしたお誘いの歌ですよね。これを詠んだのは、男性?女性? 公認の仲にしたかったんでしょうかねえ。

当時は虹は不吉なモノだったのに、その虹のようにというからには、どういわれてもかまわないってくらい強い意思が感じられますよね。

 

この歌碑と同じ歌が駐車場にもあり、境内に別の歌碑もありました。

万葉集には伊香保を詠んだ歌が9首もあり、伊香保には一部重複して11基もの歌碑があるそうですよ。興味のある方はぜひ。

 

伊香保行のバスは一時間に一本しかなく、バスは時間通りに来ないこともあるので、10分前にはバス停の前で待機。

私が乗ってきたバスはほぼ定刻だったけど、14:07のバスは14:18に来ました。

今日の予定が無事に達成できたので、観光して帰ります。

人生初伊香保温泉。石段街へ移動です。(バスで10分弱)

 

坂東札所は残り6札所、秩父札所は5札所。

行き方などは調べてあるけど、これから梅雨、酷暑になるので結願は秋に持ち越しかな?