千葉に住んでいた時に千葉の古墳にハマり、芝山千代田のはにわ祭りに参加したこともありました。
龍角寺古墳群が気になるものの交通の便が悪くて車の運転ができない私は二の足を踏んでいました。
夫さんがレンタカーを借りてくれて行くことができました♪
龍角寺古墳群は「房総のむら」にあります
龍角寺古墳群は「千葉県立房総のむら」にあります。
房総のむらは体験型博物館で、有料エリアと無料エリアに分かれており、無料エリアには古墳群や整備された広場や公園があり、有料エリア(大人300円、小中学生無料)には房総の商家や武家屋敷、農家の建物が移築されて町並みが再現されています。
その中で伝統の技や農作業などを体験することができる博物館(テーマパーク)なのです。
残念ながら私の行きたかった「風土記の丘資料館」は令和4年春まで閉鎖していますが、園内も古墳も満足でした!
園内はコスプレが似合いそう
有料エリア受付前に「コスプレの館」があります。
最大3時間借りられる時代衣装がたくさん。
子供用忍者(1000円)から大人向け新選組(4000円)や奉行所同心(2500円)など。
気になるのは、町娘2000円と看板娘2500円の差です。500円で何が違うのでしょう?
若かったらやりたかったなあ。シャワーもあるし。
ロケも多いようです
こちらは色々なドラマやCM、PVの撮影に使われているようです。
その様子や色紙がたくさんありました。
まず商家の町並み
この日はとても暑くてスタッフの方が打ち水をしていました。
人影はまばらでちょうど良いです。
店先の体験コーナーに親子連れがたくさんいました。
夏休みの工作にぴったりかも。
午前中のためか外の日差しの割には思ったほど室内は暑くないです。
こちらの町並みは香取市などに残る古い街並みを参考に、商家16棟と総屋、地蔵、辻広場、稲荷社などが再現されています。
タイムスリップしたみたいです。
県立のためかスタッフの方がニコニコと親切で、押し付けるような商業的さがないのでとても良いです。
建物の2階は展示室になっています。
私はお酒が飲めないので今はどうなっているのか分かりませんが、へぇーと見る。
(我が家は夫さんは自分のお小遣いでお酒を買う。家計費からは出しません)
明治時代はお酒が安かったのねぇ。というかそばの値段が高かった?
武家屋敷
江戸時代に建てられた佐倉藩の中級武士の家を再現しています。
外観の写真を忘れましたー。
屋内は思ったよりも涼しかったです。
離れではお茶とお菓子を頂けます。
道よりは数段高くなっています。
馬上から家が見えないようにだそうです。
このほかに上総の農家、下総の農家、安房の農家があり、水田や水車小屋もありますが暑さのためこちらは割愛。
101号古墳
龍角寺古墳群は房総のむらの中にありますが、前方後円墳がゴロゴロというより、小さな円墳や方墳が点在しているようでした。
こちらの83号墳は商家の町並みの中にある広場の中に「83号墳」という標識があったので気が付いたほどです。
101号墳は有料エリアから離れた場所にあります。
車で来ている方は101号墳のそばの駐車場まで車で移動したほうが良いと思います。
広場には学習院初等科正堂があります。が、こちらの見学は後ほど。
復元された埴輪が当時のように飾られています。
円筒埴輪は120以上、人物埴輪は盾持ち武人、椀を持つ女性、馬、犬、鹿などがいて葬送儀礼などを表していると考えられています。
6世紀初頭に2重の周濠を巡らせ埴輪を飾り作られましたが、その後内側の周濠を埋葬施設に替えています。6-7世紀の数回にわたり複数人が埋葬されていました。
東側の墳丘部の石室からは成人男性3、成人女性3,小児1,幼児1の人骨が出土しています。
副葬品も碧玉の管玉や金箔の耳環の副葬品、鉄製の馬具、直刀、鉄鏃などの武器が出土しています。
ということは、こちらの埋葬者は首長の一族なのでしょうか?
資料は「風土記の丘資料館」に展示してあるとのことですが、令和4年春まで閉鎖中です。
以前行った芝山古墳にある埴輪はサンタクロース型埴輪とでもいうのか、髭を生やしとんがり帽子の埴輪でした。(渡来人だったのではと資料にありました)
こちらと直線距離で25kmくらい離れていますが、たったこれだけの距離でも首長が違うのか埴輪が違うのですねぇ。
ただし、こちらの古墳。房総のむらのスタッフの方に聞いたところ
「定期的に草刈はしていますが、たまに草が茂って埴輪がよく見えないこともあります」と言っていましたが、私たちが行った時はしっかりよく見えました♪
本当に房総のむらのスタッフの方は親切で、笑顔が良かったのが印象的でした。
学習院初等科正堂
101号古墳に行く前に前を通り過ぎました。
こちらの建物、AKBや乃木坂46のPVのロケ地になっているそうです。
帰りに中に寄って見ることに。
中も時代劇の撮影に使われそう。
御紋のない扉もあります。明治時代に建てられた学習院初等科の建物だけに宮さまはこの扉から、とかあったのかしらと思ったりして。
舞台もあります。こちらには入れませんがなかなか雰囲気があります。
岩屋古墳
こちらから歩いてすぐのところに岩屋古墳という日本最大の方墳があります。
一辺78m、高さ13mの古墳時代終末期の最大の方墳ということです。
印波国造一族の墓と伝えられています。
見るからに登り跡があるのに登ってはダメとあるので我慢。
周囲をめぐって大きさを体感します。
出土品はすでに盗掘されてしまってないため埋葬者や副葬品については詳細は不明です。
公共交通の便がとても悪いですが、園内には桜の木も多く春に来たら楽しいだろうなあと思いました。
体験で工作もできるし、古墳もあるし、自由研究にいいのではないかなあとも。
大人だけでなく子供も楽しいと思いました。