激務に疲れた友人が、温泉旅行に誘ってくれました。
上田は真田推しの街
私は以前上田には来たことがあり、上田城址公園は訪問済。
友人は、城も真田も興味がないと思われたので、美味しいものを食べて温泉に浸かって休もうと考えて、ほぼノープラン。
(興味がない友人を付き合わせるほど、上田城址に行きたいわけではないし、真田推しでもない)
友人はポケモンGOをしているので、ポケモンが捕まえられると嬉しい様子。
上田は街のいたるところに、この六文銭と、真田十勇士の像など真田ゆかりのものがあふれており、真田推しの人には聖地です。
しかし、友人は真田も、上田が真田ゆかりの地ということも知らなかったのです。
「そんなに人気の人なの?」
「多分、幸村っていうか信繁は、人気の武将ベスト10に入ると思うよ」
「何した人なの?」
駅前に簡単な家系図と年表があったので、とりあえずざっくり説明する(私は元社会科教員)。
「元は武田の家臣で、武田滅亡後は秀吉について、関ケ原では兄弟に分かれて真田家存続を図って、幸村は大阪方について(中略)・・・幸村が堺雅人で、兄さんの信之が大泉洋で、お父さんの昌幸を草刈正雄が演じてて・・・(どんな説明?)」
草刈正雄様の上田のポスターもあったので、大河ドラマをベースに説明しました。
多分伝わっていないと思う。
ちなみに私の好きな戦国武将は、上杉謙信。
「蕎麦屋千本桜」とカフェ「森文」
上田に着いたのがちょうどお昼で、まずお昼。
長野といえばそばでしょう!と、上田城址公園のそばの「千本桜」というお蕎麦屋さんへ。
友人が頼んだかきあげそばは、六文銭をイメージしている。
私は寒かったので、なべ焼きに。でも、うどんではなくそば。
実は、私はこの週、内視鏡検査をして、ポリープを3つほど取っていました。
その検査の3日前から消化の良いもの、検査後も3日は柔らかく消化の良いものを、と言われ、うどんかおかゆしかたべていなかったので、天ぷらや蕎麦やネギなどがとても嬉しかったのです。
いつもなら、七味唐辛子をたっぷり入れるのだけど、通常食にもどしていい初日だったので、念のため七味は自粛。
「このマーク、何かな?〇が6つ並んでいるのをさっきからよく見るんだけど」
と、友人がかきあげのちくわを指さす。
そう、友人は六文銭の家紋を知らないのでした。
「六文銭は、真田家の家紋。
三途の川の渡し賃が六文と言われていて、それを旗印にすることで、いつ死んでもいいくらいの気持ちで戦場に出てたと考えられているんだよ」
と言うと、「三途の川って、渡るのにお金かかるのー?!」
彼女はクリスチャンなので、驚いていました。
食後は、旧北国街道という雰囲気のいい街並みが残るところを散策し、ネットで見つけていた「森文」という古民家風のカフェでケーキをテイクアウト。
お気づきのように、こちらのお店にも真田グッズがありました。
友人曰く、「だんだん、真田さんたち見飽きてきた。六文銭も多すぎて怖い」
手前が金柑のタルト、奥がマロンペーストのチョコレートコーティングされたケーキです。奥の栗のケーキは、チョコレートかけなくて、この栗ペーストだけ食べたいくらい美味しかったです。
宿は岩屋館
友人が、会社の保養所を取ってくれました。
上田からお迎えの車で約40分の岩屋館という山間の宿。
(山の中でテレビの地上波が映らずBSのみ。携帯の電波も弱い)
とても雰囲気が良かったのですが、とにかく寒い。
部屋はチェックインしてから、ずっと暖房をつけていたのですが、なかなか温まらず、つい布団に入ってしゃべっていました。
トイレは寒くてヒートショックが心配なほど。
ふだん、一条工務店の家で「寒くはないけど暖かくはない」程度の床暖房の設定にしているけれど、家のどこにいても寒くないことのすばらしさを実感しました。
こちらは大浴場と露天風呂があり、露天風呂は基本混浴、女性専用時間が「4:30~5:15」「7:30~8:15」の2回あります。
女性専用時間に偵察。
とにかく外が寒くて、私は露天風呂を諦め、大浴場へ行きました。
友人は、こちらを貸し切り状態で楽しんだようです。
二人で来たのに、別々の温泉に入る私たち(笑)
でも、夕食後と翌朝、一緒に温泉に入りながら、女子トークしました。
夕食は、色々なものが出てきました。
この後、アユの塩焼き、ぶりのお刺身、天ぷらもりあわせ、わかめご飯とお味噌汁、デザートにババロアまで出たのに、おしゃべりに夢中で写真を撮り忘れました。
ふだん、こんなにあれこれ作らないのと、久しぶりに色々な味を食べたので、さらにおいしく感じました。
朝食も色々出てきましたよ。
宿の方がまた丁寧に接客してくださるので、とてもいい感じでした。